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カヴェコスペシャルに置換銀メッキを施してみた。

カヴェコスペシャルに置換銀メッキを施してみた。
本記事ではカヴェコスペシャル シルバーコーティングをご紹介します。後半では制作手順を記載しております。
2026/01/24 Written by Miyo

明けましておめでとうございます。2026年note初投稿です。
今回はかなり手の込んだ内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

以前、銅軸カヴェコスペシャルを製作した際、予想以上に良好な仕上がりを得ました。この経験から今回、置換銀メッキに挑戦してみました。

かなり文章が長くなってしまいましたので、大きく2つの構成に分けました。
前半では置換銀メッキの仕上がりや筆記特性への影響について紹介し、後半ではメッキ施工方法について解説いたします。
後半の施工方法は少し難しい内容なので、興味のある人だけご覧下さい。

⇧銅軸化についてはこちらの記事をご覧下さい。


銀色を出す方法はいくつかありますが、塗装はあまりリアルじゃないし、以前からメッキ加工に興味があったので、今回はメッキを施工することにしました。

ただ銀色にメッキ加工するといっても、銀色にも銀(Ag)、ニッケル(Ni)、錫(Sn)と多くの種類が存在します。

硬く耐摩耗性に優れたニッケルか、傷付きやすいものの銀で美観を最優先するか、選択に苦慮しました。

取り敢えず、銀で挑戦することにしました。
Niの上にAgを積層することが望ましいのですが、Niaqが手に入らなかったため断念しました…
Snはそもそも耐摩耗性に乏しく、美観も劣るため不適当です。

変色に関して、銀は硝酸による不動態処理が不可能であるため(後ほど解説いたします)今回はトップコートを使用し、空気との接触を遮断することで変色を防止する手法を採用しました。


制作手順は最後にご紹介します。


カヴェコスペシャル
シルバーコーティング

銅軸はカヴェコスペシャルカッパーと勝手に名付けましたが、今回はシャイニーシルバーが限定色としてあるので、カヴェコスペシャル シルバーコーティングと名付けました。メッキは和製英語ですので。

そしてこちらがカヴェコスペシャル シルバーコーティングです。

我ながらかなり良く出来たと思います。
とても綺麗です。
残念ながら、ブラスを中古で購入したので傷が目立ってしまっています。

サムネ

シャイニーシルバーとの比較

シャイニーシルバーと似ているかと言われたらそうではなくて、結構色味が違います。

シャイニーシルバーは白銀って感じで錫に近い色味です。
一方で、今回作ったシルバーコーティングはめちゃくちゃ鏡面で、シルバーアクセサリーと同じ質感です。

口金付近
ロゴめっちゃ綺麗。

筆記感

書き心地は、酸化被膜がないブラスそのままです。もちろんスペックもブラスと同じです。
置換メッキを施したからといって太さが変わるなどはありません。
また筆記中の指のフィードバックも同じで、本当に見た目だけ変わったという見方で大丈夫です。

個人的には鏡面仕上げより、酸化被膜を覆った渋くてかっこいいブラスの方が重厚感を感じて好みですね。

ブラス同士のの比較

置換銀メッキ施工手順

ここからは置換銀メッキの施工手順について紹介します。ここからはかなり難しい内容なので、ご覧したい方のみ進んで下さい。

以下では、高校化学で学習する内容を扱います。専門用語、実験操作、薬品の危険性についてご不明な方は、作業をお控え下さい。

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