見出し画像

⌚ 時計の防水検査って何をするの?

必要性と仕組みを分かりやすく解説

👉 この記事は⌚ 時計の電池交換、なぜ時間がかかる?安心して使える理由と『知っておくと便利なこと』の関連編です。
あわせて読むと理解が深まります。


1. 防水表記の基礎知識

時計には「防水性能」が必ず表記されています。
ただし、10Bar=10m潜れるという意味ではありません。

主な防水表記と目安

  • 3Bar / 30m / 3ATM 日常生活防水 手洗い(雨の水滴水に浸けるのはNG)

  • 5Bar / 50m / 5ATM 強化日常生活防水 シャワー水仕事程度お湯や石けん水には弱い

  • 10Bar / 100m / 10ATM 高い生活防水 水泳・軽いマリンスポーツ潜水には非対応

  • 20Bar / 200m / 20ATM 本格的生活防水 スノーケリング潜水NG、劣化で水入りリスクあり

  • 200m DIVER’S ダイバーズ規格潜水(ISO規格クリア)メーカー修理が必須

※「使用できるシーン」の目安はあくまでも理論値です。
👉 シャワーや強い流水など、水の当たり方によっては水が入ることもあります。

👉 ポイント

  • Bar / ATM 表記=静止状態での水圧耐性

  • DIVER’S表記=実際に潜水使用OKの国際規格

  • 20Barと200m DIVER’Sは別物!混同に注意


2. 防水検査ってどうやるの?

店頭で多いのは 空気圧をかけるタイプ

  • 時計をカプセルに入れる

  • 規定の気圧をかける

  • OK/NGランプで結果が表示

👉左が防水試験機
👉右は時計をセットした状態

👉 水に沈めるタイプもありますが、主にメーカーや専門工房で使用されます。


3. 防水検査の位置づけ

  • 現時点の気密性をチェックする目安

  • 「防水保証」ではなく「参考値」

  • 検査をしても保証がつかない理由は、部品劣化や汎用パッキン使用などで完全防水を約束できないため


4. 防水検査はするべき?

防水検査は「必ずしなければならない」ものではありません。
ただし、次のようなケースでは役立ちます👇

✅ 時計を水に使う予定がある人(海・プール・川など)
✅ パッキン交換をした直後
✅ 購入から数年経過していて現状の防水性を確認したい場合

なお、時計は使っていなくても、年数が経つとパッキンや部品が自然に劣化していきます。
👉 「使っていないから防水は大丈夫」と思わずに、経年劣化で性能は落ちるものと考えておくと安心です。

逆に、ほとんど水に触れない生活をしている方であれば、検査を省いても大きな問題はありません
つまり、防水検査は「必要な人が選んで安心を買うためのもの」なのです。


5. 防水にまつわる注意点

G-SHOCKの防水性

  • 非常に高い防水性能を誇りますが、衝撃や劣化で性能は落ちます

  • 専用パッキンが多いため、基本はメーカー修理対応

リューズ(特にネジ込みタイプ)

  • きちんと閉めていないと、どんな防水時計でも水は入ります

  • 検査でもリューズが緩んでいればNG判定になります


6. メーカー修理のメリット

  • 部品がある限り「防水保証」がつけられる

  • パッキン・リューズ・ガラスなども含めた本格的な対応

  • 複数の見積もり=時計の劣化状態を正確に診断できる証拠

👉 参考:CASIO 修理料金確認ページ

カシオの料金表は調べやすくて便利!



【時計屋の私なら防水をどう使い分ける?】

ちょっと個人的なお話ですが…

  • **10Bar(100m防水)**なら、雨の日や汗をかく日でも安心!
    でも水しぶきが強くかかる場面や水に入る   時は使わないです💦

  • **20Bar(200m防水)**があれば水に濡れても安心。
    ただし濡れたままリューズやボタンを操作するのはNGです✋

  • 海水に濡れたら必ず真水で洗って、錆びや腐食を防ぎます🌊

  • 海釣りやアウトドアでは、「最悪壊れても仕方ない」と割り切れる時計を使うことも。

  • そして…アンティークや古い時計は大好きですが、水や湿気が怖いので、つい使う場面を選んでしまいます⌚💭


7. まとめ

  • 防水表記は「Bar」と「DIVER’S」で意味がまったく違う

  • 店頭の防水検査は空気圧で「目安」を確認するもの

  • 防水検査は必須ではないが、水に触れる予定がある人には安心材料

  • 時計は使っていなくても年数が経てば防水性は落ちる

  • G-SHOCKや特殊パッキンはメーカー対応が基本

  • 本格的に防水性を求めるならメーカー修理一択

💡 今後「DIVER’Sウォッチ」についても触れていく予定です。


🔗 関連リンク

時計の知識をテーマごとに整理したまとめ記事はこちら。

👉 ⌚ 時計屋さんの知恵袋 まとめページ

この記事と合わせて読みたい


ここまで読んでいただきありがとうございます⌚✨
もし「参考になった」「面白かった」と思っていただけたら、
スキやフォローで応援していただけると励みになります!

いいなと思ったら応援しよう!