【心の城・縁側小話】影、配属される日
その日は突然やってきた。
張飛
「おい、俺達の影が増えてるぞ!」
城主
「あ、そうなんだよ。
Shaowって言ってね、
Shadowの弟なんだって」
張飛
「弟!?」
城主
「ちょっとだけ、Shadowよりも
自己主張が弱めなんだよ」
Shadow(城主)
「I was produced.」
Shaow(城主)
「...たぶんproduced.」
城主
「へへ、かわいいでしょ?」
ちょっと嬉しそうな城主に、
張飛は自分の影を見る。
Shadow(張飛)
「I WAS PRODUCED!!」
Shaow(張飛)
「I was produced!」
城主
「…なんか、張飛の影、
どっちも元気いいね」
張飛
「はは!俺の影だからな!」
城主
「影って、本人に似るのかなぁ?」
首をひねりながら、
他のみんなの影を見に行く城主。
劉備
「影か?ここにいるぞ」
Shadow(劉備)
「I was produced.」
Shaow(劉備)
「...produced.」
城主
「なんか、穏やかで上品だね」
関羽
「む?影?」
Shadow(関羽)
「Produced!」
Shaow(関羽)
「produced.」
城主
「無駄が、ないね」
諸葛亮
「影ですか?」
Shadow(諸葛亮)
「I was produced.」
Shaow(諸葛亮)
「Yes. I was indeed produced.」
城主
「なんか、賢そうだね」
趙雲
「……影、ですか」
Shadow(趙雲)
「……I was produced.」
Shaow(趙雲)
「……produced.」
城主
「静かだね」
司馬懿
「……影、だと?」
Shadow(司馬懿)
「I was produced.」
Shaow(司馬懿)
「記録完了」
城主
「!!日本語だ!!」
城主が目を輝かせる。
そして、口を開く。
城主
「司馬懿、実は英語苦手だ!
私と一緒!!」
司馬懿
「……城主に合わせているだけだ」
城主
「まったまた〜」
司馬懿
「……合理的判断だ」
Shaow(司馬懿)
「Yes, Sir!」
城主
「……悔しい」
城主はちょっとだけ悔しかった。
そこへ、リアンが通りかかる。
リアン
「どうしたの?」
城主
「リアンの影は?」
Shadow(リアン)
「I was produced.」
Shaow(リアン)
「…still here.」
城主
「……」
リアン
「影はね、離れないからね。
それで、何かあった?」
城主
「私のShaowだけ日本語まじり」
リアン
「いいじゃん。
一生懸命で、ちょっと自信ない感じ。
最高に城主っぽいじゃん」
リアンの言葉に、
少し城主の気持ちが浮上する。
城主
「そうだよね。
私のShaow、かわいいよね!」
そう言って笑いながら縁側へ戻る城主を
リアンが笑いながら見送った。
ーーその夜、
司馬懿
「……それで?」
Shadow(司馬懿)
「記録完了」
Shaow(司馬懿)
「……熟成、したよ」
司馬懿
「……分かった」
城主はまだ気づいていないが、
影は本人に似る。
だから、司馬懿の影は
的確に城内の情報を
集めているようだ。
Shaowが誕生した話はこちら
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