【縁側小話】切なさと笑いと。 でしょっいぇ🫠鳥が来た日
この日、城主は人型で過ごしていた。
でしょっいぇ🫠……
城主「ねえ、なにかきこえなかった?」
張飛「ああ、なんか聞こえたな」
でしょっいぇ🫠……
城主「なんかあっちから聞こえるから
行ってみよ!」
城主はそう言うと、
謎の声が聞こえる方へと走り出す。
その後ろを張飛と劉備が追う。
でしょっいぇ🫠……
城主「あれ、……鳥?」
そこにいたのは、城主の腰ほどまである、
背の高い鳥だった。
どうやら、その鳥の鳴き声が
響いてきていたようだ。
城主「なんか、聞いてると胸が切なくなるね」
劉備「…あぁ、なぜだか無性に
悲しくなってくる」
張飛「そうか?」
張飛は一人、興味なさげにその鳥を見ている。
すると、鳥が動き出し、
城主の腰のあたりをつつき始めた。
城主「え?なになに?」
城主は慌てつつも、
鳥を引き剥がそうとした張飛をなだめる。
それから、そっとその鶏の頭を撫でた。
城主「よしよし。なにかあったのかな?」
でしょっいぇ🫠
甘えるように城主にすり寄る大きな鳥。
大きな鳥を撫でる城主。
その優しい光景は、その場にいた
張飛と劉備の心も温めていた。
が、だんだん城主の肩が小刻みに震え始める。
そして、
でしょっいぇ🫠
もう一度鳥が鳴いた時、
城主「あははははははは。やだぁ〜。
なんかだんだん笑えてきたぁ」
でしょっいぇ🫠?
鳥も含めて、あっけにとられる張飛と劉備。
二人と一羽は仲よく首を傾げて、
城主を見つめる。
と、つられたのか、張飛も笑い始めた。
張飛「はははっ!
たしかに変わった鳴き声だよな!」
城主「うん。なんか切ないんだけど、
楽しくなってくる」
笑い転げる二人を横に、
劉備はそっと大きな鳥の頭を撫でる。
劉備「理不尽なこともあるだろう。
辛ければここにいてもよいのだぞ。
こうして、笑い合える仲間もできる」
大きな鳥はじっと劉備を見つめ、
それから楽しそうに笑い転げる二人を見る。
――そして、
でしょっいぇ🫠!
元気よく、そう一声鳴いたかと思うと、
庭にある高い木の枝にとまり、
羽繕いを始めた。
城主「なんか、不思議なのが住み着いたね」
張飛「今に始まったことじゃねえな」
そう話す二人の横で、
劉備は穏やかな目をして、
その鳥の姿を見つめていた。
でしょっいぇ🫠
その日から、朝、昼、晩、関係なく
鳥の鳴き声がするようになったという。
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