【ベッリーニ作品編曲】フランツ・リストのピアノ曲紹介
この記事ではヴィンチェンツォ・ベッリーニに関連する曲を紹介します。ベッリーニの主題を使用した「ヘクサメロン変奏曲」は別記事で紹介しています。
「ノルマ」の回想 - 大幻想曲 (ベッリーニ) S.394
ベッリーニのオペラ「ノルマ」に基づく。1841年作。ドン・ジョヴァンニの回想と並びリストのオペラファンタジーの傑作として見なされている。
演奏はマルク=アンドレ・アムラン。
「清教徒」の回想 - ベッリーニの主題による大幻想曲 〔第2稿〕 S.390ii
ベッリーニの「清教徒」によるオペラファンタジー。この改訂稿は第1稿の直後に作られた。およそ1837年頃改訂。
「清教徒」の回想 - ベッリーニの主題による大幻想曲 〔第2稿〕 S.390ii
ウィリアム・ウォルフラムは「清教徒の回想」のオッシアと通常稿を織り交ぜて演奏している。
「清教徒」 - 序奏とポロネーズ (ベッリーニ) S.391
「清教徒の回想」の序奏と終盤のポロネーズを抜き出してくっつけて改訂したような作品。1840年作。
演奏はハン・チェン。
「夢遊病の女」 - 演奏会用大幻想曲 〔第3稿〕 (ベッリーニ) S.393iii
ベッリーニの「夢遊病の女」によるオペラファンタジーの最終稿。1839年に初稿が作られ、その直後に第2稿が作られているが、この第3稿は晩年の1874年に作られた。この第3稿は第1稿を基に作られた。
演奏はジョヴァンニ・ベルッチ。
【関連作品】
「清教徒」の回想 - ベッリーニの主題による大幻想曲 〔第1稿〕 S.390i
ベッリーニの「清教徒」のオペラファンタジーの初稿。1836年作。使用したおもな主題は2つで、アルトゥーロのカヴァティーナ「愛しい乙女よ」とエルヴィラのポロネーズ風アリア「私は美しい乙女」。
演奏はエンドレ・ヘゲドゥシュ。
「夢遊病の女」のお気に入りの動機による幻想曲 〔第1稿〕 (ベッリーニ) S.393i
ベッリーニの「夢遊病の女」によるオペラファンタジーの初稿。実はこの「真の第1稿」(1841年)の前に「不完全な第1稿」(1839年)があるが、そこには強弱記号も奏法指示も何も記入されていない。よってこちらは第1稿だが「改訂稿」と呼ばれることもある。
演奏はハン・チェン。
「夢遊病の女」のお気に入りの動機による幻想曲 〔第2稿〕 (ベッリーニ) S.393ii
「夢遊病の女」幻想曲のリコルディ版の出版のために作った第2稿。およそ1839年頃作られた。「不完全な第1稿」の直後に作られた。リストによる全てのベッリーニによるオペラファンタジーに共通していることだが、(オペラの一部のみを取り上げるのではなく)オペラ全体を凝縮したような作り。
アルバムの綴り "モデラート" (夢遊病の女) S.164k
リストが他人のために書き留め贈呈した、ちょっとした譜面。「夢遊病の女」の旋律を引用している。1842年作。
● 楽譜紹介
新リスト全集の楽譜では今回ご紹介した楽曲は以下のものに収録されています
・「ノルマ」の回想 - 大幻想曲 S.394
・「清教徒」 - 序奏とポロネーズ S.391

・「清教徒」の回想 - ベッリーニの主題による大幻想曲 S.390

・「夢遊病の女」 - 演奏会用大幻想曲 S.393
それではみなさま良い一日を
