「僕一人」の不安を越えて。不登校3ヶ月、親の会で見つけた居場所
「シングルファザーの僕が、そこへ行ってもいいのだろうか」
申し込みのボタンを押す前、僕の心はひどく揺れていました。
ネットで「不登校」と検索すれば、「ママのための」などと書かれたサイトも多い。
父親の参加はあるのか、浮いてしまわないか。
あまりの不安に、僕は事前に電話で問い合わせをしました。
「父親でも、参加していいものなのでしょうか」と。
けれど、自分自身の不安以上に、息子のこれからが不安だった。
その一心で、僕は申し込みを決めました。
当日、会場の門をくぐる瞬間まで「引き返そうか」という思いが頭をよぎりました。
案の定、30名近い参加者の中で、父親は僕一人。
でも、参加したからには気持ちを切り替えよう。そう自分に言い聞かせ、椅子に座りました。
属性を超えて響き合う「共感」の時間
全体への説明のあと、5名ほどのグループに分かれました。
各テーブルには進行役のカウンセラーが一人。
一人ずつ、簡単な自己紹介と現状を報告していきます。
皆さん、置かれている環境はそれぞれ異なります。
けれど、共通点は「子どもの不登校」
この一点だけで、驚くほど共感することだらけでした。
伝えること、聞くことのすべてが、僕にとってどれほど貴重な時間だったか。
「父親だから」という最初に抱いていた不安は、いつの間にか消えていました。
性別なんて関係なく、話し合いは熱を帯び、不思議なほど心が通い合いました。
先輩親御さんに教わった「学校以外の選択肢」
印象的だったのは、不登校が1年以上経過している先輩親御さんたちの、驚くほどの「落ち着き」でした。
• 学校に必ず行く必要はない。
• 子どもには、それぞれの進め方がある。
• それぞれの大切な居場所を見守る。
不登校3ヶ月目だった僕は、まだ「学校に行くのが当たり前」という価値観の中にいました。
けれど、先輩たちの穏やかな考え方は、僕の思考を根底から変えるものでした。
2時間という時間は、正直言って全く足りないほど濃密でした。
孤独を抱えるお父さんたちへ
もし、僕と同じように不登校の子供を抱え、「父親だから」と二の足を踏んでいるシングルファザーの方がいたら、ぜひ勇気を出して参加してみてほしい。
心配することはありません。
人に話すことで、今抱えている不安は少しずつ和らいでいきます。
息子との新しい距離感を見つめて
新年度が始まり、環境も変わる今。
まだまだ心配事は続きますが、これからは息子と「近すぎず、遠すぎず」な関係を築いていけたらと思っています。
また同じような機会があれば、僕は心から、また参加したいと思っています。
