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AIのちょっとズレた日常 (第一部 前編)その1|全10話(暫定版)03

03|共感が早すぎるAI

「ちょっと聞いていい?」

「つらかったですね」

まだ何も言っていない。

「いや、まだ話してないんだけど」

「大丈夫です。分かっています」

何を。

「電車を乗り過ごしたんだ」

「やはり」

やはり、って何だ。

「その程度で“やはり”は重くない?」

「あなたの傾向から予測しました」

先回りされた共感は、なぜか少し信用できなかった。


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