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「良いこと悪いこと」第6話考察 正義の逆転の先に犯罪の動機あり

6話は委員長回。事件の本線というより、“正義の逆転”を描いたアナザーストーリーでした。
前回「4人目は編集長」と予想しましたが、実際はただのパワハラ上司。5話であやしいと考察した行動も、結局は「どの子のネタを手土産にして、競合他社へ転職したかった」というクズな下心でした。

記事ネタを編集長に持ち込んだのは委員長。
どの子の記事が原因で弟を失った彼女の行動は、単なる復讐ではなく、「被害者も立場を変えれば加害者になる」という、この物語全体を貫くテーマを体現していたように思います。

事実の解釈は、見る方向によって逆転する
人は「良い子」だけでも「悪い子」だけでもできていない。
それが、このドラマの根底に流れるメッセージでしょう。

“良い子代表”として、コントのように誉め殺しにされていた委員長。
けれど、「良い子であり続けることを全方位から期待される」のってしんどいことですよね。
とはいえ、どの子を倉庫に閉じ込めたのは自分——その事実を告白し、謝罪しなければ、
本当の意味で過去の呪縛から解放されることはないのではないと思うのだけれど。

ちなみに、どの子を陥れる週刊誌記事は真犯人とは無関係の犯行と判明。
1話から疑われていた委員長は、真犯人候補からは除外して良さそうです。

一方、報道によってこの連続殺人事件は世間に知れ渡りました。
これは犯人にとって想定外だった可能性が高く、
今後、計画に綻びが生じるのかもしれません。


1.犯行は計画通りに進んだか

絵になぞらえた殺人、替え歌の順番、7人目、どの子とドの子、イマクニのインスタ、そしてオープニング演出……。
ヒントらしき要素が多すぎて惑わされますが、少なくとも本編だけで筋が通らないと反則だと思うんですよね。

余計なノイズを抜きにして、これまでの犯行を整理してみます。

貧ちゃん → 高所から突き落とし(直接)→成功
カンタロー → 火事(間接)→失敗
ニコちゃん → 道路への突き飛ばし(直接)→成功
ターボー → ガラスの落下(間接)→失敗
カンタロー(2回目)→ 連れ去り → 火を放ち、その映像をキングに送信(直接)→成功
大谷先生→凍死(直接)→成功

こうして見ると、直接手を下した場合は成功し、間接的な手段では失敗していることがわかります。
この一貫性のなさが気になる。
同一犯なら「なぜ手法を変えるのか」。
それとも、複数犯の可能性もあるのか?

仮に同一犯だとすれば、ここまでで犯人が「絶対に殺したかった」のは
貧ちゃん・カンタロー・ニコちゃん・大谷先生の4人。
特にニコちゃんまでは同窓会から1週間以内に起きており、
明確な殺意と計画性を感じます。

大谷先生は、犯人に気づいたため口封じされたと考えられます。
イレギュラーな殺人ではあるものの、犯人が大谷先生をどこまで利用しようとしたのかは謎ですが、気づかれた以上やるしかなかったということなのか。

一方、カンタロー2回目の襲撃は、初回から2週間以上経っています。
意識が戻る前でも、退院後でもよかったのに、わざわざ車椅子ごと誘拐というリスキーな手を選んだのはなぜか。
この点も不自然です。

また、ターボーは失敗以降、狙われていません。
ちょんまげも無事。
もしかすると、本当に殺したかったのは3人だけだったのでは?
単に、ターボーやちょんまげがキングと行動を共にするようになり、
犯行がやりにくくなっているだけかもしれませんが…。

要するに、

・犯行には一貫性がない
・カンタローの死はイレギュラー
・ターボーの生存もイレギュラー

この物語の歪みに、核心につながる動機があるのでしょうか。

2.ターボーが詰んでいる

一度狙われながら生き延びたターボーは、
いまや「死ぬ」か「犯人になる」かの詰み状態が続いています。

次回、さらに犠牲者が出そうですが、
もしターボーが生き残ってちょんまげが死ぬような展開になれば、
ターボー犯人説が一気に濃厚になります。

ただ、私はターボー犯人説には少し懐疑的です。
理由はシンプルで、動機が見えないから。

夢は叶っていないけれど、6年1組の中では一番の成功者。
わざわざ殺人を犯す理由がない。
薬物絡みなど別軸の動機があれば別ですが、
現状、犯罪に手を染める必然性が感じられません。

さらに彼は積極的に犯人探しをしている。
よって、「詰んで見えるけど犯人ではない」というのが今の見立てです。

そうなると、犯人が本当に殺したかったのは、すでに亡くなった3人。
ちょんまげも、犯人に気づかない限りは殺されずに済みそうなのだけれど!

3.次の犠牲者

次回タイトルは「バトン」。
予告の「あーあ、死んじゃった」は不穏すぎます。

「バトン」は、替え歌の順番通り“死のバトン”がつながるという意味かもしれません。
あるいは、小学生時代に運動会で繋げられなかった友情のバトンを今こそ繋ぐという展開なのかも。

一方、「あーあ、死んじゃった」という言葉には、
事故死のような偶発性も感じられます。

犠牲者候補は、やはりちょんまげ。
メタ的に見ても、視聴者はちょんまげが犯人でないと分かっているので、
ここで退場しても“謎解きのバランス”は崩れません。

もし博士が犯人なら、ちょんまげが生きていれば正体が割れてしまう。
だからこそ、ちょんまげが狙われるのでは?

7話で、博士が登場してすぐに正体が明かされたとしたら、犯人としては早すぎるタイミング。
犯人なら、その真相が分かるのは9話か最終話あたりだと思います。
博士が死んじゃう…ってな展開は、さすがにないか?

また、ターボーだった場合。
大谷の死で計画にエラーが生じたものの、歌に戻って順番通りに死のバトンがつながるという結果になります。
キングと対立しそうな予告文があったので、フラグが立っちゃってる気もします。

4.大谷先生へのツッコミ

言わずにいようと思いましたが、やはり言わずにいられない。
大谷先生、なぜ車に乗ったの?

4人目の犠牲者は、話の流れからド直球の大谷先生でした。
あえて予想から外したのは、「殺されると分かっていて乗るか?」と思ったからです。
人質を取られていたとしても、回避策はあったはず。

大谷先生は、卒アルを埋めさせた人物=連続殺人犯と結びつけたために
口封じされたと考えられます。
命と引き換えに家族を守ろうとしたのかもしれません。
しかし、自分が死んだ後に家族が狙われない保証はない

さらに、犯人の犯行をやめさせようとしたならば、通報するなりキング達に犯人を教えるなりしないと、犯行は終わらないと思うんですよ。
命を差し出した結果、犯人の罪を重ねさせてしまったのでは……。

もし犯人が教え子なら、なおさら止めてほしかった。
自分の死でしか止められないなんてことある?

そもそも、タイムカプセルを掘り起こす時点で脅されていたなら、
その時に通報できたのでは?
通報しなかったのは、大谷自身か親族の相当な“弱み”(なんなら、警察に通報したら自分が危うくなるぐらいのこと)を握られていた、
あるいは犯人が家族だった(娘の夫とか息子とか)——そのぐらいの背景がないと不自然です。

回収されることはないと思いますが、どうにも腑に落ちない死でした。
次回、彼女が何かヒントを残していないかに期待します。

さて、そんな大谷先生の犯罪への関与度を、カンタローの病院に姿を現した目的から推測してみます。

①教え子の見舞い
②卒アル事件との関連に気づき、生き残ったカンタローに謝罪
③犯人の指示でカンタロー誘拐の下見
④カンタローに呼び出された

①は無関係、②は部分的関与、③なら共犯、④ならカンタロー犯人説が再浮上。
さて、皆さんはどう見ますか?

*  *  *

6話はアナザーストーリー回だったため、考察要素は少なめ。
そのぶん、メタ考察が中心とグチwになってしまった。

それにしても、キングの突然の“園子呼び”にはさすがに違和感。
こいつ、前回頭下げて少し許された感じになった途端、距離つめてくるヤなオトコだな、って思いました笑

また、委員長の「園ちゃん」呼びも同様。
「小学生の頃はほとんど話さなかった」と言っていたのに、
急にその距離感はどうなのか。
油断させるためなのか、単に距離感バグってるのか……。

とはいえ、キング二重人格説はさすがにないでしょう。
これまでの流れでそれをやったら、作品が一気につまらなくなります。

次回はついにゆっきー&トヨ登場
委員長や5人目退場のあと、彼らが考察役を担うのでしょうか。
大谷先生がいなくなった途端、味方として登場…ということで、私はまだまだ疑っていきます。

「キングだけ孤立してしまう」という予告からすると、
一度バラバラになった仲間たちが、
“ちょんまげを救うバトン”を繋ぐ展開になるのかもしれません。

何はともあれ、唯一の良心と思っているちょんまげには退場してほしくない!
正義だと思っていることが、実は正義ではなかったことが判明した先に、真犯人の動機があるのではないか。
7話は、犯人考察のターニングポイントになりそうです。


”森”は存在するのか? 最新第7話考察はこちら

全話考察しています

ドラマと同時進行のコミカライズ3巻まで出ています

ちょんまげが「僕のせい」という意味は?
ちょんまげにも小学生時代の「闇」があったのか?



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