四国→東京の3泊4日の旅 2日目後半:8年越しの約束を果たす
ロープウェイに乗り、松山城へ。
実は1週間弱、愛媛で仕事をしたことがある。
しかし1日も休みがなく、仕事帰りに高島屋にあるくるりんという観覧車に乗って観光気分を味わった。
くるりんからライトアップされた松山城を見つけ、その高さに驚いたつもりだった。まさか、ロープウェイで登った後にさらに少し歩かないといけないとは。


注意書きがあった。誰か登る人がいるの!?

「お城ってさ、簡単に攻め入られない工夫がなされてるんだよね?」
お城ならではの会話だ。
『この入り口ね、敢えて天井を低く作ってるんだって。これは馬に乗りながら武器を振りかざすと武器が当たるようになっていて、だからスピードが落ちるけん。』
「でもさ、ロープウェイにちょっと登らないとお城につかない時点で、十分殿と姫を守ってるよね?当時はロープウェイないし。馬も疲れちゃうって。」
『攻め入るぞ〜!って言ったくせに、今日はこの辺で許したろ…。ってなるけんね!』
歴女じゃなくてもこんな会話は楽しい。
ロープウェイを降り、路面電車にまた乗って、道後温泉に向かった。

友人いわく、坊ちゃんでは愛媛の悪口も結構言われてるのに、愛媛の人は坊っちゃんを全面に推す観光戦略なのよね。とのこと。
「関西研修に来てた時に、お風呂屋さんに行こうって私が言ったの覚えてる?」
と聞くと、友人は覚えていた。
『これで8年越しのリベンジ!』
「それが歴史ある道後温泉なんて!」
彼女と友人でよかった。


どういう意味?と思っていたけど、本当に床が光ってた。
プロジェクターで案内している模様。
体を軽く洗い、湯船へ。
『極楽だねぇ〜。』
「あの彫刻は神様なの?」
『知らな〜い!』
夏目漱石はもちろんのこと、皇族や伊藤博文・与謝野晶子・聖徳太子まで入ったことがある温泉らしい。彼ら・彼女らはどんな会話をしたのだろう。
スマホやパソコンなどを持ち込まず、丸腰でお風呂に入れば、極楽ぅ〜としか言えないのじゃないかな。
バタバタと足を動かす友人に、私はピッと指をさすと『ほんまや』と答え、ばた足を止めた。
坊っちゃん、泳ぐべからず。
私たち坊っちゃんなの?
夏目漱石に出てくるタイトルなのもまた、おもしろい。
化粧を落とさず温泉に入って大丈夫かな?と思った。しかし温泉から出ると血色は良くなってるし、湯船につかった部分は肌ツヤが良くなった気がした。
鯛めし・ロープウェイ・路面電車・松山城・道後温泉と行きたいポイントを全て押さえた私は、お土産探しを始めた。

ダークみきゃんは腐ったみかんでグレちゃったとか。
ネコじゃなく犬なんだって。
みかん+キャン(鳴き声)から来ている。
家族に今治タオル、職場にはみかんのお菓子と入浴剤を購入し、カフェで友人と語った。
職場の制度での長期休暇で、一緒に働いていた人に会いに行くのって、いい休暇の使い方だな。
でも、次はもっと気軽に友人に会いたいなと思った。松山空港行きのバス停まで送ってもらった時にそう感じた。
松山空港から羽田空港へ。
まだ家路につかない私の旅は折り返し地点に来た。
