「爪は噛まない。でも鼻はほじる。」2歳児に教えられた親の言い方
うちには2歳の娘がいる。
まだまだ赤ちゃんに近いようで、最近は言葉が増えてきたおかげか、友達のようなやり取りもできるようになってきた。
話が通じる分、どこか娘に期待してしまっている自分もいる。
「上手だねえ」と褒めれば次もまたやってくれるし、「これはいけないよ」と言えばやめてもらえる。
母はそんなことを錯覚する。
2歳児に「やってほしくないこと」なんて山ほどあるけれど、
▶︎ 爪を噛む
▶︎ 鼻をほじる
個人的には、この2つは人前でやってほしくない行動の代表。
衛生的にどうかと思うし、なにより親として恥ずかしい。笑
この2つ、私の対応の違いによって、娘の行動にも差があって。
結果、
爪は噛まないけど、鼻はほじる。
そんな2歳児ができあがりました。
では、どんな対応の違いがあったのか?
今回はそれについて話していく。
対応の違いの背景には、母のこんな気持ちが影響していた。
▶ 爪を噛む :「気持ちはわかる」
▶ 鼻をほじる:「は?きったな!」
というのも、私自身が子どもの頃、どうしても爪を噛んでしまう癖があった。だから「爪を噛んでしまう気持ちはわからんでもない」という、同族意識がなんとなくあった。
そこで「なんで爪噛むの!?」と頭ごなしに叱るのも違うな、と思い、ちょっとポップに指摘するようにした。
「爪噛むのは、ぶっぶーだよね!」
変顔もして、娘を笑わせながら。
「爪の中のバイキンが、体に入っちゃうよ」と、しっかりと理由も添えて。
すぐには治らなくても、そのうちやらなくなればいいな〜という軽いスタンスでいた。
すると娘は、少しずつ変わっていった。
爪切りのたびに両手を見せて「爪、噛んでないよー!」と誇らしげに報告してくるようになった。
「お!いいじゃん。噛まなかったんだね。」
なんともスムーズに、爪は噛まなくなった。
一方で、鼻をほじる行動。
私は理解ができなくて、そして今すぐにでもやめてほしくて、頭ごなしにダメを押し付けていた。
女の子だからなおさら、みたいな気持ちもどこかであった。
ただひたすら「みっともないからやめて!」と、わりと強めに言っていた。どうしてダメなのかという明確な理由も、添えられないまま。
すると娘はどうなったでしょう。
私に隠れて鼻をほじるようになったではありませんか。笑
なんとなく「ダメなこと」という位置付けにはなっているようだけれど、理由も教えてもらえていない。なんなら、周りのお友だちもやっている。
「ダメと言われたことほどやりたくなる」みたいな心理も働いているのだろうか。完全にコソコソしている。
とにかく、全然やめられそうにない。
まとめ
同じ「やめてほしい行動」でも、私の対応の違いで正反対の結果が生まれた今回の一件。
これは、言い方ひとつで行動が変わることを体現させられた、私にとっての大きな学びとなった。
爪を噛むときは、
「まあ気持ちはわかるけどね」という余裕があったから、娘にも「やらない方がいいこと」が伝わっていた。
鼻をほじるときは、
「今すぐやめてくれ」という焦りがあったから、娘は「怒られること」という認識になっていた。
子どもはきっと、親が思っている以上に「言葉の温度感」を感じ取っている。
私たちが無意識のうちに言葉に乗せてしまっている感情が、子どもにとっては一番わかりやすいメッセージなのかもしれない。
声のトーンや話すスピード、そのときの表情までが、まるっと「言葉の温度感」として子どもには伝わっている。
子育てって、正しい言葉を選ぶことよりも、どんな気持ちでその言葉を届けるかの方が大事なのかもしれない。
こちらの言い方次第で、子どもの受け取り方は大きく変わる。その積み重ねが、きっと未来の行動をつくっていく。
そう思うと、子育てってなかなか奥が深い。
そんなことを、今日も鼻をほじる娘を見ながら考えている。
親の修行は、まだまだ続きそうだ。
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元医療職の専業主婦として、介護・子育て・人生のややこしいことなどを書いています。
ちょっと真面目な話から、ちょっとふざけた話までありますので、気になるテーマがあれば、ほかの記事ものぞいてみてください。
