『おみやげみっつ、たこみっつ』2歳の娘と唱える、秘密のおまじない
『おみやげみっつ、たこみっつ』
この言葉を最近、2歳の娘との”秘密のおまじない”として唱えるようになりました。
寂しいときや、不安なとき。
私たちが深呼吸して…10数えて…と自分を落ち着かせるように、それを子どもに伝わりやすくしたのが、このおまじないです。
きっかけは、細田守監督の映画『おおかみこどもの雨と雪』。
おおかみこどもの「雪」が、友だちの前でオオカミの姿になってしまわないように、心を落ち着かせるために使うおまじないです。
人差し指で自分の胸をトントンとたたきながら、静かに呟く。
『おみやげみっつ、たこみっつ』
それでもオオカミになってしまった雪が、「おまじない、効かなかった…」と涙を浮かべるシーンが、どうにも可愛くて、子どもらしくて。
ママとの約束を守ろうと、一生懸命におまじないを唱えていたことを思うと、さらに愛おしくて。
この言葉、もともとの由来があるそうです。
約束をする時の歌「指切りげんまん」に続く言葉として、「おみやげ みっつ、たこみっつ」と歌う地方があるらしい。
実は「おみやげ三つ」という童謡もあるそうで、フレーズ自体はそれが元ネタなのかもしれません。
ともあれ、とにかく語感がいい。リズムもいい。
そして何より、「親子だけの秘密のおまじない」という特別感もまた、子ども心も大人心もくすぐられて、とても好きです。
私は娘に、こんなふうに教えています。
「おかあさんに会いたいな、とか。
とうちゃんに会いたいな、とか。
ちょっと心配だな、怖いなって思ったときにやるんだよ。」
まだ2歳の娘は、もちろん意味を全部わかっているわけではありません。
それでも、胸をトントンしながら、得意げに唱えます。
「たこみっちゅー!」
願わくば、いつか娘が大人になったとき。
つらいことがあった日や、心細くなった日。
そんなときに、またこの言葉を思い出してほしい。
『おみやげみっつ、たこみっつ』
そして、いつでもお母さんとお父さんはあなたの味方であること。離れていてもひとりじゃないこと。そんなことまで、一緒に思い出してくれたら。
離れていても、心はつながっている。
今はまだ「たこみっちゅー!」だけれど、いつまでも娘の心を支え続ける、親子だけの小さなお守りになりますように。
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元医療職の専業主婦として、介護・子育て・人生のややこしいことなどを書いています。
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