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【最終報告書】360度メディア活用/七島藺(しちとうい)

本記事は、新しい働き方LABの「研究員制度」の「指定企画」の最終報告書です。個人がおこなう「新しい働き方実験」の概要・検証方法などをまとめています。

新しい働き方LAB byLancers

◆実験の目的と背景

初参加の3期では自主企画のみだったため、4期は以前より興味のあることに積極的に挑戦し、自分らしい働き方の探求を目標としました。動画の撮影と編集に挑戦すべく360度メディア活用に応募。

指定企画でどのような活動やつながりが未知数でしたが、なにかしら得られるものや少しでもスキルが増えるといいなと。

4期で1番やりたかった指定企画に初合格!
動画初心者ですが意気込みだけは誰にも負けない気持ちで挑戦。

指定企画自体がはじめてだったので、メンバー同士の関わりや進め方などどうなるのかワクワクしていました。

時間があればInsta360のカメラを手にし自宅や近所に撮影へ出かけるのが楽しみでした。

個人とチームをスムーズに進められるようにバランスを取るのが難しかったです。

個人で動画撮影編集は、どのように動画を見せるのかが全くみえていませんでした。初期ころは九州の複数の「消えゆく伝統文化」を撮影する予定でしたが、途中から七島藺(しちとうい)に絞ることに。

企画の段階で構成をきちんと決めていないと自分で納得のいく作品に仕上がらないと痛感。


作成した動画は協賛企業Actual Inc.さんが運営されているWHERENESSという360度空間プラットフォームで公開しました。


◆検証したこと

  • 個人メインテーマ「消えゆく場所や体験を未来のために残す」

  • チームテーマ「絵本」

  • 余力があれば個人テーマ「商品・サービスのプロモーション」

中間報告では上記のことを検証。

  • 個人テーマ「商品・サービスのプロモーション」

までは今回着手できませんでした。上の2つは形にできました。

中間報告はこちら。

◆個人【七島藺(しちとうい)】

当初は、個人テーマ「消えゆく街並みや伝統文化を残す」から九州各地の消えゆく伝統文化を記録する予定でした。

七島藺の撮影を進めながらもいくつかアポするも、最終的には大分県の七島藺(しちとうい)に焦点を当て、その魅力を360度動画で発信することにしました。

企画趣旨にご賛同いただいた七島藺(しちとうい)農家民泊「草結い」さんさんへ、七島藺の畑と工芸体験の様子を撮影。


七島藺は一般的な畳のイ草とは異なる、カヤツリグサ科の植物。
琉球畳は、元は七島藺を使用した畳のことを指している。
イ草は丸い断面なのに対し、七島藺は三角の断面をしており強度は約5倍。
その強度から、1964年に行われた東京オリンピックの柔道会場でも使用された。また、かつては全国で栽培されていたが、生活様式の変化や機械化が難しいことから段々と減少。

参照:農林水産省


七島藺の断面写真 出典:草結い


いまでは大分県国東市(くにさきし)でしか栽培されておらず、七島藺農家はわずか5,6軒。

七島藺農家がなくなると七島藺の畳表や工芸品も消えてしまう深刻な状況…。

七島藺農家も高齢化が進み、若手とされるのは60代前後。

七島藺の刈り取りは機械では難しく手作業、かつ刈り取り時期も真夏の8月と過酷な一ヶ月となります。

跡継ぎや若手の参入が期待されます。

七島藺を知ってもらいその魅力を少しでも伝えられたらと思い制作しています。

七島藺の工芸体験の見本 出典:草結い

7月の猛暑の中、ひとりで撮影に伺いました。撮影機材のInsta360の熱暴走が起きると事前にワークショップで知らされていました。

七島藺の畑は言わずもがな屋外。猛暑と直射日光ということもあり、保冷剤をいくつも準備して撮影に望むもやはり熱暴走で苦戦。

カメラの冷却や撮影自体に戸惑ってしまい想定の倍も時間がかかってしまい、猛暑の屋外の撮影に課題が残る結果に。

最終発表よりも動画の数を減らしていますが、以下から七島藺の魅力を360度で体験できます!


以下が最終発表時のWHERENESSへアップロードした画像

WHERENESSのtop


七島藺の畑


七島藺農家民泊「草結い」


草結いの宿泊部屋の一部


基本の編み方の三つ編みのお手本

七島藺の畳表を織る

七島藺の選別


七島藺の畳表を織る様子


1本ずつ手作業で入れながら半自動機械で織っていく


畳表を織る様子


織った畳表を磨き、光沢をだしなめらかにしていく


畳表を干す様子


七島藺農家兼職人と民泊草結いのインタビュー

七島藺農家兼畳職人と民泊草結いのインタビュー

全てを360度で体験できるようにWHERENESSへ360度動画をアップロードしました。

最後に「七島藺農家」兼「畳職人」と民泊「草結い」のインタビュー動画も。

最終報告書では諸事情で再編集した七島藺の動画とインタビューをYoutubeに公開。クリックでYoutubeへ。

七島藺農家 兼 畳職人インタビュー

https://youtu.be/RppB8DNs3Fo


七島藺農家民泊「草結い」インタビュー

https://youtu.be/Ye1uGo54ZXw


360度ということもあり、映り込みや画角など…イメージした映像がなかなか撮れませんでした。

撮影は時期をずらして7月七島藺の畑、10月末に畳表を織っている様子とインタビューの2回おこないました。

撮影日も(10月末ですが)猛暑日でした、前回の熱暴走を踏まえ手短に撮影とインタビュー。

インタビューの撮影がはじめてのため、音声やカメラ画角の設定に戸惑い思うような動画が撮れなかったことが悔やまれます。

最後の撮影から発表会まであまり時間がなかったので、バタバタと編集することに。

こうして無事に発表会を経て最終報告を書けて一安心。

指定企画のテーマである収益化の構想には難しい題材でした。いろいろと反省を述べると切りがないので割愛。

ご協力いただいた、七島藺農家民泊「草結い」さんありがとうございました。
https://www.kusayui.com

草結い公式サイト

◆チーム【Divooks(絵本:創作の赤い靴)】

チームで360度の絵本も個人と並行して進めていました。

題材を創作「赤い靴」として制作を開始。

のちに絵本「赤い靴」から「Divooks」と名称変更。

作成した動画は以下からご覧ください。


WHERENESSのtop


あらすじ

海音が納屋で赤い靴を見つける

海沿いの田舎町。
主人公の海音(うみね)は、夏休みで大好きなおばあちゃんの家に遊びに来ていた。ある日、遊びに来るたびに探索していた納屋で、「赤い靴」を見つける。

おばあちゃんに赤い靴のことを尋ねたところ、心がきれいな人にしか現れない不思議な力を持つ「赤い靴」だということ。

興味をそそられた海音は、おばあちゃんに赤い靴を履く許可をもらう。

精霊「紅緒」の登場

海音が赤い靴を履くと不思議な光を放ちはじめる。すると光の中から精霊「紅緒」が現れる。

紅緒に誘われて大好きな海へ遊びに行く。紅緒は赤い靴を履いていると海の生き物、魚や鳥といった生き物と会話ができることに気づく。

紅緒によれば赤い靴の不思議な力だという。

ゴミだらけの海

何度も紅緒や海の仲間たちと遊んでいると、海の中がゴミだらけなことに気づく。

だんだんと海の中がゴミで溢れていき、海の仲間たちは苦しそうに消えていく。

海にゴミが溢れているのは人間たちが無責任に放置しつづけたせいだと紅緒から聞かされる。

海音は心が痛み、いままで楽しく遊んでいた海の仲間たちに戻ってきてほしいとゴミを拾い続ける。

海が綺麗になり海の仲間たちが戻ってくる

海が綺麗になると、少しずつ海の仲間たちが戻ってくる。

紅緒、人魚、海の仲間たちと楽しく遊んでいる

綺麗になった海で紅緒、人魚、海の仲間たちとこれからも共存していくことを誓う。


今回はじめて指定企画に参加したこともあり、個人のみの企画でいこうかと思っていましたがラッキーなことにチームでも活動できました。

あまりチームで動くことがないので貴重な経験をさせていただきました。
みんなで何かをつくる経験ができて本当に良かったです。

それぞれができることを考え動いていく。

素敵なみなさんとご一緒できたことに感謝しています。

あまりにも自分にできることが少なすぎて…ご負担をおかけしたのでは…と。この経験がどこかで活かせるでしょう。


◆個人【New Work手帳イメージ動画】

指定企画New Work手帳の360度イメージ動画を個人的に制作しました。

イメージ動画のコンセプトは「手帳と旅をする」です。

海を眺めながらNew Work手帳を開くと、いろいろな場所へ旅をしたくなる。

どこへ行こうか。

やっぱり温泉がいいな。


ゆけむり。

地面から勢いよく吹き出す温泉。

地球の壮大さ。

つぎはどこへ行こう。

行った場所の思い出と気持ちを手帳に綴ろう。


◆最終報告まとめ

はじめての指定企画で1番やりたかった企画に参加できて、人生に大きな影響をあたえるのではないかと思うくらい濃い経験ができました。

結果を客観的に評価

消えゆく伝統工芸に焦点を当てたため、指定企画の趣旨である収益化につなげることができないテーマでした。

地方創生や文化といったテーマ以外から離れればよかったと反省…。収益化できそうなテーマを見つけ出すことの難しさ、柔軟性が必要。

他のメンバーは実際に収益を得ている方もおり、もし半年前に戻れるのなら他のテーマにしていたのかも…とも思ったり。

それでも1番取り組みたいテーマにするのが実験を楽しくおこなえると思い、そちらを優先しました。

結果的には楽しく終えられました。

実験を通して得られたこと

  • 動画制作の楽しさと難しさ: 動画編集ソフトの使い方や、画角、音響など、学ぶべきことがたくさん。

  • チームワークの大切さ: 異なるスキルを持つメンバーと協力することで、より良い作品を目指せる。自分にできることを発揮する。

  • 企画力と実行力の重要性: 企画段階でしっかりと構成を考え、計画的に行動することが重要。

  • 自己成長: この実験を通して自分の強みと弱みを再認識し、今後の成長につながる経験。

今後の展望

今回の実験で、動画制作の楽しさを知れました。

1番やりたかった指定企画に参加できたこと自体が幸運でした。自主企画だけでは出会えないメンバーと一緒に楽しく半年間やり抜きました。

意気込みだけは強いものの、当初は動画の撮影・編集・企画からなんて難しそうだな、やってみたいことだけど正直、自分にできるのかなと不安もあり…。

今後は、個人で動画制作を続けていき新しいことにも挑戦したいです。

また、今回の経験を活かして収益化につながるような企画にも取り組んでいきたいです。

他の360度メンバーの企画や活動を見ていると、こんな視点があったんだ!アイデア力がある柔軟な方はすごいな!!と関心しきりでした。

与えられた枠に留まらない柔軟な考え方をしてもいいんだと、もしかしてコレはだめかな、すでにあるアイデアかも…と思わずに。

ダメ元でもなんでも思いついたことは誰かに伝える、具体的な目標を持って行動することで変わっていくと思わされました。

来年からはダメでも自信がなくても何番煎じだろうと思っても、言ってみるに徹してみます!

思うがままに突き進むと、気づいたら楽しいことばかりで叶えたいこともかなっているはず!


まとめのまとめ

あっという間の半年。もう今年も終わってしまう4期が終わってしまうと思うと寂しいです。半年間ありがとうございました。

ずっとやりたかった動画撮影と編集の経験ができて、本当に充実した半年間でした。ひとりでは挫折してしまいそうな動画制作をあたらぼのおかげで無事に完走できました。

今回指定企画に参加していなければ出会うことのなかった方々とご縁をいただき感謝!

みなさん素晴らしいお人柄かつマルチスキルをお持ちでした。誰かとお話するたびにすごいな!と感動していました。

4期はフリーランスのアイデアを結集すれば、素敵な作品をつくり上げられる、フリーランスのチームで動くことの楽しさや難しさを学びました。

あまりにも自分にできることが少なすぎて、全然貢献できていないのではないか。チームで動くことの難しさを感じつつも…プロジェクトが進んでいく楽しさを感じていました。

少しでもできることを増やしていけたらと思っています。

とはいえ、やればできるという気持ちと自信を持つことへの光が少しさしてきたように感じます!

これからも動画(360度やVRの知見を増やしたい)や新しいスキルを向上させるべく研究(制作・コンペなどへ応募)を続けていく予定です。※実際に動画コンペに応募。

どんなかたちになるかわかりませんが、5期も駆け抜ける気満々です。

改めて、新しい働き方LABで関わってくれたすべての方に感謝します。


自主企画の最終報告はこちら。


◆新しい働き方LAB

「研究員制度」について
今の自分の「働き方」からステップアップしたい。さらにスキルアップしたい。新しい働き方に挑戦してみたい。研究員制度はそんな働き方のパイオニアが集まり、一緒に前進していくコミュニティです。
自分で。仲間と。「新しい働き方の実験」を。
チャレンジした先に、新しい道がみえてくる。楽しみながら、面白いことに、挑戦してみませんか?
今よりももっと大胆な挑戦を、仲間と共に。
切磋琢磨したり、学び合ったり、チームを組んだり。つながりによって、さらに新しい実験が生まれるかも?
◆4期のメインテーマは「3年後の未来を考えよう」です。

新しい働き方LAB byLancers


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