OSの断片|感度という孤独
急に冷めた。
私は集団になると、
極端にできない側の人間になる。
冷める自分がおかしいのだろうか。
団体行動ができない子は怒られる。
そんな時代で育った。
だからできないと、
自分はダメだと思ってしまう。
きっと私は、
集団の中の空気に、
敏感すぎた。
誰かが無理をして笑っていること。
本当は興味がないのに、
話を合わせていること。
その場を壊さないためだけに、
交わされる言葉。
見なくてもいいものまで、
見えてしまう。
だから急に冷める。
そう、
冷める自分はおかしくない。
目の前の人に向き合うときは、
深いつながりを感じる。
それが私の感度だった。
たくさんの人と、
浅く繋がることより。
たった一人と、
深く繋がることを、
私は選んできた。
だからきっと、
馴れ合いの輪の中に、
入れなかったんじゃない。
最初から、
向いていなかった。
それは欠陥じゃない。
たぶん、
孤独と引き換えに、
手に入れた感度だった。
ずっと、私だけがおかしいと思っていた。
▶︎OSの断片|愛のなにかに見えていた
