健康な森から花粉症は生まれない
かゆい
かゆい
かゆーーーーい!
花粉バンバン飛んでます。かゆいです。
なんでこんなに花粉症の人が多いのか、日本の森林に理由はある。
森林についてもっと知るなら☝️
花粉はどこから飛んでくる
そもそもなんで花粉症になるのか、という疑問だが、これには色々な理由がある。排気ガスと花粉が合わさってアレルギー反応がでたり、食生活の乱れ、ストレスや寝不足などなど、花粉+〇〇という複合効果でもあるようだ。
それにしても花粉アレルギーとなる「スギ」や「ヒノキ」て、そもそもどんな植物なのか。
そんなところを見ていこうと思いまする。

春や秋に花粉症になる人が多いと思うが、主によく聞くこの「スギ」「ヒノキ」。これらは針葉樹と呼ばれる、冬にも葉を落とさない種の木々だ。針葉樹と呼ばれるように、葉っぱがツンツンしているのが特徴としている。
スギは成長が早いため、戦後人の手によってたくさんの植林が行われた。人の手によって作られた産業用の木々たち集まりを「人工林」と呼ぶ。つまり自然のような多様性に富んだ森ではなく、人口的に植えられた森林なのだ。
打って変わって「天然林」はシイやコナラという広葉樹が多い森で構成されている。トトロが拾ってくるどんぐりたちはこうした森からできている。

多様性に富み、様々な木々や植物、菌類などがいて健康的な森だ。天然のスギやマツといった針葉樹ももちろん存在する。
それと異なるのが、スギやヒノキだけの人間が作った「人工林」なのだ。
豊かな未来が来るはずだった
たくさんの植樹は、当時考えられていた経済復興のための政策だった。林業の木々は植えてから50年以上して、ようやく伐採して使うことができる。つまり、戦後80年である今が最適な時期に当たるのだ。
しかし経済は発展し、思うような未来とは程遠い。ウン十年後スギの木を切って、生活のために、経済のために使ってこうぜ!…とは、いかなかったのである。
まさか80年後にこんな国民的アレルギー症が増えるなんて、きっと先人たちも想像できなかったのだろう。
過剰に増えた生物(植物)たちは、人間の考えでは及ばない「アレルギー症状」を起こしたのであーる。
自然から思わぬしっぺ返しが返ってきたということか。

日本の森林面積は国土の3分の2と言われており、緑の美しい空気の澄んだイメージが浮かぶかもしれない。
だがしかーし!その森林面積の4割は、人工林と言われる植林されたスギやヒノキさんたちなのだ。
つまり「花粉症」の元を飛ばしている発生源だ。
増えすぎたスギたちを「じゃあ使えばいいじゃん」と思うと思う。その意見、わかります。
でもそんな単純じゃなくて、これは僕たち消費者の選択もあるのだ。
買う側の選択で生産者は選ばれる
本当に複雑なんだけど、日本は経済の成長と共に人口は都市に集中し、林業も衰退していく。これは知り合いの大工さんが言ってたんだけど、理由の1つとして「木材は輸入する方が安くなった」ということがあるそうだ。
うーん、グローバル化して価格競争になるとは、80年前からしたら想像が難しかったと思う。最近だとお米とかの価格も上がって上がって5000円台になってびっくりしたし。
今から5年後に高くなるものは?と聞かれても、すぐには思いつかない。そんなものだろう。
国産のスギです!ヒノキです!て言われると、ちょっとおおおおおってなるよね。ヒノキ風呂とか高級旅館にありそうな感じ。

これらは消費者がどう選択するか、ということも重要なのだ。低価格で使いやすいものを選ぶのか、高くても国産の生産物を選ぶのか。どちらの選択にも、良い悪いの答えはない。
しかし「自国のものを買う」ということは、その国の中で作った人に届くのである。
春になると過剰に増えすぎた針葉樹たちからの贈り物に、多くの現代人は悩まされている。でもこれらは、僕たちが過去からの恩恵を受けていることも忘れてはならない。
20代の頃は「なんで植えすぎたんだよー!」と思ってた。でも昔の人が頑張った分、日本は経済的に豊かになったの認めるべきだと思う。電車も動いてるし、停電なんて滅多になく、水もガブガブいつでも飲める。その有り難さにも感謝しなきゃいけないよな、と思うようになった。ふっふっふ、大人になったな、僕。
スギやヒノキといった針葉樹は、恐竜時代の頃から先祖が始まっている。広葉樹たちよりも、もっともっと古い頃から存在していた。そんな逞しい木々たちに戦いを挑むのも難しい。
人間のための森ではなく、自然から力を借り、そして共存していく森に畏敬の念をもって向き合っていきたい。
今回もnoteを読んでくれて、ありがとう☺︎
3月3日は🎎ひな祭り🎎ですが、#世界野生生物の日 でもあるそうです。地球上にはあと2頭しかいないサイがいます。知ってくだサイ🦏
※毎週木曜日に更新予定。
次回は、「アマプラで見られる、地球ドキュメンタリー」を書いていきます。本の紹介などは書いてますが、初の映画感想です!わっほい!
レオナルド・ディカプリオさんが解説している温暖化の話です。深いよ。
【参考文献】
白井裕子(2021)『森林で日本は蘇る 林業の瓦解を食い止めよ』新潮社

