【電車旅】1人で益子陶器市2025へ。購入したうつわ計7つ(3万円分)も紹介!
今日は以前より興味があった「益子陶器市」に行った。11月頭、文化の日で3連休となる週末の中日だ。

人気作家さんの作品を狙うには初日の朝イチが良いらしいが、平日に溜まった疲れもあり、土曜はたっぷり寝て日曜の朝に東京から電車で向かう。
前半で感想と購入品を、後半で試行錯誤したアクセスについて書く。
益子陶器市へ行く方の参考になりますように。
初めての益子陶器市
東京から往復7時間かけてたどり着いた栃木県益子。
以前よりこの陶器市に興味があり、元気なら足を伸ばしてみようかな…と考えていて、念願叶った形である。

▼益子陶器市とは?(公式ホームページより)
1966年(昭和41年)に始まり、毎年GWと11月に開催され、約60万人が訪れるイベントです。
約50店舗の販売店と600以上のテントが設置され、伝統的な益子焼きをはじめ、日常使いのカップや皿、美術品まで楽しめます。
新進の作家や著名アーティスト、窯元の職人たちと会話し、作品を選べます。
実はこのイベントに行くか、前日の晩まで悩んでいた。
2025年は初めて東京で益子陶器市が開かれたらしく「まさか恵比寿で…」と引きずっていたのと、直前に新宿高島屋で好きな作家さん(笠原良子さん。後述)の作品をゲットしてうつわ欲が満たされていたから。
とはいえこんな過ごしやすい気候で3日も休みがあると「何かやらなきゃ」と思うのが私の性分。
夫はうつわには特別興味はないらしく、1人栃木までやってきた。

益子で降りた私は、東京より3度冷たい風を吸って、「田舎らしい道を1人歩いているこの自由さ!来てよかった」と、長距離移動の苦労をすっかり忘れた。
駅伝の看板が立っていて、地元徳島の山を走った中学時代を思い出す。

待つのが面倒なので15分ほど歩く
メイン会場に差し掛かる前に運営テントがあってマップが配られていたが、早い段階で荷物を増やしたくなく、あとでも貰えるだろうとスキップしたのが失敗だった。
さすがは人気市。テント、歩く人、停滞する人、でかい白プードル、非常にカッコ良い犬、ベビーカー、渋滞する車、坂…。

マップがないために全体像が分からず、とりあえず歩き続ける羽目になって、覗いてみようと思っていた笠原さんのテント位置も見つけられない。
いいや、今日は5時半に起きたのでとりあえず腹ごしらえだ。辺りにいい匂いを充満させていた和牛バーガー(¥1,200)に決めた。
屋台飯と思えぬほど本格的でボリュームもあり、2人ならシェアできるのにと惜しく思うが、ここで女1人、隣のカップルに負けてはならぬ。気合いで食べる。

お肉もさすが美味しかった❤︎
お腹を満たしたら、リュックを抱え、会場を端から見ていく。



大規模な陶器市に来るのは人生で2回目か。想像の3倍は広くて1日で15,000歩もあるいた。

たまに柿が生えてるのも良い
益子陶器市ので戦利品(計7点、¥30,000くらい︎)
前提、今日の私の狙いはこれである。
スペシャルなお茶碗
でかい皿
最近学生の頃に京都陶器市で買った茶碗が欠けてしまったので、できれば茶碗はマストで欲しい。
一応、購入に当たってのポリシーも決めておいた。
・安いから買う、をやらない
・ちゃんと使うのか?を考える
・重いの苦手なので、爆買いはしない(現金は17,000円持ってきた)
で、実際に購入したのがお茶碗、蕎麦猪口×2、花器だ。でかい皿を買うには勇気が必要みたい。

大山文女さんのそば猪口×2、十草丸飯碗(計¥12,650)
「やまに大塚」の2階で展示されていた大山さんの作品。2階に上がる人が少ないようで 、悩みながらも快適にじっくり見れたのが良かった。

2つ購入した
蕎麦を食べる機会は1年に1回あるかないか。だけど、色も唐草柄も美しすぎる…!2点揃えて買ってしまおう。これでそうめんもいけますかね…?
そしてお茶碗。

私がお茶碗に求めるのが、
薄くて軽い、かつ耐久性がある
大きすぎない
内側と外側に、好みの柄もしくは濃い色が入る
というふうでなかなかお気に入りが見つからなかったのだけど、大山さんのお茶碗はひとめ見てかっこいいなあ!と惚れた。薄いので日常での耐久性はちょっと自信がないが、使ってみる。


選択肢がたくさんあって予算も限られるなか一気に3つは買いすぎと思わないでもないが、陶器市あるある、惹かれたタイミングで心を決めないと、もうその店には戻れない。
谷島潤さんのわび彫紋花入(¥2,500)
序盤に目に留まって、色と形、デザインが良いなと思った作品。我が家のリビングにはアートコーナーがあるのだけど、そこに置きたいなと。
一輪差しは口が小さいものが多いが、こちらは口が大きくて洗いやすそうなのも選んだ理由。

気に入ったら写真(作品、お値段、作家さんのお名前)をスマホに残しておくと意思決定しやすくて便利。
笠原良子さんのうつわ(計¥15,000くらい)
陶器市じゃなく展示で買ったものだけど、作品としては同じである。紹介させてください。

奥のスープうつわ、高島屋の店員さんが、「私はこれをすき焼きの卵ときに使ってね。取っ手があるから納豆混ぜるのもできます」と話してくれて、わたしは納豆を容器に移すほどの丁寧さは持ち合わせていないが、ああ、これですき焼きを食べたい!!とがっつり心を持っていかれたのだった。

陶器市でも笠原さんのテントを見つけるまで帰れない…きっと目立つ場所にあるんだろう…と歩いていたら、無事見つけて嬉しくなった。
ご本人と一瞬目が合った気がして(ドキリ)話してみたかったが、テントにたどり着けて目の前の作品に高揚しているのがバレた気がして少々恥ずかしかった?のと、今日買うわけでもないしな…と諦めた。
でもテントはぐるりと歩かせていただいた。花柄のうつわも素敵だった❤︎
そのほか気になった作家さんたち
成田真澄さん(シンプルながら色や形、薄さなどバランスがステキ!)

志村和晃さん(白いうつわに茶色のライン、かわいさとかっこよさが両立していた)

8,000円にチキった。いつか買おう
益子陶器市に行っての感想
往復7時間、滞在3時間の日帰り。ハードスケジュールだが、今回行けて良かった。
こんなに一気に作品を見て吟味できることってないし、何より間近で作家さんたちに会える!会話する職人さんたちを見て、窯元・陶器店を見て、本場に来させてもらった、そんな気持ちが強い。
東京に暮らしているとうつわのセレクトショップや展示も多く、十分触れる機会はあるが、本場の土地に足を運んだからこそ知れた作家さんがいたし、何より、初めての街を歩くのは楽しかった。
益子は街自体が魅力的で、なだらかな坂にうつわショップが多くある。陶器市の日でなく普通に旅行で来ても楽しいだろう。自分で作るのもやってみたい。
窯元の数って限られていそうなところ、今日はたくさんのテントを見た。皆さん、どんな流れで作り手になったんだろう。
割れ物かつ重いので搬入も設営も大変そうだが、どうやってこのような大規模イベントが叶えられているのだろう(それに、客側に入場チケット等はない)。
皆さん、何をどれくらい買ったんだろう(note読みに行こう)。

会場は飲食店も点在していて心休まって良かった。


東京から益子陶器市へのアクセスについて(電車とバス)
アクセスについても触れておこう。
東京駅から益子駅までは、車、電車、直通バスで行ける。
私はペーパードライバーなので車はナシ、直通バスが便利でコスパも抜群だが、渋滞可能性と、個人的にバスがあまり得意でない(時間が決まっている、目的地まで降りられない)。
間をとって往路を電車、復路をバスを予約した。
…と書いたが、訳あって、復路も電車に変更した(後述)。
【往路】東京から益子まで電車で(3時間、¥2,500+グリーン券¥1,000)
❶東京駅→小山駅(東海道線、90分)
❷小山駅→下館駅(水戸線、22分)
❸下館駅→益子駅(真岡鐵道、44分)
今回は一人旅で日帰りなので、譲れないポイントは、「安全であること」「間違えないこと」「できるだけ快適に移動すること」の3つだ。
復路のバスが15時発固定なので、せっかくなら一番早い便で向かおうと「6:40東京発・9:36益子着」で決めた。これならざっと5時間は楽しめる。
まず一番長く乗る❶東海道線で、グリーン車に課金する(+¥1,000)。

実はこの日、早朝に起きた人身事故でしばらく東海道線が運行を見合わせていて、「復旧直後だし、ホームもグリーン車も混んでいるのでは…」とヒヤヒヤした。
幸い、結局小山まで90分間、隣に誰も来なかったのでのんびり寝た。

Google検索上では小山に着いてから30分潰す必要があって駅近くのカフェでモーニングを決めてもいいかと調べていたが、❷水戸線でその1本早い電車に乗れたため、結果として真岡鐵道への乗り換えに余裕ができてGOOD!
また、水戸線では進行方向逆の1号車(真岡鐵道への乗り換えに一番近い)にトイレがあってありがたかった。
水戸線は乗車率2割くらい。空いていた。
❸真岡鐵道は2両編成で、44分乗るローカル路線なので、確実に座りたい。
▼座るためのコツ
❷の水戸線では、真岡鐵道への乗り換えに便利な1号車に乗る。トイレを済ませておく。
Suicaをチャージしておき、快適に出られるようにする。
現金780円を準備しておく(真岡鐵道は、現金でチケットを買う必要がある)。
下館駅に着いたら、ホームで並ぶ(22分あったが、44分揺られながら立つよりはマシ)。

結局、真岡鐵道は目の前に人が立つくらいの混雑度で、座れてよかったと安堵した。3時間の移動だが、ずっと座っているのでそれほど疲れはない。
【復路】直通バスで益子→東京(3時間、¥3,000)
前日の夜にバスチケットを取ったのだが、ありがたいことに3席空いていた。3,000円コスパ抜群だし復路は荷物も多いためバスが良いな…!と我ながら良いアイデアだと思ったが、結局現地で5時間も潰せなくて、帰るか、と電車に変更した。
現地滞在は3時間。2日必要、という人もいるが、欲しいものがはっきりしている私は3時間で足りた(バス便だと、5時間滞在予定だった)。
▼スケジュール
5時30分:起床
6時40分:東京駅発
9時36分:益子着
13時10分:益子発
16時30分くらい:東京駅着
復路は、バスキャンセル費の¥600+電車賃¥4,500。
「5時間予定のところ3時間で帰る、全部は回っていない、バス予約をキャンセルして電車で帰る、もちろんグリーン車には課金」と、一人旅ならではの動きである。笑

現地でも女性2人組をよく見かけて、理想をいうと私も「秋の女子旅」として友人と行けたらな、と思った。
でもたとえばうつわの好みが違うと歩くのが2倍大変になるし、気を許していないとこんな大幅な計画変更もやりづらいだろう。一人旅もわるくない。
さいごに
益子陶器市は秋の3連休にピッタリの1人小旅行となった。
無粋ながらお金を計算しておくと、合計でだいたい4万円使ったことになる。
往路¥3,500、復路¥4,100、うつわ¥30,000くらい(展示分も合わせて)、ハンバーガー1,200円、ドリンク700円。
陶器市のうつわは、手作りという点を抜いて単価だけ見ると安くはない。
でもご飯を美味しく見せてくれるし、機能面でも美味しく食べることに繋がる。使うたびに見た目も触り心地も、口当たりも気分が上がるから、“自分好みなうつわ”の価値は大きいと思う。
和食器の、一つひとつが異なるところ、味のある輪郭、柔らかさ、釉薬が好きだ。
今回の蕎麦猪口のように「このうつわを使いたいから、今日はあれを作ろう!」と変化をもたらしてくれるかもしれないし、好きなものを家に迎え入れることは、働くモチベーションにもなる。

次の益子陶器市は来年のゴールデンウィークだ。
新緑の益子も綺麗なんだろう。
今回迎え入れたうつわを使うべく、料理もがんばります!

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