「持ち家王国」で起きている変化― 富山でマンションが増えている理由 ―
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
今日は、持ち家に対する考え方が変わってきたのか、そのあたりの興味深いニュースがあったので取り上げます。
日本には、地域ごとに特徴的な暮らし方があります。
その中でも「持ち家率が高い県」としてよく知られているのが富山県です。
広い土地に一戸建て。
家族でゆったり暮らす。
そんなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
ところが今、その富山で
中心市街地のマンション建設が急増しているというニュースがありました。
「持ち家王国」と呼ばれる地域で、なぜマンションが増えているのでしょうか。
その背景には、
日本の高齢社会を象徴する大きな変化がありました。
シニア世代が「郊外の家」を離れ始めた
ニュースによると、富山市の中心部では近年マンション建設が相次いでいます。
その理由の一つが
シニア世代の「脱・郊外」
です。
これまで郊外の一戸建てで暮らしていた高齢者が、
・車の運転が難しくなってきた
・買い物や病院が遠い
・雪かきなどの管理が大変
といった理由から、
駅や商業施設が近い都市部へ移り住むケースが増えているといいます。
戸建て住宅は広くて快適ですが、
高齢になると「広さ」が負担になることもあります。
マンションは
・管理が楽
・バリアフリー
・生活施設が近い
というメリットがあり、
シニア世代の新しい住まいとして選ばれるようになっているのです。
日本社会の縮図が見える
このニュースは、単に「富山の住宅事情」の話ではありません。
むしろ
これからの日本社会の縮図
とも言える現象です。
日本では今、
人口減少
高齢化
地方都市の空洞化
が同時に進んでいます。
その中で
「郊外から中心へ」
という人の移動が起きているのです。
ニュースでは、今後人口減少が進む中で
地域によっては
都市部と郊外の二極化が進む可能性
も指摘されています。
つまり、
・人が集まる場所
・人が減る場所
がはっきり分かれていくかもしれないということです。
「住まい」は人生のステージで変わる
若い頃は、
「庭付きの一戸建てが夢」
という人も多いでしょう。
しかし人生は長く、
暮らし方も変わります。
例えば
子育て期
仕事中心の時期
老後の生活
それぞれで
必要な住まいの形は違うのです。
最近は
・終の住処としてマンションを選ぶ
・老後に都市部へ移住する
といった選択も珍しくなくなりました。
住まいは「一生固定」ではなく
人生に合わせて変えていくものになりつつあります。
私たちの暮らしも、少しずつ変わっていく
富山のマンション増加のニュースは、
地方の住宅事情というより、
これからの日本の暮らし方
を考えるヒントのように感じます。
「どこに住むか」
「どう暮らすか」
それは年齢や状況によって変わるものです。
もしかすると将来、
郊外の家から都市部へ
一戸建てからマンションへ
そんな住み替えを考える人が
今よりずっと増えるかもしれません。
社会の変化は、
こうした小さなニュースの中に
静かに現れているのだと思います。
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