頑張っているのに成果が出ない人へ――仕事が速い人の本当の秘密
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
「もっと効率よくやらなければ」
そう思っている人は多いのではないでしょうか。
私も以前はそうでした。
仕事が速い人を見るたびに、
「頭の回転が速いからだ」
「能力が高いからだ」
「自分とは違う人種だ」
と思っていました。
ところが、STUDY HACKERに掲載された幾波慶一氏のインタビューを読んで、その考えが変わりました。
仕事が速い人は、作業が速い人ではなかったのです。
本当に速い人は「始める」のが速い
多くの人は、仕事のスピードを上げようとします。
しかし幾波氏は、
「重要なのは手の速さではなく、着手の速さだ」
と言います。
たしかに考えてみればそうです。
資料作成に取りかかるまで30分悩む人と、5分で着手する人。
実際の作業時間が同じでも、結果は大きく変わります。
私たちは意外なほど、
「始める前」
に時間を使っています。
調べる。
迷う。
考える。
不安になる。
そして先送りする。
その時間こそが、成果を遠ざけているのかもしれません。
完璧を目指すほど動けなくなる
新しいことを始めるとき、多くの人は準備を整えようとします。
知識を集める。
方法を調べる。
失敗しないやり方を探す。
もちろん準備は大切です。
しかし準備ばかりしていると、いつまでも始まりません。
記事の中で紹介されていたゲームセンターのバスケットボールの例が印象的でした。
上手な人は最初から完璧を狙いません。
まず投げます。
そして修正します。
また投げます。
その繰り返しで感覚をつかみます。
人生も仕事も同じです。
やってみなければ分からないことのほうが多いのです。
成果を出す人は「目的」を考える
もうひとつ興味深かったのが、「目標」と「目的」を分ける考え方です。
たとえば資料を作る。
これは目標です。
では目的は何でしょうか。
会議をスムーズに進めるためかもしれません。
相手に理解してもらうためかもしれません。
判断材料を提供するためかもしれません。
目的が見えている人は、余計な作業を減らせます。
逆に目的を見失うと、頑張っているのに成果につながらないということが起こります。
これは仕事だけではありません。
副業でも、趣味でも、人間関係でも同じです。
「いつかやる」は、たいていやらない
私自身、60代になってから強く感じることがあります。
時間は無限ではないということです。
若い頃は、
「いつかやろう」
で済んだこともありました。
しかし年齢を重ねると、
「いつか」
は意外と来ません。
だからこそ、
思いついたら少しだけやる。
気になったら調べる。
やりたいなら始める。
その積み重ねが大切になります。
大きな挑戦である必要はありません。
5分だけでもいいのです。
書くことで人は動き始める
幾波氏は「ゼロ秒で書く」という習慣を勧めています。
頭に浮かんだことをすぐ書く。
上手に書く必要はありません。
整理する必要もありません。
ただ書く。
これはとても理にかなっています。
人は頭の中だけで考えると、同じところをぐるぐる回ります。
しかし書き出すと見える化されます。
すると次の行動が見えてきます。
私自身も記事のアイデアや本の企画は、思いついたらすぐメモしています。
その小さなメモが、後の大きな成果につながることが少なくありません。
おわりに
この記事を読んで感じたのは、
成果を出す人は特別な才能を持っているわけではない
ということです。
違いは、
始めるまでの時間。
目的を考える習慣。
そして行動を積み重ねる姿勢。
その積み重ねが大きな差になるのです。
もし今、
やりたいことがあるのに動けていないなら、
完璧な準備を待たずに小さく始めてみてください。
未来を変えるのは、能力よりも「最初の一歩」なのかもしれません。
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