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ようやく時代が追いついた― 医療と介護“同時崩壊”を防ぐための処方箋 ―



高市政権の発足によって、長年“曖昧にされてきたこと”が一気に露わになった。

地方病院の赤字、医療点数の限界、介護現場の疲弊――。

今、日本の医療と介護は「制度の限界」を超えてしまっている。だが、問題が見えた今こそ、変革のチャンスだ。

現場の声から、マイルドオヤジが現実的な処方箋を描いてみた。


高市政権で見え始めた“現実”


高市政権になって以降、これまで政治が曖昧にしてきたことが一気に露呈した。
地方自治体の疲弊、社会保障制度の歪み、そして医療の崩壊。

本来であれば、どれも長年見て見ぬふりをしてきた課題だ。
しかし、ようやくそれが光の下に引きずり出された。今後も様々な問題が出てくるだろう。


これは混乱ではなく、大きな進歩だ。



問題が表面化するということは、ようやく“議論できる段階”に来たということ。
現実を直視しなければ、何も変えられない。

むしろ今こそが、改革のスタートラインだと思う。


数ヶ月前に感じた“違和感”が、いま現実に


数ヶ月前、私はnoteでこう書いた。

「地方の医療は、もう限界だと思う。」

そのときはまだ、多くの人にとって“遠い話”だった。しかし今、中日新聞などの地方紙を始め、新聞各社が「自治体病院の経営難」「163市町村長が入院基本料の引き上げを要望」と報じ始めた。

自治体病院の86%が経常赤字、95%が医業赤字。

つまり、病院のほとんどが赤字で命を守っているという現実だ。


医療も介護も、“人の時間”を点数で切り売りしている


医療は診療報酬、介護は介護報酬という“点数制”で運営されている。

どれだけ努力しても、国が定めた単価以上の収入は得られない。しかもその点数は、物価高騰や人件費上昇に追いついていない。


「人の命を支える仕事が、最も安く見積もられている。」


人の手と時間でしか成り立たない現場を、机上論の数字で管理しすぎた結果である。


急性期医療は“命の入口” ― ここが崩れればすべてが止まる


救急搬送、緊急手術、集中治療――急性期医療は社会の最前線だ。

しかし、ここが最も採算性の悪い領域である。

民間病院は敬遠し、自治体病院が“最後の砦”となっている。だが救急車を受け入れるほど赤字が膨らみ、手術件数が増えるほど経営が悪化するという逆転現象が起きている。


「命を救うことが、経営的に不利になる。」


このままでは、救急車の行き先がなくなる。
社会のインフラとして、急性期医療を守るためには“緊急の補助金投入”が必要だ。


まずは「急性期医療」に本気の補助金を


診療報酬の改定を待っていては間に合わない。
今すぐ必要なのは、急性期医療への直接補助金の投入だ。


たとえば


24時間救急を担う病院への「常勤医確保補助」

高額医療機器の維持費を支える「設備維持補助」

夜勤・当直を担う看護師への「勤務加算補助」


これは“延命措置”ではなく、社会インフラの緊急修復である。

急性期医療は、社会の救急車そのもの。そのガソリンを絶やしてはならない。


高齢者の医療負担を見直す ― “抑止”と“公平”のバランスを取るために


医療を持続可能にするには、支える側だけでなく、使う側の意識改革が必要だ。

日本では医療費の約6割を65歳以上の高齢者が占めている。もちろん、加齢による疾患は避けられない。


だが、今の制度には“受診を控える抑止力”がほとんどない。


その結果、「本当に必要な救急」と「安心のための受診」が混在している。

「命を守る医療」と「安心を得る医療」。
両方大切だが、支え方を分ける必要がある。


マイルドオヤジ的にはこう考える。


高齢者の医療費負担は、所得と利用頻度に応じて見直すべきだ。


一定所得以上の高齢者は、負担割合を段階的に引き上げる

頻回受診者には「多受診調整制度」を導入する

低所得層や重症患者は、減免を維持する


「誰もが必要な時に必要な医療を受けられる。
そのためには、“無制限の利用”を見直す勇気が必要だ。」

このバランスを取ることで、医療資源が“濫用から循環へ”と変わる。

急性期医療への補助金も、より正しく“命を守る現場”に届くようになる。


解決への処方箋 ― 点数の底上げと構造の再設計


短期的には補助金、そして中長期的には制度そのものの底上げが必要だ。


① 医療点数と介護点数を“同時に”引き上げる

医療だけを上げても、介護が崩れれば退院先がなくなり、病床が詰まる。
介護だけを上げても、医療が崩れれば命の入口が閉じる。

「どちらかを救うのではなく、両方を同時に底上げする。」

医療・介護を一本の線で見て、地域包括ケア全体の報酬を引き上げる。
さらに人件費上昇に自動連動する“最低報酬率制度”を設けることで、人の手で支える仕事を「生活できる職業」に戻す。



② 医療を「地域の安全保障」として再定義する

医療を“コスト”ではなく“投資”と捉える時代にすべきだ。消防や警察を赤字で測らないように、病院も地域防衛の一部である。

「医療を守ることは、人を守ること。それを“支出”と呼ぶ社会に、未来はない。」

自治体病院の赤字を“損失”ではなく“地域維持費”と捉える発想が必要だ。
地方創生の柱に“医療の維持”を据える。



③ 医療×介護×福祉×農業×食 ― 循環するまちづくりへ

医療の出口には、暮らしがある。
我々が進める「愛ふぁーむプロジェクト」はその象徴だ。

障がい者が農業に関わり、野菜が地域の食として循環し、その食が人の健康を支え、医療費を減らす。

「命の入口を医療で守り、出口を暮らしと食で支える。」


これこそ、次の時代の医療のかたちである。


👨‍🌾マイルドオヤジの独り言


医療点数も、介護点数も、高齢者の自己負担も―どれも“数字”の話ではなく、“命の支え方”の話だ。

「命を支える仕事の価値を、社会が正当に認めること。それが、我が国の“底上げ”だと思う。」


医療も介護も、福祉も農業も。
すべてを“命の循環”として結び直す。
そこから、本当の再生が始まる。

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