著者は何を考えているの?専属編集者コミュニティ忘年会レポート
「本とWEBは、求められるスキルに使う『脳』が全然違うな……」
ライター歴8年とはいえ、私の主戦場はWEB。だからこそ、紙媒体の世界は「隣の芝生」のように感じていた。雑誌に執筆した経験も多少はあるので、まったく経験がないわけではないけれど
「自分の知見を、自分の言葉で、一冊の本として書ききる」
という経験は、今年が初めてだった。
その経験から、心の奥底に揺るぎない「自信」がなければ、自分の仕事について何万文字も語り続けることはできないと痛感。
私はこれまで、誰かの言葉を「伝わる形」にするお仕事に誇りを持ってきた。でも、そのスキルがそのまま書籍執筆に活かせるわけではないことも知った。
同時に、著者の方々から「ライターさんはすごい」と言われる理由が、ようやく腑に落ちた気がする。お互いの「踏み込めない芝生」に敬意(リスペクト)を払うこと。その感覚を、私はこれからも大切にしていきたい。
構成づくりに関しても、意外にも本業のライティングより、長編小説を書いていた頃のスキル「プロットを組み、映像のようにシーンを繋げていく力(※あくまで私の見解なので、違ったらごめんなさい)」の方が活きる場面の方が遥かに多かった。
自著を書き終えた後、ふと脳裏に浮かんだことがある。それは
「本を執筆している方や、出版したいと考えている方は、何を考えているのか」
という好奇心だ。
そこで私は、今所属している「専属編集者コミュニティ」のスラックに「忘年会しませんか」と、思い切って投げかけてみた。
そこから、メンバーの中井ゆうこさんが「zoomの有料会員なので、ホストになれますよ」とお声をかけてくださり(本当に感謝しかない)、あれよあれよという間に忘年会の開催が決まった。
今日は、その12月19日に開催した「オンライン忘年会」のレポートをお届けしたい。
オンライン忘年会レポートですが、うちの旦那が時々乱入します
オンライン忘年会は21時にスタート。
参加メンバーは、コミュニティオーナーの岡本さん、絵本作家のよりみちさん、Kindle作家の中井ゆうこさん、kindleで『ことのはの栞』をリリースしているようこさん、kindle出版プロデューサーのことえさん、インタビューライターのシーアさん、取材ライターの三枝さん、そして5年来のネット仲間でもありAI✖️ゲームクリエイターのレジェンドさん。
さらに、資格を600以上取得している「資格ソムリエ」のはやし先生も参加してくださいました。その中で「ライター、作家、編集者が一同に集結するのは珍しいね」という声も上がりました。
……そしてもう一人。私の隣でパジャマ姿の夫が「楽しそう!なになに?」とニコニコしながら割り込んでくるので、ある意味では彼も参加者と言えるかもしれません。
まさかの窪塚洋介
夫が乱入するなり、開口一番に発した言葉は
「わぁ!この人窪塚洋介に似てる!!窪塚洋介!!めっちゃかっこいい!かっこいい!すげぇ!(すげぇバカっぽくてすいません)」
でした。しかも結構な大声だったので、
「(聞こえると恥ずかしいから)もう少し小声にならないかな?」
と慌てて制したものの、夫はまったく気に留めず、「オンラインって楽しそうでいいね!」と興奮気味。ちなみに、夫が「窪塚洋介に似ている」と言っていたのは岡本さんで、しょっぱなから妙な絡み方をしてしまい、本当にすみません……。
最近の窪塚陽介さんはこちら。GTOの生徒役が懐かしいなぁ……。
ブレイクアウトルームには、その人の内面が現れるのか
まずは、Zoomの「ブレイクアウトルーム」を使って、A・B・Cの3つの部屋から好きな場所を各自が選ぶところからスタートしました。
実はこの企画、岡本さんが
「編集者なのに何も用意してない、まずい!」
と開始直前に焦って捻り出した、即席のアイスブレイクだったんです。
岡本さんに後日確認すると、この企画は「部屋選びに、その人の性格が出るのでは?」という仮説から始まった実験的な試みだったとのこと。
実際に試してみると、発案者の岡本さん自身が
「まさかここまで、その人のコアな考え方の違いについて、ハッキリ傾向が出るとは……!」
と目を丸くして驚くほど、メンバー一人一人の性格的な一面が浮き彫りとなる面白い展開となりました。
ブレイクアウトルームの設定・進行は中井ゆうこさんがスムーズに対応してくれました。
なんでも、ゆうこさんは今も「SHElikes(シーライクス)」で学びを受けており、Zoomの扱いに慣れていました。
そういえば、私も本業で「スクール情報」に関わる仕事をしていた時期がありましたが、SHElikesの講座量は本当に圧巻だと感じます。
ゆうこさんは当日、胃腸炎だったにも関わらず、笑顔を絶やさずテンポよく進行してくださり、その姿にプロの底力を垣間見た気がしました。やはり、何事も学んでおくと強いものですね。
私はというと、迷わずCを選択。理由は「端っこが落ち着くから」。すると、同じ理由でシーアさんもCに来ていて、思わず笑ってしまいました。
Bを選択したのは、よりみちさんと三枝さん。男性2人きりの空間で、どれほど濃いトークが展開されていたのか……想像するだけでニヤニヤしてしまいます。
Cの部屋は、私・シーアさん・ようこさん・ことえさんの4人。シーアさんはインタビューライターとして活躍されており、会社員としても人材・採用広報の分野に21年携わっているとのこと。
後日、シーアさんとはDMでやり取りさせていただき、詳しくお話をお伺いしましたが、「凄い経歴をお持ちの方なんだろうと思っていたけど、めちゃくちゃエリートさんだ!!!(バカっぽくてすいません)」と、ついメールしてしまいました。
年間400本の記事制作、200件のインタビューをこなすという圧倒的な実績を持ちながら、物腰がとても柔らかく、優しい雰囲気の方で、ついこちらから話しかけたくなってしまいます。忘年会でも、自然にアイスブレイクを展開して場を和ませてくださり、
「ああ、これがプロの技なんだ」
と思わず感嘆してしまいました。
ことえさんは、現在小説での商業出版を目指しており、現在の活動は電子書籍の出版サポートに携わっています。
3部門Amzon新着ランキング1位のkindle書籍も✨凄いですね!
ようこさんは、プロフィールによると「第35&36回 無料コンテンツ大賞で2年連続優秀賞」とのことで、凄腕な書き手さんです。
なお、忘年会の後にDMで「レポートを書くので、何かお伝えしたいことがありますか?」と尋ねたところ「お気持ちだけで十分嬉しいです。お心遣い本当にありがとうございます」とおっしゃっていただき、その優しい対応に触れて、温かい気持ちになりました。
初対面同士ということもあり、最初は少し緊張が漂っていましたが、Slackで軽くやり取りをしていたこと(シーアさんとはライポタやXでも何度か交流あり)もあって、少しずつ会話が弾むように……。
この時に感じたのは、テキストでも事前に少し交流しておくと、オンラインでも驚くほど話しやすくなるということでしょうか。……で、何を話したのかって? ふふふ、それは女子会なので秘密です。
MBTIで「自分の向き」を知る
次は、MBTIの鑑定結果について、メンバー同士で語り合う流れに。
MBTI診断とは、全16タイプに性格を分類する性格診断テストのことで、自分自身や相手の特徴を知ることで、キャリア形成や恋愛、相性などの理解が深まると言われています。
なぜ私がこんなに詳しいかというと、実は主婦と生活社さまのメディアarwebで『【最新】MBTI(16パーソナリティ)診断の基本性格や恋愛、仕事の傾向、適職、他タイプとの相性など全16タイプを徹底解説♡』という記事を執筆しているからです。
相性占いもできるので、よければぜひチェックしてみてくださいね(ちゃっかり宣伝)。
その中で、岡本さんが「主人公を引き寄せてしまうタイプ」であるというエピソードも。(その中で、さらっと「奥さんも主人公タイプなんです」と語る岡本さん、可愛い)
さらに、「岡本太郎と名前が一字違いなのに、クリエイティブ能力がゼロなんです」というユーモラスなお話とともに、
「だからこそ、クリエイターにリスペクトを抱けたり、俯瞰して客観的に物事を見られるのかもしれません」
というお話が出たのも印象的でした。
そういえば、今年は岡本太郎の「太陽の塔」に行きました。
MBTIは得意分野だけでなく、苦手なことも浮き彫りにしてくれます。
そして、人によってはその苦手から「自分の強み」や「できること」を見いだしたり、あえて「やらないこと」を決めたりすることも少なくありません。
「強み探し」が主流の今だからこそ、弱みをコンプレックスではなく「ここから自分は何ができるのか」を考えるきっかけにできる人は強いなぁと、岡本さんのお話を伺って感じました。
私の背後では、何やら夫が携帯をピコピコと弄っていました。
なんと、夫も診断を実施しており、彼は「幹部」タイプだったそうです。
「幹部ってどう?俺って凄いの?」
と、隣でボソッと呟いていました。
経歴とエピソードが、みんな強すぎる
三枝さんは、同じライターコミュニティに所属していて、Xでも時折やり取りをしている取材ライターさんです。
忘年会ではブックライティングのお話をされていて、私自身とても興味があったため、後日DMで少し深掘りさせていただきました。
お話によると、三枝さんはWEBメディアのIT系セミナーレポートを担当している編プロさんから
「ブックライティングの仕事もありますが、興味はありますか?」
と声をかけられたことがきっかけで、この仕事を始められたそうです。
業務内容としては、著者さんに約10時間ほどインタビューを行い、そこから10万字ほどの原稿を執筆。制作期間はおおよそ2〜3ヶ月とのことでした。
私自身も、1つの仕事をきっかけに別の仕事をご紹介いただくことが多いので、三枝さんのお話を聞きながら「これからもいろいろな仕事に挑戦してみたい」と改めて感じました。
絵本作家(本人様曰く、X特化型の物書きらしい)のよりみちさんからは、旅をしていくうちに貯金がなくなって「ホテルのグレードが下がっていくんだよね……」みたいなお話を伺いました。
確か深いお話をされていた記憶があるのですが、色々と記憶が飛んでいたため(その時はレポートを書くつもりはなかった)、後日DMでお話を伺うことに。
すると、ものの数分で「よりみちストーリー」が届きました。
人ってなんだろう?
そう、思って旅に出た。
広島尾道で、それまでXで出会うことがない人たちに会った。そのあと、大阪では金融セミナーに参加していた。お金の世界をさらに知れた。
そうそう、富士山にも登頂した。体力って無限でないことを知った。東北?異国だと思っていたけど、行こうと思えば行けることを知った。帰宅すると、ポストを開ける。請求書?あれれ、足りない。
貯金は、旅というカラスが持っていった。こんにちは、納豆生活。納豆を食べながら、旅の思い出を糧に出勤した障害者雇用の私がいた。でも、以前とちがうことがひとつ。そんな思いを持っても、また、行こうと決意している自分がいた。
それぐらい、気持ちが満たされた。それまで、見えない天井、いや、見えない空間に閉じ込められて、苦しかった。生きづらさを感じていた。でも、いつのまにか、そうやって、よりみちすることを、まわりが応援してくれるようになった。
自信
そんなツバサなんてないと思っていた。だが、2年以上、よりみちしてきてツバサが生えた。だから、貯金がなくても私は大丈夫。
明日もよりみちする。
しかもこれ、スマホでサクサクとフリック入力してるのだそう。プロすげぇわ。
その後、「みくさんとのこのDMのやり取りを入れると、おもろいかもね」という提案をよりみちさんよりいただき、遠慮なく入れさせていただくと……

これがまた、誘い方や人の巻き込み方が本当に巧みなんです。おそらくメールを送る段階で、
「みくさんはきっとこう返してくるだろうから、こう書いておこう」
という構想が、すでに頭の中にあったのだろうと勝手に想像しています。
ライター忘年会でお会いしたとき、一瞬で「頭の回転めちゃくちゃ早いな」と感じたので、あのさり気ないメールにも納得です。人気クリエイターの底力を垣間見た瞬間でした。
旅って楽しむためにあるものだと思っていました。けれども、よりみちさんの場合は、全財産と命を賭けて旅している気がしました。
とりあえず、来年の創作大賞への応募を薦めてみました。
600以上の資格保有者と出会う
はやし先生は「資格ソムリエ」として、なんと600以上の資格を保有しているとのことです。
はやし先生によると、資格が600もあると今度は「履歴書に入りきらない」という悩みが出てくるのだとか。
資格=履歴書の強みと思っていた私にとって、まさか「多すぎて困る」という世界があるとは……初めて知りました。エピソードの中には、お仕事で資格の取得までを執筆するというものもあり、その中で
「好きを仕事にすると大変。仕事のために資格を取ろうと思うと、絶対に受からないといけないから」
というお話をされていたのが印象的でした。趣味での資格取得と、お仕事になったときの資格取得(絶対に合格しなければならないプレッシャー)の違いにおける見解がとてもリアルでした。
レジェンドさんは、AIに詳しいnoter(※昨年noteに誘ったのは私)で、相槌の入れ方がとても上手な方です。
ここ最近、XのフォロワーさんのポストをイメージしてAIで4コマ漫画を制作しています。
https://t.co/OjEWdWfiWh pic.twitter.com/LqOJj8H4XI
— レジェンド/匠佑@AI×ゲーム×音楽×創作 (@llllegend0620) December 19, 2025
ちなみに、こちらの4コマ漫画の元は、オンライン忘年会でお話したようこさんのツイートとのこと。
え?
— ようこ📕 (@youko_sun8) December 9, 2025
そんなことないです!!
職場での空き時間。
先輩方と複業の話をしていたときのこと。
彼女はぽつりと、
「うーん…でもわたしには何もないからなぁ」と言った。
自分のことになると途端に迷子になる、あの感覚わかる、、。
私も最初、何から始めたらいいかずっと迷子だったから。…
AIツールを使用すれば、投稿が一つの作品に昇華されるというのも面白いですね。
他には、AIでゲームの制作なども行なっています。
noterのアイコンが、ゲームのキャラクターに変身!
レジェンドさんとは、何度かスペースでご一緒したことがありますが、彼は飾ろうとも媚びようともせず、このインターネット戦国時代の中で、常に朴訥としているといいますか……素のままの話し方がいいですね。
中盤では、ゆうこさんのお子さんが「パパを寝かしつけてきたよ」と登場したり、うちの夫がパジャマ姿で乱入したりと、賑やかで微笑ましいハプニングもありつつ、忘年会は和やかに終焉しました。
実際に皆さんとお話ししてみて、自分の知らない世界はまだまだ広いのだと実感し、
「自分の見えている世界がすべてではない。だからこそ、別の領域で奮闘している人へのリスペクトを忘れずにいたい」
と改めて感じました。この度は、本当にありがとうございました。
【完】
⭐︎この記事を書いた人

