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【市会議員への道】前四条畷市長、東修平さんの話を聞いてきました

「福祉増進と職員負担軽減との両立をめざす」というテーマで発信している、みきやと申します。関西在住の地方公務員で、2027年4月の統一地方選で地元の市会議員になり、地場産業を取り戻すことをめざしています。

5月17日に立憲アカデミー大阪の全6回の講義が終了しました。

第6回の講師は第5回のときに発表されていたのですが、私が最近知ってめちゃめちゃ会いたいと思っていた方でした。その方は東修平さん、前四条畷市長です。史上最年少の28歳で当選した方。最近この方のVoicyがすごく面白かったという話を書きました。

今回はこの方の講義について御報告します。


東修平さんのお話

東さんの今回のお話は大きく3つの点についてのお話でした。
順に紹介すると、

  • 自治体トップの仕事は財源確保

  • 企業と連携した、真の公民連携

  • 働き方改革と住民との対話

順に御紹介していきます。

自治体トップの仕事は財源確保

東さんが市長として就任された四条畷市は大阪府の東にあり、奈良県に隣接しています。近隣には枚方市(ひらパー)、門真市(パナソニック)、東大阪市(工場のまち)といった特色ある市があります。

このまちは長年人口減少、特に社会減に悩まされていて、地元の人も「最近まちに元気がない」と認識するような状況だったそうです。東さん自身「四条畷(しじょうなわて)」という読み方も知らない人がいるようなまち、とおっしゃっていました。それくらい存在感のうすかったまち。

人口減少、とりわけ子育て世帯の減少が深刻だったようで、子育て世帯の減少による税収減、税収減による施策の縮小、施策の縮小によるまちの魅力の減退、そしてさらなる人口減少、という負のスパイラルに陥っていたそうです。

市がこういった状況にある一方、国は地方分権一括法を成立させます。その結果市に権限が移譲されたわけですが、それに見合う財源が100%保障されたわけではありません。小泉政権下での三位一体の改革ですね。

ただでさえ苦しい状況にある財政事情。それに加えて財源の乏しい権限移譲。これをどうやって乗り切っていくか。

これについて東さんは市の全ての事業、約1700の事業を確認し、一部の事業についてはやめることを決断。ただしその前に住民への丁寧な説明をした上で実行したそうです。

この取組が功を奏し、財政調整基金(市の貯金)を毎年切り崩してきた会計から31年ぶりに脱却。財政当局の職員も「こんな財政になる日が来るとは思っていませんでした」と言うくらいめざましい回復を遂げたそうです。

とにかくつぶさに調べるという性格からくるものなのか、コンサル出身のなせる業なのか、緻密な戦略あっての回復だったわけですね。

企業と連携した、真の公民連携

続いて話してくださったのは公民連携について、でした。

「民間との連携」ときいてイメージするのは、委託業務が多いと思います。市が予算を組んで委託料を払い、民間企業が受注して進めるというもの。でもこれでは真の連携とは言えないとおっしゃっていました。

東さんのときの取組としては、例えば新生児が生まれた際の民生委員・児童委員による家庭訪問時に、ベビー服をプレゼントするというものがあります。これは近くのイオンと連携し、廃棄予定のものを有効活用しているのだとか。

最近はモニター付きインターホンの普及により、民生委員が訪問しても扉を開けてくれないことも多いそう。でもプレゼントとセットなら接触の機会がもてるようになり、住民の方が何か困ったときに誰に相談すればいいかが認識されるようになったとのこと。

他にも関西電力と連携し、電柱に見守りの機器を設置し、こども達にBluetoothで居場所を知らせる端末を持たせることで、地域の見守り事業として展開されたそうです。

いずれにしてもお互いが知恵を出し合い、地域の課題に立ち向かっていく。これが真の公民連携だと教えられました。ちなみにこういったアイデアは職員提案がほとんどなのだそうです。

働き方改革と住民との対話

東さんは働き方改革に真っ先に着手されたそうです。それは職員が前向きに仕事をするようになってほしいから。住民のニーズは複雑かつ多様化し、行政の役割も複雑かつ多様化していかなければなりません。そのためにも簡単な業務で不必要に時間を奪われるのを減らさないといけません。

私も確かに仕事をしていて、すごくシンプルな問合せの電話を受けることがあります。例えば「児童手当の振込日はいつですか?」といった簡単な問合せを電話で受けることがあり、そのたびに仕事の手が止まることになります。こういったものも含め、市には年間15万件の電話がかかってきているそうです。

東さんはこういった市民からの問合せをビッグデータ化し、分析することで対応力を高めていったそうです。そして余力を生み出し、その余力を人と人とが直接やり取りする時間に充てていく。つまり対話の時間が生まれることになります。

住民との対話で登場したもののひとつが、自動運転技術の実装。数年かけて住民との対話を進め、住民の方も一緒に先行事例の視察に行き、住民の方の納得も踏まえてどんな車両を使うか等を固めていったそうです。

最後に

こんな感じで約1時間お話いただきましたが、あっという間に終わってしまいました。

講義後は質疑の時間になりましたが、出席者全員が質問したんじゃないかというくらい質問が盛りだくさんでした。これについては後日まとめようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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