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琥珀色の救済

6月11日は梅酒の日。ちょうど梅の収穫がピークを迎える入梅の頃、ということで制定されたらしい。

スーパーに青梅が並ぶと、つい買ってしまう。ヘタを竹串で取って、氷砂糖と交互に瓶に詰める作業は無心になれて好きだ。問題は、漬け終わった瞬間に飲みたくなることである。梅酒は待つお酒だ。早くて三ヶ月、おいしくなるのは一年後。今夜の晩酌には間に合わない。

でも戸棚の奥には、去年の自分が同じことを考えて漬けた瓶が、ちゃんと琥珀色になって待っていたりする。過去の自分からの仕送りみたいなものだ。ありがたく一杯いただきながら、来年の自分のために今年も漬けておく。たぶん来年も、漬けたその日に飲もうとするんだと思う。


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