見出し画像

このせかいの果てで

ここが おわりだと
ずっと おもっていた

だれもいなくて
こえもなくて
空も ひびいていなかった

でも なぜか
その静けさのなかで
わたしは 泣きたくなるほどの
うつくしさを 見ていた

ー御影 柩ー


『黙読の回廊──虚空の詩美術館』第58篇より



【次の詩へ→】──それでも、いた
【マガジン一覧 →】『黙読の回廊──虚空の詩美術館

いいなと思ったら応援しよう!

御影 柩 Mikage Hitsugi 灯火の一滴を、そっと。 静かな共鳴を、形にできます。 詩の余韻に、あたたかさを。 感じてくれたあなたへ、感謝を。 心に残った何かがあれば――

この記事が参加している募集