やぶれた祈り
とどいてほしいと 願ったことばが
空の途中で やぶれて
しずかに 地に落ちた
なにひとつ かなわなかった
でも たしかに
わたしは 祈っていた
こたえがなかったからこそ
その祈りは ほんものだったと
いまなら 思える
ー御影 柩ー
『黙読の回廊──虚空の詩美術館』第57篇より
【次の詩へ→】──このせかいの果てで
【マガジン一覧 →】『黙読の回廊──虚空の詩美術館』
いいなと思ったら応援しよう!
灯火の一滴を、そっと。
静かな共鳴を、形にできます。
詩の余韻に、あたたかさを。
感じてくれたあなたへ、感謝を。
心に残った何かがあれば――