かけられた手
その手が やさしかったのか
つめたかったのか
いまも わからない
でも たしかに
わたしに ふれてきた
その一瞬で
なにかが 壊れて
なにかが まもられた
わたしは その両方を
いまも もっている
ー御影 柩ー
『黙読の回廊──虚空の詩美術館』第55篇より
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