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【マラガ旅行13】マラガ観光の隠れハイライト:マラガの歴史が輝く108枚のガラス窓〜Mercado Central de Atarazanas in Malaga, Spain

オランダ在住のアートとチョコレートが大好きなミイルです。

2026年2月、灰色の空と氷点下の厳しい冬に耐えかね、南欧の柔らかな陽光を求めて、スペインのマラガを訪れました。ピカソの生誕の地として長年心惹かれていたこの街で、美術館巡り、史跡散策、そして味わい深い食の探求を楽しむ旅となりました。

アタラサナス中央市場(Mercado Central de Atarazanas)は、スペインのマラガにある有名な市場で、14世紀のナスル朝時代に造船所(atarazanas)として生まれ、19世紀後半に建て替えられた鉄とガラスの建築が特徴です。特に有名なのが、市場の北側入口にある巨大なガラス窓(vidriera)です。

1973年、市場の大規模改修の一環として、アーティストの Ángel Atienza(アンヘル・アティエンサ)とその工房によって制作されたこの作品は、108枚の塗装ガラスからなる壮大なモザイクです。鮮やかな緑、黄、オレンジといったあたたかな光が市場のなかをやさしく照らしています。市場の外から見ると建物のファサードの一部として壮観ですが、中から見上げるとまた違った迫力があります。市場の活気ある雰囲気と相まって、とても印象的なスポットです。

このガラス窓は、16世紀頃のマラガの街並みと港の風景をモチーフにした「マラガのポストカード」のような作品で、私がマラガに滞在していたときに訪れた場所がたくさん描かれています。


①マラガ大聖堂、②マラガ港と船、③ヒブラルファロ城、④マラガ砦、⑤ジェノヴァの泉、⑥サグラリオ教会、⑦マラガ市の紋章(盾)


①マラガ大聖堂(Catedral de Málaga)
マラガの宗教的・建築的な中心としてシンボル的な大聖堂が画面中央に堂々と描かれています。


②マラガ港(Puerto de Málaga) と船
港湾エリア、船、海洋関連の情景。市場の起源がナスル朝時代の造船所(Atarazanas)であることを反映し、マラガが育んできた海洋交易の活気を伝えています。


③ヒブラルファロ城(Castillo de Gibralfaro)と④マラガ砦(Alcazaba)
丘の上に佇むヒブラルファロ城(Castillo de Gibralfaro)と、その麓に広がるアルカサバ要塞(Alcazaba)は、11世紀のイスラム遺産です。

丘の上にあるヒブラルファロ城
小さなアルハンブラ宮殿のようなマラガ砦


④ジェノヴァの泉(Fuente de Génova)
16世紀ルネサンス様式の噴水。


⑤サグラリオ教会のゴシック様式入口(Portada gótica de la Iglesia del Sagrario)
マラガ大聖堂に隣接するサグラリオ教会の華やかなゴシック様式の入口。


⑥マラガ市の紋章

ヒブラルファロ城で掲げられてたマラガ市の旗。旗が裏返っていますが……。

港や街の活気、建造物が融合した「マラガの歴史のまとめ」となっています。

外から眺めれば、建物のファサードに溶け込んだ壮麗なアーチとして存在し、中から見上げれば、光が降り注ぐダイナミックな空間体験へと変わります。市場の活気と調和しながら、この建物は過去と現在、歴史と日常をつないでいます。19世紀の産業建築に20世紀後半の現代的装飾であるガラス窓が加わった生き続ける文化遺産です。

残念ながら、2025年7月の猛暑により、上部の一枚のガラスが熱で割れるという出来事がありました。消防隊が迅速に対応し、危険な破片を除去したことで大きな事故には至りませんでしたが、窓の上部をよく見るとガラスが一枚外れたままです。修復はまだ終わっていないようです。

マラガを訪れたら、このガラス窓のあるアタラサナス中央市場に行ってみてください。マラガ観光を楽しんだ後だと、より深くガラス窓を楽しめると思います。また、ここで食べられる魚介類はおいしいと日本人に人気ですよ!


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▼ガラスに窓に描かれていたヒブラルファロ城とマラガ砦についての記事



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ミイル、オランダ在住のアート好き オランダ在住のアート好きとして、これからもフェルメールやオランダの美術館・街の魅力をお届けしていきたいと思っています。いただいたチップは、次の美術館巡りや現地取材の費用に大切に使わせていただきます。メッセージを添えていただけると、さらに励みになります!