もしもコンビニに手塚治虫を加えたら?
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【まえがき】
この記事の内容
『もしも〇〇にこの自己啓発を加えたら』どうなるのか?
※あくまでも『自己啓発ソムリエ 言葉で動く』個人の意見です。
想像を膨らませてお楽しみください。
【コンビニのご紹介】
ファッション雑誌が置いてあるコンビニ。
今回はこの自己啓発を加えてみましょう。
【加える自己啓発はこちら】
✅ 【嫉妬心をエネルギーに変えよう!】
多くのヒット作をもち、日本中の人からよろこばれ、そんけいされていた治虫。でも、実は少し子供っぽい性格で、ちょっとでも自分よりうまいマンガを見ると、ついついそのマンガをかいた人にいやみなことを言っていたそうです。
〜中略〜
あるとき、有名マンガ家の作品の悪口を、自分のマンガの中でかいてしまったことがありました。それを見て、そのマンガ家はおこり、治虫の元にどなりこんできたのです。
治虫は、相手の言ってることの正しさをみとめ、あやまりましたが、自分のまちがいにきづいたことで、自分のことがきらいになってしまいました。
〜中略〜
そんなふうに、しょっちゅう人の悪口を言っていた治虫は、当然、周りの人からきらわれていた。と、思いますよね。
いえいえ、じつはまったくきらわれていなかったのです。
〜中略〜
治虫を知る人は、だいたい軽く笑みをうかべながら「こまった人でした」と言うそうです。
決して、心からこまったような顔はしません。
それはどうしてかというと、みんな知っていたからです。
治虫は「すごい」「うらやましい」と思ったときに、ついつい悪口を言ってしまう。
このクセを、わかっていたのです。
また、「こんな絵や話なら、ぼくにもかける」と言うなら、自分のマンガはもっともっとおもしろいものでなければいけなくなります。
そう、治虫の悪口は、ただ人を悪く言うだけでなく、自分の作品をもっと良いものにするというプレッシャーを、自分自身にあたえるものでもあったのです。
【恐らくこうなる】
「ムカつくんだよ」
私は、茶髪のロングは胸の上でカールし、目は小さくタレ目で眉毛は真っ直ぐ。
鼻はスッと高く、男なら誰でも奪いたくなる一文字型の唇。
肌はきめ細かく、水色のスプリングコートから細い腕と足を覗かせ、身長170cmに似合う赤いヒールを履いていた。
これでもファッションモデルとして一時期有名だった。だけど、こいつのせいで全てが狂った。
中目黒駅前のコンビニでファッション雑誌を見ながら、嫉妬心を抑えられない。
後輩の結衣が堂々と表紙を飾っていたからだ。
悔しい
なんでこいつが
私の方が可愛いのに
頭を掻きむしる。髪はぐしゃぐしゃ。周りの客が私を見る。「可愛い!」という目ではなく、「大丈夫か?こいつ」という目で。
モデルになって10年。小さい頃に見た東京ガールズコレクションで、「私もあんな風に歩きたい」そう思ったのが全ての始まりだ。
あの頃は天国に行けると思っていた。
だけど今、私は地獄にいる。
常に評価されるプレッシャー
厳しい食事制限
バカ高い衣装代
おまけに200万円ほど借金を抱えたまま東京での一人暮らし。
借金は増える一方だ。
私は、10冊程ファッション雑誌を見て、コンビニを後にして歩き出す。
コンビニから300mも離れていないガラス張りのビルに到着し、5階まで運動も兼ねて階段を早歩きでカツカツと登る。
レッスン所の扉を開けた時、結衣がいた。
新車のベンツのような艶を放つ黒髪は、肩に丁度掛かっている。
目は大きくつり目で強気な印象を与える。
それを際立たせる平行眉。
無垢なままの耳、仰月(ぎょうげつ)型の唇。
色白で透き通るような肌に、鷲掴みしたくなるようなくびれ。
そして、身長170cmで、モデルになることを約束されたようなスラッとした体型。
こんなの生まれる前から宝くじに当たったようなものだ。
不平等すぎる…
結衣は白Tシャツと短パンというシンプルな格好だ。脚をキレイに魅せるポーズ練習を止め、鏡の前からモデル歩きで私のところまで近寄ってきて、こう言った。
「あら?ひどい顔。大丈夫?」
(お前のせいだ…お前のせいだよ…)
ちなみに、結衣は私より3歳年下。
こんな年下に嫉妬するなんて、我ながら情けない。
「大丈夫大丈夫!気のせいだよ!」
モデルとしてのキャリアは私の方が上、だけど世の中から見たら私は結衣より評価は下。
私の嫉妬心は加速する。
私も白Tシャツと短パンに着替えてレッスンを始めた。
前方にある横一面の鏡の前で、ダンスやモデル歩きをする。床がキュッキュッと鳴り、スタジオに響き渡る。
結衣とチラチラ目が合う。
そして結衣が笑う。
くそっ…
全く集中出来ない…
結衣が私のことをバカにしているのか?
その笑みは何?
結局、私は何も成果を挙げられずレッスンは終了した。
重い足取りで、池袋の6畳一間のアパートに帰った。
家賃10万円の殺風景なリビングの電気を付け、白い壁に合わせて買ったニトリのベッドにダイブする。しばらくそのままでいた。
嫌なことをわすれるために熱いシャワーを浴びて、Dysonのドライヤーで髪を乾かす。冷蔵庫から本麒麟を取り出し、ゴクゴクと一気に飲み干す。
セカストで買った安物の机の上でカレーをガツガツ食べ、5歳の時から20年間ずっと一緒に暮らしてきた薄汚れたファービーに話しかける。
「ねぇ…私、どうしたらいいのかな?結衣が活躍するばかりで、私は置いてけぼり……」
涙が溢れた。
「悔しいよ…もうモデルなんて辞めて、実家に帰ろうかな…」
『諦めんなよ』
突然声が聞こえた。
私はハッと驚いて部屋を見渡す。
でも、誰もいない。
まさか…
私はファービーを両手で持ち上げた。
ファービーが言った。
『諦めんなよ。美香には美香のいいところがあんだろ。嫉妬ばかりしてちゃいかん。美香なら大丈夫。俺は信じてる』
その言葉を最後に、いつものファービーに戻った。
「ありがとう、ファービー」
私は、薄汚れたファービーをギュッと抱きしめ、お礼を言った。
「そうだよね…うん!私には私の良さがある!」
ファッションモデルとして成功するために、私の良さをノートに書き出した。
性格は真面目
負けず嫌い
結構可愛い
結衣には天性の可愛さがある。
私は…?
残念ながらそんなものはない。
だからこそ、努力するしかない。
この嫉妬心をエネルギーに変えて。
そこから私は、親に頼み込んで「100万円出世払い」という名目でお金を借りた。
エニタイムフィットネスで、週3日体を絞った。
腹筋、バーベル持ち、10kmランニング。運動嫌いの私がよくここまでやれたと思う。
その成果もあって、身長170cmで体重は57.8kg BMI20だったけど、モデル体重と言われる体重49.1kg BMI17にして、よりスリムな体型になった。
食事は、カロリー計算をしながら添加物を避け、20時以降の食事をやめた。ストレス発散で深夜にウーバーイーツでハンバーガーを頼めなくなるのは悲しかったけど仕方ない。
これで、お肌のコンディションと体型維持を追求した。
更には、衣装も新調した。渋谷でLevi'sスキニージーンズやBurberryのキャメルコート、GUCCIの帽子、Diorの黒いハイヒールなど合計30万円を購入して、体のラインを強調するコーデを作り上げた。
街中にある結衣のファッション広告を目にする度に嫉妬心が沸々と湧き上がる。
だけど、それは私へのガソリン。
エネルギーに変えて、前へ、前へと進んだ。
それから半年経った。
コンビニで、また結衣が表紙になったファッション雑誌を眺めていた。
「ムカつく…なんでこいつばっかり…」
頭が痛い。
また髪を掻きむしろうとしたその時、
ガシッ❗️
誰かが私の右腕を掴んだ。
私は驚いた。全身に鳥肌が立つ。
慌ててブンブン振り回しても掴んできた手を振り払えない。
怖い怖い怖い!!
私は頭真っ白。
パニックに陥っていた。
痴漢だ❗️❗️
そう叫ぼうとした時、
「いけないよ。こんな綺麗な髪を掻きむしっちゃあ」
その言葉が聞こえた時、思考が止まる。
掴んできた手を振り払うのをやめ、私はじっと男を見た。
鼻の下からアゴ全体に広がる綺麗に整えられたヒゲ。
男らしい大きな目で、眉毛は太い。
髪型は、ジェルで七三に整えられている。
supremeの白Tシャツ一枚と、カーゴの7分丈ズボンというシンプルな服装でオシャレな雰囲気を醸し出しだせる色気。
誰?
男が三日月のような笑みを浮かべて言った。
「俺だよ、美香ちゃん」
そうだ。
以前、売れないオーラ全開の芸人と一緒に出演した深夜テレビの担当プロデューサーだ。
確か、的場さん。
的場さんは、「ごめんごめん。驚かせちゃって」とナンパするみたいに軽い口調で謝ってきた。
「もう!こういうのやめてください!」
私は叫んだ。コンビニの店内にいる客達が一斉に私達に振り向く。そして、しばらくしたら何事もなかったかのように、みんな自分の世界へと帰っていった。
的場さんは「本当にごめんね」ともう一度謝ってきた。
私が落ち着いたのを確認してから、的場さんが話を始めた。
「実は、あれから美香ちゃんのことが忘れられなくてさ。随分雰囲気が変わったね。驚いたよ。良かったら今度23時台なんだけど、手塚治虫の火の鳥の実写ドラマに出演してみない?」
私はしばらく言われた言葉の意味が分からなかった。
ふと我に帰る。
「えっ❗️これって、ひょっとしてスカウトですか❗️❓」
しかもコンビニで!?
聞いたことがない。
私が再び叫ぶと、周りの客達は心配そうに私達を見つめる。
私は周りの目なんて気にしている余裕はなかった。
私は的場さんの手をギュッと握った。
「やります!やらせてください!」
結衣が表紙を飾る雑誌は、乱雑に床に落ちていた。
そして、1年後にその雑誌の表紙を飾ったのは私だった。
🅿️嫉妬心をエネルギーに変えましょう。
ただ嫉妬するだけだと、落ちてしまうのは他でもない自分自身です。
相手に嫉妬するだけじゃいけない。例え落ちたとしても、嫉妬心をエネルギーに変えて、何度でも火の鳥のように蘇り、舞い踊れ。
もしもコンビニに手塚治虫を加えたら、恐らくこうなる。
参考文献
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Kindle出版致しました
『ありがとう』の力を一冊にまとめました。
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✳️マガジン一覧
過去記事をまとめたマガジンを掲載致します。
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✳️自己啓発ソムリエ 言葉で動くのコンセプト紹介
自己啓発ソムリエ 言葉で動くの
自己紹介になります。
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「私が何故、自己啓発を記事にするのか?」その理由が書いてある記事となります。
宜しければご覧ください。
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「何故、本を読み続けるのか?」その理由が書いてある記事となります。
宜しければご覧ください。
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「私が知識にどういう思いをかけているのか?」を書きました。
宜しければご覧ください。
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以上になります。
最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。
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