祈り、手放す(小学校受験とふしぎな話)
note大学の教育・子育て部の今月の課題は「受験」でした。
この課題に応募するため、子どもの小学校受験にまつわるエピソードを書きました😄
子どもへの思い、家族への思い、僕の色んな思いを確認できて、家族の絆も強くなった出来事です。
え?と思うような、ちょっぴり不思議な話も含んでいます😁
少し長いですが、5~6分時間取れるときに、どうぞ、読んでください😊
1.よし!受験しよう!
子どもが3歳ぐらいのとき、夫婦で話し合った結果、小学校受験を検討することになりました。
いくつかの小学校を調べて、ここなら安心して通わせられそう、という一校を決めました。
そこは、例年受験倍率が4~5倍で、早い時期からきちんと対策していないと合格は難しいと言われる学校でした。
そのために、幼稚園年少クラスの秋から、小学校受験専門の塾に通わせることにしました。
まだ自分の意志がはっきりしていない歳から塾に通わせることに、後ろめたさを感じたものです。
塾は、幼稚園に通わせたり、ピアノや水泳を習わせたり、とは違って特別な気がしたんです。
本人がやりたいと言っているのでもない。
勉強することを子どもはどう受け止めるだろう、と。
最初は心配しましたが、さすがは幼児専門の塾です。
遊びやゲームの延長のような授業展開に子どもが楽しんでいる姿を見て、ホッと一安心。
先生方は子どもたちの笑いのツボも熟知しておられ、子どもたちは、帰るときいつも、「楽しかった🎵」と言ってくれました。
自分が持っている「勉強」とか「受験」のイメージや思い込みが、後ろめたさの原因だったのかもしれません。
子どもが楽しみながら、友達と仲良く、切磋琢磨している姿を見ているうちに、後ろめたさは消えていきました。
年少~年中の頃は毎週1回、年長になると週に2回、夏休みなどの長期休暇期間は週に3~4回通いました。
子どもは大変だったと思います。
でも、「塾に行きたくない」とダダをこねることはなく、ずっと続けられました。
塾の先生方や周りのおともだちのおかげです。
受験対策は、ペーパーテストだけではなく、お絵かき、工作、体操やダンス、歌唱、お行儀なども練習する必要があります。
家では毎朝10分程度お勉強していました。
年長になってからは、夕飯後にもお勉強の時間を取りました。
さらに、受験の日が近づくと、休日の朝から晩まで7~8時間がんばった日なんかもありました。
塾に通っている子たちは、みんな、同じぐらいか、それ以上にがんばっていました。
仕事・家事・通園・通塾・家での勉強、全てを回していくのは親もハードでしたが、子どもががんばっているのに、大変だ、なんて言ってられません😅
小学校受験については、いろんな意見があると思いますが、我が家では、挑戦して良かったと思っています。
理由としては、
・座学だけでなく言葉の使い方や礼儀、図工、体操、音楽など幅広く学べたこと
・小学校に入る前から自宅で勉強する習慣を付けられたこと
・家族一丸となって目標に向かうことができたこと
などが挙げられます。
2.ドキドキ一次選抜!
その学校の入学試験は1次選抜と2次選抜が行われます。
1次選抜の合格者だけが2次選抜を受けられ、2次選抜の結果で最終合否が決まります。
一次選抜はペーパーテストがメインだったので、その数日前から、体調管理を最優先にしつつ、ペーパーテスト対策をみっちり行いました。
一通り必要な対策は終わっていると思っていましたが、受験は水物です。
どんなことが起こるか分かりません。
一次選抜を受けたあと、子どもに「どうだった?」と聞くと、
「あまり解けなかった~😁」と平気な顔で言います。
本人はあっけらかんとしていますが、
親に、その言葉は、辛い(笑)
それでも、「あれだけがんばってきたんだから、何とかなるはず」と希望を持っていました。
数日後、1次選抜通過者の発表が小学校内で行われました。
看板に受験番号が掲示されるという昔ながらのスタイルです。
それを見るのは勇気がいるんですよね。
僕・奥さん・子の3人で来ていましたが、小学校の敷地に入る前に、奥さんから「怖いから、先に見てきて」と言われました。
仕方なく、一人で掲示板に向かって進む僕。
「あまり解けなかった~」と言った我が子の声が頭をよぎります。
大丈夫、大丈夫、と心の中で繰り返しつぶやきながら掲示板に近づきました。
子どもの受験番号は、
ありました。
くるっと踵を返し、門の前で待っている母子に一言。
「あったよ」
二人は喜び、掲示板を見に行きました。
第一関門突破。
当時の僕は現実主義。
一次選抜を通って良かった、という喜びを味わうのは一瞬。
頭の中はすぐに二次選抜対策に切り替わっていました。
喜んでいる二人に、早く家に帰ろう、と声をかけて小学校を後にしました。
3.事件勃発!
明日はいよいよ二次選抜、という夜、奥さんが僕を呼びました。
深刻な表情の奥さん。
なんだろう?
小学校に提出する書類を書き間違えた、ということでした。
詳細は記載できませんが、確かに致命的な誤りをしていました。
その日に書いてはいけないところを書いてしまったのです。
その学校は競争率が高いこともあって、提出書類や親の評価も合否に関わるという噂を聞いていたので、僕たちの不安はMAXです。
どうしたらいいのか、二人で悩みました。
どうしようもないので、しれっとそのまま出してみよう、という結論になりました。
案外気づかれないかもしれない。
その後、子どもたちは就寝し、僕は日課にしている夜のウォーキングに出かけました。
歩きながら、考えることは書類のことばかり。
間違えたことがばれない方法はないだろうか。。
そんな方法は思いつきませんでした。
そのうち、
「ばれない方法」ばかり考えているのはどうなんだ?
と思うようになりました。
いつも子どもに、間違えたら素直に謝りなさい、と伝えている親が、ばれないようにごまかせないか、なんて。。
家に帰って奥さんに、
「修正して、書き間違えた、と正直に言って提出しよう。もし、それで不合格になったとしても、そういう縁だったと思おうね。」と伝えました。
子どもががんばっている姿を一番身近に見てきた奥さんが、その言葉を受け入れるのは大変だったと思います。
小さな我が子が何年間もがんばったのに、親が足を引っ張るなんて。。
でも、奥さんは同意してくれました。
4.祈り、手放し、パーティ!
翌日、奥さんと子どもは二次選抜に行きました。
残された僕は、自分にできることを考えました。
そして、地元の神社に行き、一万円札を賽銭箱に入れ、家族の幸せを祈りました。
お札を入れるのは初めてでした。
これ以上、僕にできることは、何も無い。
あとは、結果を受け入れるだけ。
そう思うと、ふっと楽になりました。
神社からの帰り道は足取りが軽くなっていました。
「手放す」とか「サレンダー」という言葉をご存知ですか?
もうこれ以上自分にできることはない、と考えて、全てを委ね、思考を放棄するものです。
当時の僕は、そういうことを一切知ることなく、自然にサレンダーをしたのでした。
試験が終わり、帰ってきた二人を笑顔で出迎えました。
夜は子どもが好きなクレープでパーティをしました。
予め生地を何枚も焼いておき、各自で好きなおかずやフルーツを挟んで食べます。
手巻き寿司のように楽しめて、ケーキのような味なので子どもは大好きです😊
5.まどろみの中で見えた映像!
就寝後の明け方、ふいに目が覚めました。
夢うつつのぼんやりした頭の中に、子どもの受験番号が書かれている掲示板のような映像が浮かびました。
その番号の上と下にも何かの番号があるのですが、はっきり見えるのは子どもの受験番号だけで、他はぼんやりしていました。
焦点を変えようとしても、うまくできないのです。
また、受験番号の左側には何も書かれていないので、一番左端に書かれている、とも思いました。
変なの。夢の延長かな。
特に意識することなく、もう一度眠り、朝を迎えました。
5.奥さんから衝撃の告白!
合格発表前日の夜。
子どもは先に寝ていて、奥さんと二人で話していました。
「子どもは十分がんばった。もし、不合格だったら、自分が書類を書き間違えたからだ」と言う奥さん。
「自分も一緒に書類を確認すべきだった。それに、何が良かったのか分からない。正直に伝えてほしいと言ったのは僕」と言う僕。
結果が出る前に慰めあう夫婦😅
そんな折、ふと、奥さんが思い出したようにこのようなことを言ったのです。
「子どもの受験番号が書かれた掲示板の写真みたいなのが頭の中から消えないんだけど。
その左側に番号が書かれてなくて。。そんなことある?」
驚きました。
僕がまどろみの中でそういう映像を見たことは誰にも伝えていなかったし、夫婦間でこのような、不思議なことの話をしたことは今まで一度もありませんでした。
詳しく聞くと、僕とまったく同じように、受験番号だけはっきり分かり、上と下に他の番号があるようだ、ということでした。
鳥肌が立ちました。
驚きながらも、でも、おかしいよね、と言いました。
何故かというと、掲示板には、受験番号が左から右に書かれます。
子どもの受験番号的には、一番左に記載されるとは考えられず、上と下に数字があるのもおかしい、と想像できるからです。

このように掲示されるのですが、子どもの受験番号は、一行目の真ん中あたりに位置するぐらいの番号だったんです。
二人の頭の中に、同じイメージが生じたことは不思議でしたが、それ以上その話をすることはありませんでした。
5.いよいよ合格発表!
合格発表は一次選抜の時と同様に掲示を確認することになります。
今回も、僕が一人で見に行くことになりました。
学校に着くと既に発表されていて、掲示板の前は悲喜こもごも。
一歩、一歩、掲示板に近づくにつれて胸のドキドキが大きくなります。
「どんな結果でも、受け入れる」
そう覚悟を決めて、掲示板の前に立ちました。
番号は
↓
↓
ありました!
確認した後、肩の力が抜けたのをはっきり覚えています。
一次試験のときと同じように、くるっと踵を返して門の前で待っている母子の方に向かいました。
ただ、一次試験の時と違うのは、ポケットの中で手を握りしめていたこと。
誰にも気づかれない、小さなガッツポーズでした。
おわりに
・小学校受験について
さて、子どもの小学校受験。
もう一度どう?と言われたら、もうあんなに大変なのは勘弁。。というのが本音です。
小学校受験は、子どもの意志ではなく、親のエゴによるものじゃないのか、という意見があったとしたら、否定はしません。
ただ、たしかに親のエゴではありますが、「子どものために、と考えた親のエゴ」であり、「自分のステータスや名誉のためではなかった」と理解しています。
受験勉強中も、いつも気にかけていたのは、無理にさせない、ということでした。
まだ5~6歳。自分で判断できない年齢です。
子どもには子どもの人生があります。
自分で判断できないからと言って、親の勝手な道理を押し付けるのは控えた方がいいと思っていました。
・頭の中に浮かんだ映像について
同じ映像が夫婦それぞれの頭の中に浮かんだ、という不思議な話でした。
結局、その映像は、現実のものとなりました。
二次選抜の掲示は、下の図のように縦書きだったのです。

一次選抜の発表のときは横並びで書かれていたから、合格発表も同じだと思い込んでいたのです。
でも、実際は縦書きであり、子の受験番号の上下に別の番号があって、左端でした。
僕たちが頭の中で見ていた映像どおりだったのです。
僕たちには奇跡のような、不思議なことでした。
なぜ、そんなことが起きたのかはわかりません。
未来は決まっている、ということなのかもしれません😆
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました✨✨✨
😆お仕事受け付けています(期間限定)😆
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