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アーティショーの花⑤待つこと

毎日、朝と夜、
リラはギャルドマンジェの
小さな窓辺へ通う。

きのうもきょうも。
つぼみはじっとしている。

水を替えて、まいにちそっと触れる。

いつも、かわらない。

そして、ある朝。
灰緑色だった蕾は、

いつのまにか
紫色の冠をつけていた。

リラは、
しばらく見つめていた。

動かない動物のような
不思議なお花だった。

Voilà mon visage.

⑥につづく   (月曜日に更新)
リラ|ある修道院の果樹園で
第二話  アーティショーの花


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