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書籍の紹介『人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、すべての起源は「異次元」』by グラハム・ハンコック、エハン・デラヴィ

FBI のドラマもだんだん飽きてきて、いまはまたアニメを観ています。今期は『機動戦士 Gundam GQuuuuuuX』と『アポカリプスホテル』が面白いです。ガンダムはファーストガンダムをリアルタイムで観ていたものの、それ以降の作品は実はまったく観ていません。

今回 Gundam GQuuuuuuX を観たのは第1話の作画に TRIGGER の すしお さんが関わっていたからです。すしお さんが作画総監督だった『キルラキル』は漫画などの原作がないアニメオリジナルの作品としては、わたしの中ではいまだにNO1です。昔の王道的な少年漫画の面白さとTRIGGERの卓越したアニメーション技術が奇跡的なレベルで融合していて、神作品だと思います。グレンラガンもいいですけどね。とまあ、そんなわけで興味を惹かれた Gundam GQuuuuuuX ですが、ちゃんと すしおらしさ が表現されていてとてもよかったです。全体的に作画のレベルが高く、話のテンポもよくて第2話以降もそのまま視聴しています。

『アポカリプスホテル』は誰でも楽しめる作品だと思います。ロボットやアンドロイドが主題の作品はわたしの好物でもありますが、これは人を選ばないでしょう。こちらも作画が素晴らしいです。あと、OPとEDがどちらも aiko なのもいいですね。力の入れ具合が伝わってきます。


人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、すべての起源は「異次元」

さて今回は本の紹介です。リチャード・バンドラーの本についての記事も近いうちに書く予定ですが、今日はグラハム・ハンコックの本です。

数年前に入手して、そのまま本棚で熟成させていたものを数日前に発掘したんですが、面白くて一気に読んでしまいました。すでに中古本しか手に入りませんが、比較的安価に買えるのでおすすめします。

この本は、『 SUPERNATURAL (邦題は「異次元の刻印」)』という

本をグラハム・ハンコックが出した直後に行われたエハン・デラヴィさんとの対談を収めたものです。エハン・デラヴィさんはホーキンズ博士の『パワーか、フォースか』を翻訳された方ですが、ご自身の著書はどちらかというとオカルト寄りのスピリチュアルなものが多いです。で、正直いうとそちらの方はおすすめしません。が、この対談においてはグラハム・ハンコックと古くから友人であるエハンさんがよいナビゲーターになっていると思います。

グラハム・ハンコックは『神々の指紋』などの著作で知られています。一般の歴史の学説によれば人類最古の文明は約6,000年前に興ったとされるシュメール文明で、最近ではトルコのギョベクリ・テペ遺跡は約1万年前ごろのものではないかとも言われていますが、グラハム・ハンコックはおよそ1万2,000年ほど前に地球規模の大災害があり、その際にそれ以前に存在していた超古代文明が滅びていると主張しています。彼の過去の著作の大部分はそういった超古代文明の痕跡を丹念で精力的なフィールドワークによって調査したレポートとなっています。

そんなグラハム・ハンコックですが、超古代文明についての調査が一段落した段階で今度は人類史における別の問題に着目します。

ホモ・サピエンスの出現はおよそ30万年ほど前ですが、肉体的な特徴が現代人とまったく同じになったのは20万年くらい前だと考えられています。つまり、その頃の人類はいまのわたしたちと同じ脳を持っていました。ところが、それにも関わらず、そこから約4万年前までのおよそ16万年ほどの長い期間、人類の行動様式はそれ以前の原始人類と大差ないものだったんですよね。つまり、脳というハードウェアは人類の行動を進化させる直接的な原因ではなかったということです。

しかし、4万年ほど前になると、世界中で人類は突如として洞窟に芸術的な壁画を描くようになりました。芸術的な、と書きましたが、実際にこれらの壁画は芸術そのものです。それ以前の人類史にはこのような活動の痕跡は一切なかったので、この4万年前という時期になにか重大なことが起こったと考えるのはごく自然なことです。

先に述べたとおり、肉体的にはそれよりずっと前に現代人と同じレベルにまで進化していましたから、そこで起こったなにかは肉体的な変化ではありません。そうすると、考えられるのは精神的な変化、意識の変容であると考えられます。

グラハム・ハンコックはこの精神の変容をもたらしたのは異次元の存在であると述べています。異次元とはなにか、についてこの本では詳しく踏み込んでいませんが、それはアストラル界や天界のことです。すなわち、アストラル界や天界の存在エンティティとの遭遇と交流によって、約4万年前に人類意識の飛躍的な進化が起こったというのがグラハム・ハンコックの主張です。

では、そのような異次元の存在との邂逅はどのようにして行われたのでしょうか? それは、ある種の幻覚性の植物やキノコサイケデリクスを摂取することによって入る変性意識状態を通じてです。つまり、それがあらゆる宗教・信仰の原型といえるシャーマニズムの儀式でした。サイケデリクスによって訪れることのできるアストラル界や天界には人間とは別の知的な存在がいることは、わたし自身が何度も経験して知っている "事実" です。そうした存在の中には人類に対して温情的な "教師" といってもいいものもいて、シャーマンが精霊と呼んでいるのはそのような存在です。

グラハム・ハンコックはたまたま4万年前ごろに "偶然" そのような植物やキノコを食べた人々が現れて、"教師" と遭遇して様々な智慧を与えられたのではないかと考えています。わたしも概ねそうだろうと思いますが、だとしても腑に落ちないこともあります。それは、いわゆる "アヤワスカ" と呼ばれるもので、この本でも触れられていますが、これの基本的な有効成分、つまり幻覚をもたらす成分は DMT(ジメチルトリプタミン)です。

しかしながら、DMTは胃の中で分泌されるモノアミン分解酵素によって分解されてしまうため、DMTをそのまま経口摂取してもなんにも起こりません。このため、DMTを口から飲んで幻覚を経験するためには同時にMAO阻害薬といって、モノアミン分解酵素(MAO)の働きを阻害する物質を服用する必要があります。アヤワスカは南米のジャングルに生えている数万種の植物の中からたった2種類を混ぜて煮詰めて作られるのですが、そのうちの一種にはDMTが含まれていて、もう一種にはMAOを阻害する成分が含まれています。

アヤワスカは1万年以上前から現地のシャーマンに用いられてきたそうですが、だとすると彼らはどうやってDMTとMAO阻害薬の組み合わせを発見したのでしょうか? 確率論でいけば、アヤワスカが偶然作られることはあり得なさそうです。つまり、ここにもなにか秘密があるはずですね。シロシビンを含む幻覚性キノコや、あるいはメスカリンを含む幻覚性のサボテンなどはそのまま食べるだけで幻覚を見ることができますから、キノコやサボテンによるトリップにおいて遭遇した "教師" によって、より強力なDMTの摂取方法(アヤワスカ)を教わったのかもしれません。

とまあ、本書ではこのように、グラハム・ハンコックの研究対象の変遷と、目下の関心であるところの異次元の存在と人類との関わりについて語られています。グラハム・ハンコックの著書はどれも面白いですが、調査エビデンスや文献や論文の引用が非常に多いため、なかなか読むのが大変です。その点、この本はエハン・デラヴィさんとの対談であるため話の筋道が分かりやすいですし、ボリューム的にもコンパクトです。この本を読んでみて、それでこの話題に興味が湧いたなら、『異次元の刻印』も読んでみてください。こちらのほうが当然ですが内容は深く、情報も多いです。

また、さらに知りたい人は

この本もおすすめです。Kindle Unlimited なら無料で読めますよ。


もうひとつの恩寵

今回この本をおすすめしたのは、単純に面白いというのもありましたが、もう一つにはこの "異次元の存在との遭遇" は、グルジエフがいうところの「外部からの力の関与」でもあるとわたしが考えているからです。

グラハム・ハンコックは4万年前に至るまでの16万年間、人類にはなんの変化も起こらなかったと考えていますが、それはこの物質次元での話であって、霊的な次元において人類はその長い期間、輪廻転生を繰り返すなかでアストラル体とメンタル体を発達させてきたのだとわたしは考えます。オクターブ理論ではド→レ→ミ もしくは ソ→ラ→シ の段階の進化は自動的に進展するので、この16万年はドレミかソラシのいずれかでした。そして4万年前に変性意識状態における異次元の存在との遭遇が外部からの力として作用して、そのとき人類はミとファもしくはシと次のオクターブのドとの間にあるギャップを超えたのでしょう。断言はしませんが、おそらく後者、つまりこのときに人類の進化は新しいオクターブへと進んだのだと思います。

先日のこちらの記事では意識の進化を促す外部からの力(恩寵)として "師の臨在" について書きましたが、"異次元の存在の関与" もまた恩寵の一つの現れ方であると言えます。もっとも、意識レベル540を超えるため、つまり個人の意識におけるミとファのギャップを超えるために必要な外部からの力というならば、異次元とはいってもそれはアストラル界では駄目で、天界の存在の関与でなくてはいけないでしょう。しかし、4万年前の人類種の意識を飛躍させるためであれば、高次アストラル界の存在の関与でもそれは充分なものであったはずです。

意識のスケールとグルジエフの理論はこのように、人間の活動や歴史のさまざまなケースに当てはめて検証することができます。それによって、どこにも書かれていない誰も知らなかった情報を手にすることも可能になります。

それでは、今回はここまでです。お読みくださってありがとうございました。本もぜひ読んでみてくださいね。ではまた次の記事でお会いしましょう。


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