記事ネタは仕事中に生まれる。音声入力で理由まで残す【小さな商売の発信】
この記事では、noteを書こうとして机の前で止まってしまう場面を入口に、綿樽 剛の視点で、仕事中に浮かんだ考えをどう残すかを考えます。数語のメモでは消えてしまう背景や具体例を、音声入力で先に外へ出しておく。完成原稿ではなく、あとから自分の言葉へ戻せる素材を確保するための話です。
パソコンを開いた瞬間、さっきまでいたはずの「書きたい自分」が席を外すことがあります。
ずいぶん自由な働き方です、笑
今日は、仕事中に生まれた記事ネタを、消える前に残す方法について考えます。
こんにちは。綿樽 剛です。
ネタリエという屋号で、小さな商売のnote発信サポートをしています。
仕事の中にあるメモ、音声、過去記事、日々の気づきなどのネタを拾い、検索にも届き、人柄も伝わるnote記事へ整えています。
書こうとした瞬間、なぜ何も出てこないのか
noteの記事を書こうと思い、パソコンの前に座ります。
ところが、画面を開いた途端に何も出てこない。
書きたいテーマはあったはずです。「あの話を書こう」と思った記憶も残っています。それでも、最初の一文が出てきません。
こんな時大事なのは、記事のテーマそのものより、そのテーマを思いついた時の状況です。
顧客から質問を受けて説明している時。
少し長いメールを書いている途中。
ほかの記事やニュースを読みながら、「自分の仕事ではどうだろう」と考えた時。
普段の仕事では、誰かや何かに反応して言葉が出てきます。
相手の表情や質問があり、自分が迷った過程もある。似た場面を思い出しながら話しているので、具体例も自然に浮かびます。
ところが、机の前に座る頃には、その周辺が抜け落ちています。
残っているのは、「質問を記事にする」「音声入力について書く」といった結論だけです。
何について書くかは分かる。
でも、なぜ書きたいと思ったのかが分からない。
私も、数語だけ残したメモを見て、首をかしげることがあります。書いた本人なのに、暗号を解くところから始まります。
数語のメモで抜け落ちる背景を、音声入力で残す
短いメモが役に立たないわけではありません。
買い物や作業を忘れないためなら、一言で十分です。しかし、記事の素材として使う場合は、テーマ名だけでは足りないことがあります。
たとえば、顧客から「なぜ、この作業には時間がかかるのですか」と聞かれたとします。
その場では、作業工程だけでなく、急いだ時に起こる問題や、過去に判断を誤った経験まで思い出しながら説明するかもしれません。
そこで「作業時間について記事を書く」とだけメモしても、あとで残るのは題名に近い言葉です。
本当に残しておきたいのは、その時に何を思い出し、誰に向けて説明し、どこで言葉に力が入ったかではないでしょうか。
私は普段、こうした場面でスマホの音声入力を使い、思いついたことを二、三分ほど話して残しています。
完成した文章を話そうとはしません。
「さっき、こんな質問を受けた」「最初はこう答えようと思った」「でも、途中で別のことに気づいた」と、その時の流れを外へ出します。
話した内容が文字で残るため、あとで見返した時にも考えた順番をたどりやすくなります。
タイピングを始めると、どうしても言葉を直したくなります。
漢字を選び、語尾を整え、前の文へ戻る。気づけば、素材を残す時間が推敲の時間に変わっています。
音声入力では、少しくらい話が前後しても構いません。同じ話を二度しても、途中で別の話題が混ざっても大丈夫です。
この段階で必要なのは、読みやすさよりも、考えた跡が残っていることだからです。
音声入力を下書きの前に置く
noteの記事ネタは、机の前でゼロから考えるより、仕事中に浮かんだ理由や具体例を、その時の温度ごと音声入力で残しておいたほうが育ちます。
音声入力で作るのは、完成原稿ではありません。あとから自分の言葉へ戻るための素材です。
話した内容には重複がありますし、説明の順番も整っていません。本人には分かっていても、読者には背景が伝わらない部分も出てきます。
そこで、音声を文字にしたあと、AIを使って論点を分けます。
重なっている話をまとめ、見出しになりそうな部分を探し、足りない説明を確認する。最後は、自分が実際に話しそうな文章になっているかを読み直します。
AIにゼロから書かせるのではなく、先に自分の考えを渡しておく形です。
ネタリエで、AIをどこまで使い、どこを人が判断しているかはこちらにまとめています。
→ AIを使った記事制作で人間が判断すること|ネタリエの制作ポリシー
この順番なら、机の前でする仕事も変わります。
何を書くかを探すのではなく、すでに残っている素材から、何を読者へ渡すかを選べるようになります。
小さな商売では、記事を書くためだけに長い時間を確保できるとは限りません。
だからこそ、仕事と記事制作を完全に別の作業にしない。普段の説明や迷いの中から言葉を拾い、あとで読める形へ整えていくことが大事です。
今日の仕事の中で、説明に少し熱が入った場面はなかったでしょうか。
ひとつだけ、二分ほど声に出して残してみると、次に書く一文の入口が見えるかもしれません。
質問も残しておくと、記事素材が増えていく
音声入力は、自分がその場で考えた理由や具体例を残すのに向いています。
一方で、仕事中にはもう一つ大事な素材が生まれています。
お客様から実際に聞かれた質問です。
「初めてでも頼めますか」
「なぜこの作業には時間がかかるのですか」
「どこまでお願いできますか」
こうした質問を残しておくと、自分が話した内容だけでなく、読者が実際にどこで迷っているのかも見えてきます。
質問をその場限りで終わらせず、記事素材として残す方法はこちらです。
→ 【noteをオウンドメディアへ】お客様の質問を記事に変える「質問台帳」の作り方
まとめ
記事ネタは、机の前だけで生まれるわけではありません。
お客様へ説明しているとき。
メールを書いているとき。
仕事をしながら、「これはあとで書きたい」と思ったとき。
その場では、理由や具体例まで自然に出ています。
だから、完成原稿を書こうとせず、まず音声で残しておく。
あとから整理し、何を記事にするかを選ぶ。
この順番にすると、白紙の画面から毎回考えなくても済みます。
今日の仕事の中で、少し説明に熱が入った場面があれば、2分だけ声に出して残してみてください。
それが、次の記事の素材になるかもしれません。
綿樽 剛がどんな考え方で発信や記事制作を支援しているかは、こちらにまとめています。まずは、考え方を知るところからで大丈夫です。
【制作について】この記事は、綿樽 剛の構成、メモ、リサーチ内容をもとに、AIを下書きや整理の補助として使用し、最終的に本人が確認・編集しています。記事の切り口、残す内容、削る内容、公開判断は綿樽 剛が行っています。
