AIに仕事を奪われた? それでも僕はWEBライターに感謝している
「よし、気合入れて書くぞ!」と意気込んで
コーヒーをデスクに置いた瞬間に、
足元の電源タップを蹴飛ばして
PCを強制終了させました。
どうも、メンタルツヨシです。
バックアップ?
そんなの、ADHDの僕の辞書には
「あとでやる(永遠にやらない)」
としか書いてありません。
さて、今日は少し真面目な、
でも僕らにとっては切実な
「AIと仕事」の話をしようと思います。
最近、SNSで流れてきた
あるライターさんの悲痛な叫びを読んで、
僕の胸はギュッと締め付けられました。
「AIのせいで、月5万円の案件が消えた」
その言葉の重みに、
他人事とは思えない痛みを感じたんです。
— 生成AIに仕事を奪われた男@FFFの民🐟 (@writer_eda1997) February 11, 2026
この記事を読み終わる頃には、
「奪われた」という絶望が、
少しだけ「どう使いこなすか」という
前向きな諦めに変わっているかもしれません。
損はさせないつもりなので、
少しだけ僕の独り言に付き合ってください。
Xのポストを読んで、胸が締め付けられた
その方は、これまで丁寧に
積み上げてきた仕事を、
「AIで十分代用できるから」という
一言で打ち切られたそうです。
月5万円。
フリーランスにとって、
この「5万円」がどれほど
生活の支えになっているか。
家賃の一部かもしれない。
子供の習い事代かもしれない。
あるいは、心の平穏を保つための
最低限の防衛ラインかもしれない。
それが一瞬で消える恐怖。
「大丈夫です」なんて、
簡単には言えません。
僕だって、同じような経験があります。
朝起きてメールを開いたら、
昨日まで当たり前にあった仕事が
「AI化に伴い終了」となっていた時の
あの、血の気が引く感覚。
「僕がやってきたことには、
価値がなかったんだろうか?」
そう自分を責めてしまう夜だってあります。
だから、まずは言わせてください。
その絶望は、正しいです。
キツいよね、本当に。
でも、それでも僕は、
このWEBライターという仕事が
好きなんです。
僕も、AIに仕事を削られたことはある
実は、ここ1年以内に消滅したクライアントは3社以上です。
なかには、もう何年も付き合ってきた文字単価3円の気前の良い会社もありました。
戦略設計から一緒にやってきたサイトもありました。
「明日から案件終了です」
それだけで終わってしまう関係に
クライアントを恨みそうに
なったこともあります。
でも、ふと立ち止まって考えました。
ビジネスとして、
コストが安く、速度が速い手段を
企業が選ぶのは当然のことです。
僕が恨むべきはAIでも、
クライアントでもなく、
「AIで代用可能な形」でしか
価値を提示できていなかった
自分自身の甘さでした。
奪われたのは「仕事」そのものではなく、
「これまでのやり方」という形
だったんです。
単価は下がった。それは事実。
正直に言います。
WEBライターの「文字単価」は、
全体的に下がっています。
昔なら文字単価2円だった案件が、
今は「AIの下書きがあるから0.5円で」
なんて言われることも珍しくありません。
でも、ここで絶望する前に、
少しだけ数字の計算をさせてください。
最近の僕の実例を出しますね。
文字数:8,000〜12,000文字
内容:AIの下書きに対する構成・執筆・画像選定・入稿
報酬:2,500〜3,000円
作業時間:45分前後
これを見て、どう思いますか?
「1万文字で3,000円なんて安すぎる!」
と怒る人もいるでしょう。
でも、時給換算してみてください。
時給2,500円を超えています。
月8万円稼ぐのに、
必要な時間は月に32時間。
1日1時間ちょっとの作業です。
以前の、ゼロから必死に調べて
1万文字を書いていた頃なら、
1記事に丸1日はかかっていました。
下手をすれば時給数百円です。
単価は下がった。
でも、AIという「補助輪」を使うことで
生産性は跳ね上がったんです。
視点を「1記事いくら」から
「時間あたりいくら稼げるか」へ
スライドさせる。
あまり、生々しい話はしたくないけれど、
僕の時給は上がりました。
AIライティング時代になってから。
僕は“てにをは修正係”を、敗北だと思わない
「せっかくライターになったのに、
AIが書いた文章の直しばかり。
僕はただの『てにをは修正係』だ」
そう嘆く人がいます。
でも、本当にそうなんか。
確かに、作家のようなクリエイティビティを
求めてこの世界に入った人には、
今の現状は屈辱かもしれません。
でも、僕はこう考えます。
AIドラフトを適切に扱える人間。
最終的な「読みやすさ」を担保し、
事実確認を行い、
読者の感情を動かす微調整をする。
これって、「品質保証の最後の砦」
じゃないですか?
責任重大な、立派なプロの仕事です。
文章をゼロから生み出すことだけが
ライターの価値ではありません。
「何が正しい情報か」を判断し、
「どう伝えれば届くか」を設計する。
その最終判断をAIに任せない。
そこを僕らが死守する。
それは敗北ではなく、新しい時代の
「職人」の姿だと僕は思うんです。
WEBライターはなくならない。変わるだけ。
半分は稼ぐ系の売りたい文句だと思うけど
「ライターは絶滅する」
そんな煽り文句をよく耳にします。
でも、企業が「何かを伝えたい」
という欲求を捨てない限り、
この仕事はなくなりません。
ただ、役割が変わるだけです。
これからの僕らは、
設計者:何を、誰に、どう伝えるか決める
翻訳者:クライアントの曖昧な想いを言語化する
調整者:AIと人間の隙間を埋める
AI使い:AIを雇い、効率的に形にする
こうした存在へと進化していく必要があります。
僕のところには最近、
「プロンプト開発」の相談が来ます。
クライアントは「AIで何かしたい」けれど、
肝心の「何を指示すればいいか」が
分からないんです。
そこに僕らの、
言語化能力という武器が突き刺さります。
僕は、この仕事に救われた
ここで少し、自分語りをさせてください。
僕はADHDという特性を持っていて、
決まった時間にオフィスに行き、
上司の顔色を伺いながら
ミスなく事務作業をこなすことが
どうしてもできませんでした。
会社員時代、僕は
「自分は社会のゴミなんじゃないか」
と本気で思っていました。
そんな僕を救ってくれたのが、
WEBライターという仕事でした。
在宅で、自分のペースで働ける
集中力のムラを、納期の調整でカバーできる
不器用でも、書いたものが価値になる
小さくても「自分の力で稼いだ」という実感が持てる
かっこよくなくてもいい。
誰かに自慢できるキラキラした
職業じゃなくてもいい。
それでも、僕はこの仕事のおかげで、
今日もご飯を食べて、
家族と笑って過ごせています。
この仕事への恩義があるんです。
だから、AIが来たからといって
「はい、さよなら」なんて
簡単に投げ出したくない。
地味。でも消えない仕事
WEBライターは地味です。
月100万円稼いでタワマンに住む、
なんて話はほんの一握り。
でも、
月8万円で生活に潤いを持たせる
月15万円で自立する
月20万円で家族を支える
こうした「地味な強さ」が、
この仕事にはあります。
積み上げれば、それは誰にも奪えない
自分だけの「生存基盤」になります。
僕は、この泥臭い、でも確かな
手応えのある働き方が大好きなんです。
「奪われた男」になるか、「使う側」になるか
結局のところ、僕らに突きつけられているのは
この二択です。
AIを「自分の席を奪う敵」として見続け、
震えながら過ごすのか。
それとも、AIを「格安で雇える優秀な助手」
として使い倒し、
自分は「判断」という上流工程に回るのか。
僕は、AIに奪われませんでした。
僕は、AIを雇ったんです。
操作マニュアルを覚える必要はありません。
最新ツールを追う必要もありません。
ただ、「どこで使い、どこで使わないか」を
自分で決めるだけです。
すみません。それでも、不安は消えない
綺麗事を並べましたが、
僕だって不安ですよ。
明日にはもっとすごいAIが出て、
時給2,500円の仕事すら
なくなるかもしれない。
未来は不透明だし、
競争はどんどん激しくなる。
でも、それでも僕は、
この仕事を続けます。
不安だからこそ、設計する。
不安だからこそ、思考を整理する。
「稼ぐ前に、壊れない」
合い言葉を胸に
一歩ずつ、淡々と進むだけです。
要点まとめ
AIによる案件消失の痛みは、本物。
単価低下は「生産性の向上」で相殺できる。
「てにをは修正」は、品質を守る立派な職人仕事。
WEBライターは消えない。役割が「設計者」に変わるだけ。
不器用な僕らが生きていくための、最高の生存戦略。
今すぐ何かを決めなくていいです。
ただ、「AIは敵じゃないかもしれない」
と、1ミリだけ思えたなら、
今日の僕の独り言は成功です。
本も書きました。
結局、時流に乗っかった宣伝です。
ただ、それだけです。
『生存戦略としてのWebライター』
『WEBライターは本業か副業か: フリーランスとして壊れずに続けるための考え方』
無理に読まなくていいです。
「あ、これ僕のことかも」と思った時に、
手に取ってみてください。
編集後記
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
飯田さんのポストをきっかけに、
僕も改めて「なぜこの仕事をしているのか」
を深く考えることができました。
結局のところ、僕は書くことが好きだし、
この仕事に救われた自分を
裏切りたくないんだと思います。
あ、冒頭で強制終了させたPCですが、
奇跡的に自動保存が生きていました。
現代の技術、万歳。
今日も最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
このNOTEでは、
WEBライターという不安定な仕事を
どうすれば壊れずに、長く続けられるか
その試行錯誤を記録しています。
📌 プロフィール
メンタルツヨシ|ADHDと生きる WEBライター
https://note.com/mentaltuyoshi/n/n07206b227758
📩 お問い合わせ・お仕事の依頼
https://mentaltuyoshi.com/blog/toiawase/
📚 関連マガジン
このマガジンは、
メンタルツヨシがこれまでKindleで出版してきた本について、
1冊ずつ振り返りながら整理していく場所です。
※本記事のエピソードは一部脚色を含みます。
セルフヘルプとして、気楽に読んでもらえたら嬉しいです。
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