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伊藤かよこ著「人生を変える幸せの腰痛学校」を読んで

たまたま降りてきた動画を観て、下書きに置いていたタイトルの本の感想文を思い出しました。
動画は、にわかには信じられないかもしれませんが、ギックリ腰や慢性腰痛の多くはメンタル疾患であるというお話です。

ここからは
「腰痛学校」の内容になります。
この本は、noteのお友達
あみあみさんから教えて頂きました。

これは、実際に腰痛患者だった著者がその経験を元に書いた小説です。
小説という形をとった、読んで腰痛を治せる本と言えるかもしれません。

主人公の由衣29歳は、椎間板ヘルニアによる腰下肢痛の診断を受け病院や治療院を転々とするも改善せず、3度目の入院先の医師の紹介で8週間の「慢性腰痛改善プログラム」に参加する。

医師曰く、
腰痛は、治したいと思えば思うほど治りにくくなる。だから、腰痛を治そうとしたらダメ。(は??ですよね)
人間は、脳で痛みを感じている
腰痛を治そうとすればするほど、痛みが改善しないことに意識が集中しそれがストレスとなる。この悪循環が、腰痛を悪化させる。
要は、腰痛のことを忘れるくらい、楽しい気分になることが大事

医師曰く
私達は腰痛を治すために生きているのではない。幸せになるために生きているのではないですか?
本来の目的は、腰痛を治すことではなく、治ったその先で何がしたいのか、ではないですか?(これは、生きていく上でぶつかる全ての物事を考える時にとても重要な問いではないでしょうか。)

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などという診断は、日本の保険制度上診断名をつける必要性から存在するものなだけ。実際は、痛みのない人の76%に椎間板ヘルニアが見つかったという論文もある。ヘルニアの中には神経の圧迫が強くて歩行困難や排泄障害を伴い手術が必要なものもあるが、それは腰痛全体の3%だと言われている。

以下、共感ポイントを引用します。

⚫︎思考のお喋りを止めるには、考えるのをやめて感じることに集中する
例えば丘の上で雲を見つめる。ただ見るだけ。その思考がどんな内容であってもとらわれない、巻き込まれない、ジャッジしない。すると思考は消えていく。これを習慣にする

⚫︎病院に行って治してもらう発想をやめ、自分で治す、自分の体とうまく付き合う基本姿勢を持つこと。

⚫︎痛みが強い時にじっと動かないでいるのか、できる範囲で動くのか。
痛みだけに集中するのか他のことを考えるのか。
痛みを嫌うのか好きになるのか、そんなバカバカしいことはやりたくないからやらないのか。
決めるのは全部自分
自分で選択し決断し行動する。
行動によって初めて自信がつく。
痛みには勝てないと思う時もあるだろう。でも、1秒だけ痛みをコントロールする。あとは1秒を2秒に、3秒に増やしていく。人生は瞬間の積み重ね。

⚫︎腰の治療は必要ないことがほとんど。
医者も治療者もいない国には腰痛の人もいない。(深い言葉です)
どんな治療もある程度は効くので、それを患者は治療のお陰と思ってしまう。

⚫︎モルヒネの6.5倍の鎮痛作用があると言われているβエンドルフィンは自分で作ることができる。そのスイッチは「思い」や「考え」。

⚫︎治っても治らなくてもどっちでもいいと考える。「治りたい」なら、どんな風に生きていきたいかを想像する。治る、治らない ではなく、腰痛のことを忘れるくらい、今この瞬間を思い切りいい気分で過ごす

⚫︎自分の身体にありがとうを言う。
病弱で常にどこか具合が悪い自分の身体は出来損ないだと思っていた主人公。だけど、実際はそうじゃなかった。感染症にも負けずこうして生きて来た。欠陥品どころか優秀な身体だったのだ!
自分の身体をさすりながら「ありがとう」と声をかけよう。

⚫︎医者にとって1番勇気がいるのは、何もせず信じて見守ること。そして患者は、先生が何もしてくれないから自分で直すしかないと腹を括ること。

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物語に出てくる整形外科医佐野医師の経験と治療方針を転換した経緯
椎間板ヘルニアの手術を執刀した患者の術後が悪化したことをきっかけに、患者さんを治すことよりも、より完璧な手術をこなすことが第一目的になっていたことに気づく。患者さんの気持ちに沿うことが二の次になっていたことを猛省する。
その後自分自身がぎっくり腰になり自分も手術を勧められたが、既に腰痛と椎間板ヘルニアとの関連性を疑問視していたから手術はしない選択をした。
患者に勧めることを自分はしないという矛盾に葛藤しうつ病に。
思い悩む中で出会った精神科医師から、心理学、哲学、仏教、霊性や魂の話を聞き、自分はなんと視野が狭かったのだろうと思い知る。
うつ病も薬以外の治療はないと思い込んでいたが、薬以外に自分でできることはたくさんある。太陽を浴びる、体を動かす、笑う、感謝する、いい気分になる。
その精神科の医師曰く「どんな状態にあったとしても、今この瞬間の思考と行動は自分の意志で選ぶことができる」ということ。ひたすらそれを心がけるうちに「焦っても焦らなくてもなるようになるから大丈夫」という心境に。2ヶ月くらいでうつ病から回復し同時に腰痛もすっかり治った。
(ちなみに、この医師はアドラー心理学を学ばれた方。)

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あとがきより
手術せずとも腰痛が改善するなんて信じられないと思われるかもしれないが、現時点での慢性の痛みに関する世界最先端の治療は、オーストラリアのシドニー大学で行われている認知行動療法プログラム。腰痛に対する「認知」を改め日々の行動を変えるこのプログラムは、腰の調節的な治療はしない。変えるのは「腰」ではなく腰痛に対する思考や信念。これは長年思い込まされ刷り込まれたもの。

解説より
「腰痛は怒りである」著者 長谷川淳史曰く
オーストラリアのシドニー大学で行われている認知行動療法のプログラムは確実に効果を表しており、日本でも福島医科大で導入されている。(腰痛研究の世界的な権威である菊地臣一先生)
これまで信じられてきた生物学的損傷という機械的な原因は、ごく一部の重大な内臓疾患につながる急性の腰痛を除き大部分の腰痛は、実は腰そのもの(軟骨含む)を痛めたために発生するのではなく、それぞれの患者が抱えている様々な心理社会的因子によって発症、慢性化、再発するということがわかってきた。
最近の脳科学の研究によれば、原因不明の身体の不調やうつ病に苦しむ患者は、ストレス反応の中枢をつかさどる扁桃体が肥大化することで、鎮痛に関わる側坐核とDLPFC(背側側面前頭前野)さらには記憶をつかさどる海馬の萎縮が起きていることがわかってきた。扁桃体を刺激する不安、恐怖、怒りなどの情報から距離をおくことが大切。

腰痛の治療には、安静も、コルセットも、手術も腰痛体操も効かない。大事なことは、腰痛に関する誤った思い込みを消去し考え方や行動を変えること

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感想
目から鱗でしたが、思い当たることがたくさんあります。
妹が重い股関節痛と腰痛があり、一時期は歩くのも大変という状態だった中無理して出かけた陶器のイベント会場で、4時間以上、痛みなど忘れてスタスタ歩いてる妹を見て、「痛み」って何なんだろうと不思議で仕方なかったのです。
私自身もいわゆる五十肩で整形外科に通ったことがあったけれど、良くならないので病院通いをやめたあと自然と治っていたこと。これも不思議でした。

妹は、先天性の股関節異常(脱臼だったかな)だと1度診断され、それを信じ込んでいた上に、痛みの酷かった時期はまさに精神的疲労が激しかった時と重なるのです。

薬を処方するには病名を付ける必要があり、そのことで医療者も患者も利害が一致しているのだと思いました。
でも、私達はそこから一歩踏み込んで、その治療は本当に必要なのか自分で調べる必要があるのではないか。
医師に指示されるままに治療を進めるのではなく自分で模索することが大切なのだと学びました。

追記📝
実は、先日、オケの総会があり
私は非公式?に書記を任命されていました。(結局はいつも私がやっています)
いつもこの、録音して議事録を作成するという地味な作業が本当は嫌で嫌で仕方なく、でもやらねばならないという使命感を持っていました。
そしたらなんと!総会前日酷い腰痛になったのです。ギターを弾く姿勢が影響していて何となく痛かったのが、前日激痛になったのです!
腰痛時テキメンに効く中山式快癒器というもので1日指圧して少し良くなり何とか行けましたが、
後から、この本に書いてあった「ここぞという時にぎっくり腰になる」という言葉が蘇りました。
私がやりたくない事を腰痛が防ごうとしてくれたのかもしれません😆

誠に、痛みとは不思議なものです…


ここまで長文をお読みくださり
ありがとうございました❤︎


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