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ポケットメモ#50 シュウマイ職人

■今日のポケットメモ
夕食 手作り 修行

***

うちには、シュウマイ職人がいる。

具材さえ揃ってしまえば、後は皮に包むだけ。
25個を5分で包む。

***

「お母さん、今日の夕食は何?」
「久しぶりに、シュウマイを作ろうと思っているんだ。」

タマネギをたっぷりみじん切りする。
ボウルの半分は、タマネギだ。

みじん切りにしたタマネギに、片栗粉をまんべんなくまぶす。
これで、タマネギから汁が出るのを防ぎ、つるっとしたタマネギの食感がでる。

おっと。
これはうちの秘伝だった!

母から伝わったレシピ。
娘にも教えてある。

そして、娘はシュウマイの包み方も習得済みだ。

***

「シュウマイ、包むでしょ?」
「わかった。じゃあテーブルの上を片付けよう」

今日は私が具材までは作っちゃう。
よーく捏ねて。

「こっちは出来たよ。あとお願いね」
「オッケー」

娘はエプロンを着けて、バットとスプーン、具材と皮をテーブルにのせる。

よしよし。
久しぶりのシュウマイだけど、大丈夫だね。

ちらっと、様子を確認しながら、大きな蒸し器を用意する。

***

道具の、無駄のない配置。
この配置で、作るスピードが変わる。

視線は手元に集中。
真剣な表情。

次々と包みあがるシュウマイ。

バット、1個目。
ぎっちり並ぶ、シュウマイ。
すぐ、バット2個目に入る。

「お母さん、皮も具材もぴったりだよ。」

今日は計50個、10分で包み完了!
まるで、シュウマイ職人だ。

***

蒸したての熱々のシュウマイ。
辛子醤油をつけて頂く。

「あつ、あつー!」
舌がやけどしそうな、シュウマイ。
ふんわりとした、シュウマイ。
食べると、ココロもカラダも暖かくなって、幸せがじわっと広がる。

具材を用意いただければ、シュウマイ職人がシュウマイの皮を持ってあなたの家に伺います。

さあ、あつあつを召し上がれ。

<Fin.>


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#ポケットメモ #日常 #ショートショート #シュウマイ #なんのはなしですか


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