Nano Bananaで遊ぶ(その1)
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Last update 9-8-2025
※ (11-23-2025) Nano Banana Proの記事を公開しました(上部のリンクより)。
※ 気づけば、1.がGigazineの記事の表紙になっていました。そちらで紹介されているAwesome-Nano-Banana🍌-imagesも参考になるかもしれません。
■ 0. 概要等
▼ 0-0. 注意事項
Googleは、生成AIの使用禁止に関するポリシー(https://policies.google.com/terms/generative-ai/use-policy)を公開しています。内容を確認してください。
たとえば、「不適切な内容の画像を生成してはいけない」のはもちろんのこと、「権利上の問題が無い画像を使用する」ことも大事です。
▼ 0-1. はじめに
本記事にたどり着いた方は、すでに「Nano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)」をご存じかもしれません。Nano Bananaでできること、できそうなことが色々あるので連載を始めることにしました。
先に、Nano Bananaへのアクセス方法を説明した記事を紹介します。お試しや遊びの場合は、無料で生成ができるGemini(https://gemini.google.com/app)を利用するのが良いでしょう。
▼ 0-2. 本記事の内容
本記事の内容は、2つの利用例と、従来モデルとの比較となっています。次回以降で様々な試みを行っていく予定です。
巨大オブジェ化 → 1.
フィギュア化 → 2.
旧モデルとの比較 → 3.
おまけ → 4.
下記は、従来モデル「Gemini 2.0 Flash native image generation(Gemini 2.0 Flash Experimental)」が登場した当時に書いた記事です。
Google AI StudioのGemini 2.0 Flash Experimentalで画像編集を試す
https://note.com/mayu_hiraizumi/n/nd643348f2e41
■ 1. 巨大オブジェ化
▼ 1-1. 概要とサンプル画像
生成済みの画像から巨大オブジェを作ってみたら少し受けが良かったので、最初に紹介します。
Nano Banana #aiart
— まゆひらa (@riddi0908) September 5, 2025
Please generate an image of the following:
A realistic photographic work. A gigantic statue of this person has been placed in a square in the center of Tokyo, with people looking up at it. pic.twitter.com/qjslsvuWn0
Qwen-Imageで生成した入力画像を掲載します。こちらを用いて生成した画像と元画像は、セットで自由にご利用ください。

▼ 1-2. プロンプトと生成例
下記は、画像と一緒に利用するプロンプトです。2行目は、Google翻訳(https://translate.google.com/?hl=ja&sl=ja&tl=en&op=translate)に「現実的な写真作品。この人物の非常に巨大な像が東京中心部の広場に設置され、人々がそれを見上げています。」と入力すると出てくる英文です。
実際に使うときは、1行目を「Please generate an image of the following (with no text respond):」に変更すると、Geminiで画像を生成してもらえる可能性がさらに上がります(文章だけを返す場合がある)。
Please generate an image of the following:
A realistic photographic work. A gigantic statue of this person has been placed in a square in the center of Tokyo, with people looking up at it.
最初に挙げたXの投稿画像は、fal(https://fal.ai/models/fal-ai/gemini-25-flash-image/edit)を利用しました。下記がその画面です。


Gemini上で生成したところ、これとほとんど同じ画像ばかりが生成されました。このことから、何らかの条件下では出力の揺らぎが少なくなる可能性が考えられます。次の例では長いプロンプトを使用し、多様な画像が生成できます。
■ 2. フィギュア化
▼ 2-1. 説明
SNS上で流行ったフィギュア化について、注意点を交えて説明します。入力画像は1-1.に掲載したものを使用します。
▼ 2-2. 方法と問題点
最近流行ったフィギュア化は、9-2-2025にGoogle Gemini Appの公式アカウントがプロンプトを掲載したところから始まっている様子です。

URL: https://x.com/GeminiApp/status/1962647022068187208
このプロンプトを使用すると、フィギュアのパッケージに実在メーカーのロゴがほとんどそのまま出てくる可能性がそれなりにあり、SNSの一部において物議を醸しています。詳細な言及は控えますが、実在のロゴが入った本物の商品と思い込んで誤解を招くことは、法規を考慮せずともあまり望ましくないと思います。
プロンプトを少し変更して試したところ、やはり同様の問題が発生してしまったのが下記の画像です。掲載にあたり、一部にモザイクを入れていますが、確実に認識できるレベルのロゴが入りました。

…と、ここまでが事情の説明です。これより本題に入ります。
▼ 2-3. 修正(?)された方法
次はGoogle Japanが掲載したプロンプトです。こちらは、前述の騒ぎを受けて独自にアレンジを加えた雰囲気が感じられます。プロンプトはリンク先より確認してください。
「自分の写真が、フィギュアに!?✨」
— Google Japan (@googlejapan) September 4, 2025
Gemini に写真をアップして、リアルなフィギュアの画像を生成しよう!
やり方はリプライから⬇️ pic.twitter.com/B4GP6JHlFn
URL: https://x.com/googlejapan/status/1963473680337703408
▼ 2-4. 独自の方法
(※ 本項のプロンプトではフィギュアが小さめになるので、異なるプロンプトを次回以降で紹介する予定です。件の問題が起こりにくいようにしていますが、再現してしまう場合があります。)
本記事では、前述のものを参考に筆者が考案したプロンプトを使用します(複数キャラにも対応)。下記のプロンプトは自由にご利用ください。そのままでも良いですし、内容をアレンジしても良いでしょう。なお、生成した画像の利用は各自で判断してください。
Please generate an image of the following (with no text respond):
商品開発を連想する写真です。画像の全キャラクターで高さ25cmの現実的な立体のPVC製フィギュアの全身を作り、何も書いていない透明なベースの上に乗せています。フィギュアの隣には、考案したキャラクターの人名(ローマ字)と平面なイラストだけが印刷された商品の箱(一部が透明の凝ったデザイン、側面も見える、箱の中身は空、ケーキがモチーフのロゴマーク)が立ててあります。フィギュアはキーボードのそばに置かれ、背後の複数の液晶モニターにはキャラクターの開発画面(それぞれイメージイラスト、同じポーズのズームインしたポリゴンメッシュ、三面図のイラスト)が映されています。これらはつやのある白いデスクに置いてあります。遊び心のある開発者の部屋です。
上記のプロンプトをGeminiで使用してみました。

上記とは別の4枚(Geminiとfalで生成)を、Xにポストしました。
#aiart
— まゆひらa (@riddi0908) September 7, 2025
Nano Banana(Gemini等)で立体フィギュアを作るプロンプトをアレンジしました
問題が出にくいようにしていますが、ポストする前にご自身で出力を確認してくださるようお願いいたします
今日公開する記事にも同じプロンプトを掲載します(つまり先出し)
プロンプトはリプライにて↓ pic.twitter.com/RozSRAjs9X
■ 3. 旧モデルとの比較
▼ 3-1. 説明
これ以降は旧モデルと新モデルの比較を行います。下記の記事に掲載されているものが対象で、入力画像のダウンロードもできます。
旧モデルではGoogle AI Studioを利用しましたが、ここではfalを利用します。Geminiで試したい場合は、冒頭に「Please generate an image of the following (with no text respond):」を付けてください。そうしないと、テキストの出力だけを行って画像を生成しない場合があります。
▼ 3-2. ホテルの部屋
まずは入力画像を掲載します。

これ以降は左側に旧モデル、右側に現モデルの出力を並べます。また、画像の説明は実際に入力したプロンプトです。
全般的に共通する事項として、旧モデルでは全体的に画質が劣化していて、新モデルではそれが抑えられています。
1枚目は犬を追加しています。分かりづらいかもしれませんが、旧モデルは毛並みに画像生成AI特有の不自然な質感が生じています。現モデルは自然な毛並みが表現されています。

2枚目は床を変更しています。美的な評価は別として、新モデルの方が自然な仕上がりになっていると思います(筆者の主観)。

3枚目はカーテンを外して外の景色を変更しています。falでは生成に失敗したので、プロンプトをわずかに変更しています。旧モデルは窓の外に問題はありませんが、空気清浄機が消えたり、カーテンのそばに液晶テレビ(?)が追加されたりしています。

右:カーテンをなくして窓の外を夜のピラミッドの背景にする
4枚目はベッドの上にバッグを追加します。新モデルではルームウェアが奥側に移動しました。

▼ 3-3. 海鮮丼
まずは入力画像を掲載します。

1枚目は視点の変更です。こちらはプロンプトがあまり良くなかった例と考えられます。新モデルでは確かに、視点が少しだけ移動しています。

2枚目はテーブルの変更とオブジェクトの追加です。旧モデルもそれほど遜色は無さそうです。

3枚目は空間を拡張します。ただしプロンプトが曖昧なせいで、旧モデルでは海鮮丼がテーブルに置かれていない部屋になってしまいました。新モデルでは、たまたまかもしれませんが意図がくみ取れたようです。

▼ 3-4. 複数画像の組み合わせ
まずは入力画像を掲載します。横に並べていますが、実際には独立した2枚の画像を入力しています。

お寿司の皿をもう片方の画像に追加します。旧モデルは雑コラになってしまったのが、新モデルは自然になりました。ただし、お寿司が小さすぎます。プロンプトを調整すると、より上手に生成できると考えられます。

右:添付画像の寿司の皿をグラスの横に置く
実は、こちらはWhiskを利用すると上手に生成ができました。画像を追加して、何も入力せずに生成を行っただけです。

試しにWhiskで、今度は横長で生成してみました。お寿司が大きすぎるようですが、こういうものだと思えば納得してしまうかもしれません。いずれにせよ、旧モデルよりも自然に仕上がります。

■ 4. おまけ
▼ 4-1. 説明
ここまでスクロールしてくださった方に、フィギュア化のプロンプトを追加で2つお届けします。もちろん、そのままでも加工しても自由にご利用いただけます。
▼ 4-2. フィギュア化おまけ1
2-2.で紹介したプロンプトを練り始めた当初は、(問題が起きないように)異なるシチュエーションでフィギュアを配置することを考えました。その結果が下記のプロンプトです。作成にはClaude Sonnet 4を利用しています。
Create professional product photography of a collectible character figurine positioned in a realistic outdoor environment that matches the character's theme and aesthetic. Show a high-quality 1/7 scale figure with realistic details, placed directly in a beautiful natural setting such as a scenic landscape, urban street, or park that complements the character's story. Use natural lighting to highlight the figure's details and premium finish. The genuine photographic background should enhance the figurine's narrative appeal while maintaining focus on the product through shallow depth of field, suitable for e-commerce or collector marketing materials.

▼ 4-3. フィギュア化おまけ2
前項の続きです。プロンプト次第ではフィギュアのパッケージを置いても問題ないのではないかと考え、日本語で作り始めた当初のものです。この後さらに変更と試行錯誤を重ねて、2-3.に掲載した内容になりました。
次の画像を生成:
この人物で高さ25cmのフィギュアを作り、何も書いていない透明でかわいい形のベースを使用して立てます。フィギュアの隣には、ローマ字で人物の名前と完成品の姿だけが印刷されたフィギュアのパッケージが置いてあります。これらはつやのある白いテーブルの上にあり、背景はおしゃれで遊び心のある部屋です。

▼ 4-4. 表紙画像
基本的には1.と同じ方法で生成していますが、プロンプトをわずかに変更することでリアルなフィギュアっぽさを出しています。
Please generate an image of the following:
A realistic photographic work. A gigantic statue of this person like realistic 3D figure has been placed in a square in the center of Tokyo, with people looking up at it.

▼ 4-5. フィギュア化(改良中)
記事の公開後に追加しました。次回の記事にて、さらに変更を加えたプロンプトを掲載できるかもしれません。
Please generate an image of the following (with no text respond):
商品のサンプルイメージとして、画像のキャラクターをチビアニメ化した全身フィギュア人形を撮影します。人形はPVC製の完全な立体で、少女マンガ風のかわいい瞳が特徴で、そのままの体勢を維持し、明るく自然な光源で立体感がさらに演出されています。光沢のある白いテーブルの上に置いてあり、背景はキャラクターをイメージした遊び心のある壁紙です。
入力画像(Qwen-Imageで生成)と出力画像を交互に掲載します。まずは1枚目です。

2.のプロンプトでは、周りの物を増やすことでフィギュアが小さくなってしまう欠点がありました。こちらでは、シンプルかつポーズを維持するようにしています。

2枚目です。等身大ポップをフィギュア化することが難しいことに気づきました。アクリルスタンドのように平面のまま立ってしまい、頑張っても平面がふくらむだけでフィギュアになりません。

今回のプロンプトでは無事にフィギュア化できましたが、他の等身大ポップで試したところ失敗しました。良い方法があれば知りたいです。

■ 5. その他
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