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2026年4月22日(水)「医食同源・酒に纏わるアレやコレや①(酒は百薬の長?)」

今日の東京は晴れのち曇り。
朝の最低気温は9℃チョイ、日中の最高気温は24℃弱。
朝は少々低めの気温でしたかね。でも、寒いと言うホドじゃあない。さて、

昨日は「未利用魚・エゾキンチャク(ばばのて)」についてお届けしましたが、本日は「医食同源・酒に纏わるアレやコレや①(酒は百薬の長?)」について書いて行きたいと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。

酒は百薬の長。
このコトバ、酒呑みのヒト達が金科玉条に掲げる名言?言い訳??ですね。
その意味するトコロは、「適量のお酒は健康に良く、どんな薬よりも効果がある!」と言うモノです。
が、しかし。

そもそも、このコトバがドコから出来て来ているか、誰が発したモノなのかを調べてみると…。
コレは古代中国の「漢書」に出て来るコトバです。
前漢(BC208~AD8年)と後漢(AD25~220年)の間には、王莽と言う名の皇帝の一代限りの王朝である(AD8~23年)と言うのがあったんです。
前述の漢書の「食貨志」(経済に関する記録)に拠れば、その王莽が発した新の財源・税収確保の目的で酒・塩・鉄を政府の専売事業とするとのの中に登場するコトバのようです。
要は、「酒は百薬の長」・「塩は食肴の将」・「鉄は田農の本」と言われる程にスバらしくて重要なモノなので、その儲かる3つの利権は政府が独占するよ、と言う宣言であったと言うワケです。
この王莽と言う皇帝は、「中国史上最悪のペテン師」と言われてたりもするようです。

上述のようにビッグマウスで利権を集めては国を滅茶苦茶にした政治的な悪評もあったり、前漢最後の皇帝となった14歳の平帝に毒酒を盛って殺害したとの説もあり(但し、病死説もアリ)、人間的にも悪い評判もあったりもして、「平家物語」の有名な序章「祇園精舎」にも、その悪名が登場するホドなのだとか。
「酒は百薬の長」というコトバが、そんな悪名高い中国皇帝の手前勝手な?詔勅の一説だったなんて、中々にオモシロいモンですね。

ソレはさて置き。
確かに、お酒と言うモノは昔から神事やお祝い事には欠かせぬ存在であったり、日常生活に於いても日々の食卓に寄り添い、ヒトとヒトの関係をも円滑にすると言う効能があったりもします。
が、ソレには実は前提があって、飽く迄もその量が「適量であれば」となります。
適量を超えた飲み方をすれば、健康を損なうコトにもなるので、そうなれば百薬の長ドコロか、百害あって一利なし、ともなりかねないのであります(江戸時代の医書にも「過ぎたれば毒」とも明記されていたのだとか)。
諸刃の剣、ですね。
じゃあ、飲酒の良い点、悪い点を整理してみると。

良い点(QoL:Quality of Life…生活の質の向上)
・食事の味わいの引き立て
・コミュニケーションの円滑化
・気分転換
悪い点(健康面での悪影響)
・肝機能への負担
・睡眠の質の低下
・アルコール依存リスク
・食べ過ぎ誘発

勿論、飲む量を適量に出来れば、メリットを享受してQoLを上げられるので、ソレは良いコトなのだと思いますが、問題は「適量」の加減。
一体ドレだけ飲むのが適量か?と言う点については、ヒトによっても異なるし、場合によっては体調によっても異なって来るし、気分が乗ればついつい度を超して飲んでしまうコトも多々。

ソレでは、斯かる状況に陥らぬようにする為にはどうすれば良いのか?
対策としては以下でありましょうか。

・飲酒量の可視化(小さめのグラスへの変更、飲酒量の記録等)
・飲酒時間を決める(ダラダラ飲みの回避)
・水を同量以上飲む
・空腹では飲まない
と書いたのは良いモノの、コレらをキチンと守るのは中々に難しいモノです。

まぁ、お酒を愉しむ為に重要なコトは、お酒を主役にせず、食事や会話、ヒトと一緒に過ごす時間を楽しむコト等を主と考え、お酒は飽く迄もその脇役であるとの位置付けをキチンと意識する、ソレが大事なんだと思います。
コレ、医食同源の観点からお酒とお付き合いする為の理想的な関係とでも言いましょうか。
また、週に数日の休肝日を設けたり、体調悪い日にはムリして飲まなくする等、お酒との健全な距離感を持って臨むコトが大事なのだと思います(が、自分にソレが出来ているかと問われたら…)。
そう言えば、昨日の日経新聞に掲載されてたSuntoryの広告が掲載されてたの、ご覧になりました?
ソコでも最後の締め括りは「お酒は、なによりも適量です」なんて書かれてましたね(笑)。

2026年4月21日日経新聞掲載のサントリーの広告。

ともあれ、人生は永い。
でも、その途中でカラダ壊しちゃったりしては元も子もない。
なので、お酒とは適度な距離感を持ち、ホドホドに嗜むコトを心掛け、本当の意味での酒が百薬の長になるコトを身を以って証明したいモノです。
何事も、ほどほどに、ほどほどに(笑)。

明日は「内臓料理(魚)・ちちこ煮」について書いて行きたいと思います。

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