2025年11月28日(金)「醗酵飲料(日本酒)・真澄(宮坂醸造)」
今日の豊田はほぼ晴れ。
朝方の最低気温は10℃チョイ、日中の最高気温は15℃弱。
昨日の午後に所用有って再び豊田に来てます。さて、
昨日は「医食同源・まごわやさしい」についてお伝えしましたが、本日はまたしても(?)長野の「醗酵飲料(日本酒)・真澄(宮坂醸造)」について書いて行きたいと思います。
真澄。
このブランドならばピンと来る方も多いと思いますが(まぁ、長野県の銘柄としては可也メジャーな存在ですからね)、宮坂醸造と聞いてもあまりピンと来るヒトは少ないのでは無いかと思います。
宮坂醸造の創業はナンと1662年(寛文2年)と言うコトなので、360年超の歴史を持つ老舗蔵なんです。江戸前期から造り酒屋として存続してるって、ホント凄いコトですよねぇ。
となると、現蔵元の宮坂直孝氏は創業から25代目(!)らしいんです。スゴいですね~。
因みに、この蔵は信州は諏訪湖の近くである諏訪地方に所在しているので、杜氏は諏訪杜氏系統の流れを汲む方々となってます。
昭和期には、黄綬褒章や勲六等旭日章等も受勲された昭和の名杜氏にして諏訪杜氏の代表的な存在でもある窪田千里氏、その弟子筋にあたり窪田氏から心技を継承し昭和後期から平成初期に掛けて宮坂醸造の酒造りを支えた久保田良治氏が著名です。
が、現在に於いては特定の杜氏は置かず、「製造部長」や「醸造責任者」を中心として、複数の蔵人が協働するカタチでのチーム制の酒造りの体制となっているのだとか。
この辺りの動きについては、全国的に伝統的な杜氏制度が縮小している流れ、持続可能な(SDGsを意識した?)酒造りを目指し、伝統と革新を融合させ乍ら、体制を変更して行っているようです。
この蔵での酒造りは「食中酒」として料理を引き立てるコトを重視しているとのことで、仕込水は八ヶ岳山系(霧ヶ峰)の清冽な伏流水を使い、酒米は長野県産の山田錦や美山錦を使用。麹は伝統的な手作業を守り乍ら(因みに、「協会7号酵母」はこの蔵から発見されたモノ)、最新技術も取り入れて、安定した品質を追求しているとの由。
このバランス感覚の良さが、真澄の透明感ある味わいを支えているのだそう。
ココ上諏訪地区の甲州街道沿いの約500m範囲内には、この宮坂醸造以外にも「舞姫」で有名な舞姫酒造、「本金」の酒ぬのや本金酒造、「麗人」の麗人酒造、「横笛」の伊東酒造がありまして、コレを「諏訪五蔵」と称してます。
この諏訪五蔵が協力して「ごくらくセット」と言う試飲チケットを販売してて、五蔵を歩いて巡り少量ずつ試飲出来るようにしているので、観光客にも人気なんです。
実際に行ってみると、この五蔵のウチで一番規模が大きく(年間生産量は7~8千石)、オシャレ感満載なのが、ココ宮坂醸造でしたね。中々に、スバらしい施設でした(自分はクルマの運転があったので、試飲出来ませんでしたが(泣))。


真澄には純米から大吟醸迄、多彩なラインナップがあるワケですが、夫々が夫々なりの「料理と共にある酒」と言う理念を体現した食中酒になってます。
辛口生一本は焼鳥や鍋に合わせられるし、純米吟醸は白身魚の刺身やカルパッチョに、大吟醸はチーズや生ハム等の洋風の前菜にも合わせられ、様々なペアリングが出来るのが、コレまた楽しいですね。
掘ってみると、色んなコトが分かって誠にオモシロいですね。
ただ、この蔵はその古くからある伝統に甘えるコトなく、日本酒離れが叫ばれる中で、若年層の取り込みや、海外市場への進出、環境負荷を減らす取り組みなど、常に新たなコトに挑戦し続け、持続可能な酒造りを模索、食卓に寄り添い文化を繋ぐ酒として更に前へと突き進むようです。
そんなコトを考えながら、秋の夜長に杯を傾けるのもまた愉し、じゃないですかね?
と言うコトで、今週はコレにて。
週末のお天気は多少気温は下がるものの良好のようなので、晩秋/初冬を楽しみましょう。
来週初には「内臓料理(肉)・アンドゥイエット」についてお届けする予定です。
それでは皆さま、良い週末をお過ごし下さい~!
