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2026年4月16日(木)「醗酵食品・じゅうじゅうみそ」

今日の東京は昨夜から降り続いた小雨は朝方迄、その後は晴れ。
朝方の最低気温は14℃、日中の最高気温は25℃超迄上昇。
春は一雨ごとに暖かく(暑く??)なって行きますね。さて、

昨日は「医食同源・認知症」についてお伝えしましたが、今日は「醗酵食品・じゅうじゅうみそ」についてお届けしたいと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。

じゅうじゅうみそ。
自分もつい最近知った愛知県の離島の一つである篠島に古くから伝わる醗酵食品を使った郷土料理(漁師料理?)なのだそうです。
自分は小さい頃からそのお隣にある日間賀島には足繁く通っていたのですが、篠島にはあんまり行ったコトもなかったんですよね。
篠島と言うのは、三河湾に浮かぶ小島で、愛知県のカタチが羊であるとすれば、その羊の前脚にあたる知多半島の先っちょにあります。

羊のカタチをした愛知県。篠島はその前脚の先っちょにある。

そんな篠島は全国的にもシラスの漁獲量が多いコトで有名なのですが、古くから漁業が盛んな島で、伊勢神宮への御贄(みにえ)として年に3回(6月の月次祭(つきなみさい)・10月の新嘗祭・12月の月次祭)も神饌として干鯛御幣鯛:おんべだい)を奉納して来た、と言う由緒正しき歴史を持つ島なのです。
この「じゅうじゅうみそ」がいつから篠島で作られて来たかはハッキリした文献は残っていないようですが、中世~近世に掛けて篠島を中心に勢力を持った海の豪族(?)である千賀氏の頃に、コレを含めた篠島の生活文化・食文化の基盤が作られ、発展したのだろうと思われます。
因みに、この千賀氏は江戸時代には尾張藩の船奉行や篠島の惣代・年寄・代官等も務めたお家柄のようです。
その篠島で昔から日常のご馳走として親しまれて来て、今でも一般家庭でフツーに食されているのが、この醗酵料理であるじゅうじゅうみそ。
じゅうじゅうみそは、篠島の食文化である「海と共にある暮らし」が色濃く反映されているし、味噌文化の色濃い尾張・三河地方の影響も受けた島の漁師料理として発展して来たモノであると考えられます。
保存性の高い味噌に、入手のし易い魚貝類を合わせると言うのは合理的な生活の知恵。

とは言え、その作り方たるや至ってシンプル。
ま、元々が漁師料理でもあるので、そんな手間暇は掛けておれません。

使用する味噌は「つぼみそ」と言われる陶器の甕に仕込んで長期熟成させた豆味噌八丁味噌や赤味噌と言われるモノ。但し、各家庭で造られたモノである為に、大豆の粒が残ってたりするコトが多い模様)に味醂や砂糖を少量加えて練り、好みの甘さに調整。
ソレを平たい鍋に注ぎ、シラスサワラタコ等の魚貝類、ワカメやモズク等の海藻類やネギやタマネギ等の野菜類、卵等も入れて熱するだけ。
その際に「じゅうじゅう」と音がして部分的には香ばしい焦げ目が付いたりするのが、コレまた美味く、ソコから「じゅうじゅうみそ」との名前が付けられたのだとか。
ま、非常にシンプルですね。

南知多の3つの離島(篠島・佐久島・日間賀島)の中では、日間賀島のトラフグにタコ佐久島のオオアサリ(ウチムラサキ)は有名だけれども、篠島にはシラス以外に有名なモノが無いので、次なる名物を生み出す為に、島をあげてこの「じゅうじゅうみそ」の名産化に取り組んでいる、と言う状況のようです。
2018年には観光客を呼び込もうと、じゅうじゅうみそも含めた「篠島の朝ごはん」キャンペーンを実施されたようですし、2020年には篠島観光協会さんが中心となって、「鯛のじゅじゅうみそ焼」と言う商品(?)を開発し、見事「農林水産省食料産業局長賞」を受賞されたのだとか(でも、島民へのヒアリングに拠れば、この商品のように普段マダイを入れるコトは殆ど無いらしい(笑))。
ガンバってますね。

そのお味の評判は、上述の作り方を見ただけでも分かる通り、酒の肴にも合うし、ゴハンにも合う。
ま、間違いないヤツってコトですね。
コレも作り方としては全然難しいモノではないので、条件が揃ったら自作もアリですね。

明日は「醗酵飲料(日本酒)・白隠正宗高嶋酒造)」について書いて行きたいと思います。

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