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2026年5月28日(木)「有害鳥獣(狩猟)・タヌキ肉はホントに臭いのか?」

今日の東京はほぼ曇り。
朝方の最低気温は20.5℃チョイ、日中の最高気温は28℃弱。
ナンだか冴えないけれども、結構蒸し暑い一日でした。
矢張り梅雨は着実に近づきつつあるカンジ…。さて、

昨日は「醗酵食品・新島のくさや」についてお伝えしましたが、本日は「有害鳥獣(狩猟)・タヌキ肉はホントに臭いのか?」について書いて行きたいと思います。

タヌキ肉。
日本ではタヌキは臭いと言いつつも、昔っからお山の方では「たぬき汁」なんてモノがフツーに食されていたと思われます。
ただ、明治以降家畜肉(ま、豚や牛、鶏等ですね)が一般的に普及するようになってからは、主として山間部で冬場の貴重なタンパク源として食べられていたタヌキ肉も急速に姿を消してしまったのだそうです。
ほら、熊本の童謡とされる「あんたがたどこさ」にもありましたよね、「船場山には狸がおってさ それを猟師が鉄砲で撃ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ」なんて歌われておりました(異説あり、船場山の狸=徳川家康徳川幕府・猟師=薩長軍・鉄砲で撃って煮て焼いて食う=倒幕、を陰に著した、と言うモノ。オモシロいですね)。
何れにせよ、そんな風に昔っからタヌキは食われていた証拠(?)です(笑)。

以前、小田原の「小田原ジビエ めぐみラボ」を訪問した際、ソコに珍しくもタヌキ肉が売られていたので、思わずチョットだけ購入。
狩猟や有害鳥獣駆除活動をやっていると、メインターゲットのシカやイノシシは良く手に入るし、偶に地元のお爺ちゃん罠師が罠で獲ったアナグマなんかも食べたりするコトもあるのですが、タヌキが罠に掛かってもキープして食べようってヒトはいないんですね。
なので、実は自分はタヌキを食ったコトがなかったんです。
猟やってる時も、犬がワンワン吠えてると思ったら、追っ掛けてるのがメインターゲットでは無くてタヌキだったりする。
そうなると、「おい、ナンだ。臭いヤツ追っ掛けてんじゃねぇ!」なんて怒号が飛んだりして、猟師達の間では臭いヤツで定着してて、寧ろ嫌われモノ扱いになってるんです。
そんな背景があってタヌキ肉を見付けたので、思わず購入してしまったと言う次第(矢張り、どんだけ臭いのか、実は臭くはないのか、自分で確かめねば気は済みませんからね(笑))。

調理前のたぬき肉。キレイな赤身と美味そうな脂身。

で、実食。
今回購入したのはたったの200g程度のカット肉(要は端肉)だったので、夫々100gずつに分けて、シンプルな塩胡椒炒めと、定番の(?)タヌキ汁に。
知ってました?ネットで「タヌキ汁 レシピ」で検索すると、出て来るのはタヌキ肉を使ったモノではなくて、コンニャク使った味噌汁が出て来るってコトを(笑)。
コレは、現代に於いてはタヌキ肉なんてドコにも売ってないからと言うワケだけでも無さそうです。
どうやら幾つかの理由や背景があったようですが、
① 僧侶は獣肉を食べるコトが出来ず精進料理としてタヌキ肉の代用として食感の近い凍みコンニャクで代用した
② コンニャクの油炒め+味噌仕立てでタヌキ肉の風味が再現出来た
③ 江戸期の獣肉忌避と代用食文化の中で広まった
④ 奈良の寺院行事等でコンニャクを使ったタヌキ汁が定着した
等の経緯?があったようです。

マズは塩胡椒炒め。
いや~、期待に反して(?)フツーに美味い。
獣臭いとか、イヌくさいとか言うコトは全くなく、フツーに美味しいお肉でした。
確かに、めぐみラボさんで購入した際にも、ものスゴく肉質の良いお肉だったので販売したみたいなコトを言っておられたような気がします。
恐らく、棲息環境も食べてたエサも良い個体のモノだったからだろうと思われます。
コレは当たりです。
なので、フツー一般のタヌキ肉の味の評価としても良いんだか、悪いんだか。
牛肉でも無いし、鹿肉でもイノシシ肉ともチョット異なる、あまりクセの無い肉質でした。
脂も、甘い。全然イヤな味ナシ。

タヌキの塩胡椒炒め。臭みは殆ど無く、寧ろ美味!

お次は、タヌキ汁。
コレも、敢えて臭み消しの意味合いもあってゴボウなんかも入れて(その他は大根と人参)、市販味噌と自作味噌の合わせで作ってみたけれども、そもそもの肉質が良いモノだったので、コレまた美味いたぬき汁となりました。
薄切りにせずにそのままブチ込んだので、少々身が硬いカンジはありましたけど、十分に美味いたぬき汁でした。
このレベルのお肉が継続的に入手可能となるのならば、常連メニューに入れても良いホド。

定番の(?)たぬき汁。コレまた、美味し!

まぁ、野生動物なので、棲息環境やその時々で食べているエサ(特にタヌキも雑食性なので、エサの影響は大きい)によってお肉の味わいも随分と変わって来るモノと思われるし、獲られた季節によっても脂肪の入り方等も異なると思われるので、今回食った感想だけでタヌキ全体を表するのは少々イケないのかな、と(笑)。

ま、今回のモノが上出来のモノであったとは思うものの、タヌキ肉もそんなに悪いモンでも無いな、と言うのが感想でした。
お次は地元の罠師お爺ちゃんにお願いして、たぬきが掛かっても逃がさずにキープしといて貰おうかと思います(笑)。

で、今回のお題に対する結論。
(今回食べたモノに限って言えば)タヌキ肉は全然臭くない!

明日は「醗酵飲料(焼酎)・嶋自慢株式会社宮原 新島酒蒸留所)」についてお届けする予定です。

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