テイカーにとっては理解力の無ささえ武器
前回、女子会は、「要するに」と言い出し始める人間を排除するために、女性のみで開催されるのではないか、という仮説を考察してみました。
女子会に「要するに」は要らないのです。
本人の発言を遮ってまで、他人の結論を提示する人間は、女子会に必要とされていません。
これは女子会に限った話でなく、雑談や懇談でもそうで、無礼講とされている会でもそうです。
今回は、相槌が悪質な人間が、何故そこまでして要したいのかについて考察したいと思います。
何故そこまでして要したいのか
相槌が悪質な人間には共通する口癖があります。
それが、前回述べている、「要するに」です。
本人を差し置いて、要するにこういうことであるとしてしまうのが、極めて悪質なのです。
私にはそういう口癖が存在しないので、今までは考えたこともなかったのですが、彼ら彼女らは、何故そこまでして要したいのか。
悪質な相槌の人間は、テイカーであることが多いので、テイカーがどう考えるかという観点から、私はいくつか理由を見出したいと思います。
テイカーではない人間も悪質な相槌をすることがありますが、テイカーは悪質な相槌をする人間が極めて多いと感じているからです。
要するにこういうことだろう
「要するにこういうことだろう。」
こんな言葉をテイカーが用いる際、隠されているものは何でしょうか。
「こいつの意見は要点だけあれば良い」です。
発言中の人間はそう考えるに至った背景、原因、過程などの要素を交えて話しています。
その要素が要るか要らないかは、受け取る人間の数だけあります。
しかしながら、テイカーは自分自身の結論だけが唯一絶対です。
ゆえにテイカーは、テイカー以外の人間が喋っていると、要点だけがあればいいと思うわけです。
そしてこう言うわけです。
「要するにこういうことだろう。」
要するにどういうこと?
違います。全く要せていません。
そう返したら、テイカーはどう答えるか。
は?何?違うの?
要するにどういうこと?
極めて高い確率でこう返してきますね。
テイカーは、複雑な要素が絡み合っているものを複雑なまま理解することが出来ないのです。
ゆえに、要するにどういうことかを求めてくる。
テイカーは要しないと理解が出来ないからです。
ただ、要したところで意味があることは稀。
テイカーは、自分が要したものだけが唯一絶対の正解なので、その正解と異なる時には受け止めることが出来ないのです。
受け止めるが受け入れないという選択肢があるということを、テイカーは理解出来ないからです。
様々な選択肢が様々な形で存在することは、唯一絶対の正解があるテイカーに分からないことですし、また、分かりたくないことであるからです。
要するにどういうことか分からん!
テイカーは、自分の正解と異なっている時には、他者の攻撃を始めます。
要するにどういうことかまとめて喋れ。
テイカーは、様々な要素が様々な形で絡み合っていることを、理解したくないからです。
ただ、テイカーには、要するにどういうことかをまとめて喋っても、あまり意味がありません。
要するにどういうことか分からん!
こう言ってしまえば済む話だからです。
理解したくないことに対して分からん分からんとゴネておけば、テイカーにはゴネ得が生じます。
どういうことか分かるように喋れない奴が悪いと言い出し始めることが出来るようになることが、テイカーのゴネ得になるのです。
色々と喋っているけどさっぱり分からん
テイカーに対しては、要するにどういうことかが分かるように懇切丁寧に喋ったところで、あまり意味がありません。
何故なら、テイカーは分かりたくないから。
色々と喋っているけどさっぱり分からん。
テイカーはこう返すだけで済むのです。
テイカーにとって自分以外の人間は道具なので、分からせる能力がない道具に見えるのです。
さっぱり分からない自分は悪くない。
自分に分からせる能力がない他人が悪い。
テイカーはこういう思考様式を取るのです。
テイカーは理解力の無ささえも武器
テイカーは理解力の無ささえも武器なんです。
何故なら、テイカーに分からせる能力がないのが悪いと思っているから。
テイカーに分からせる能力がないことはイコール上手にまとめて喋る能力がないことに変換されてしまいます。
ゆえにテイカーは我慢できず、キレてきます。
訳の分からん話を続けやがって。
要するにどういうことかを言えよ。
理解力がないテイカーでなく、理解させる能力がないテイカー以外の人間が悪いと思っているからそういうふうに言い出すのです。
テイカーにとっては理解力の無ささえ武器であるからこその発想なんですね。
テイカーに構うと碌なことがありません。
