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パルグループは同梱発送を活かせるか

前回は「パルグループは何故増収増益なのか」について述べました。

パルグループの増収増益は、私の予想と異なり、雑貨事業ではなく、衣料事業によるものです。

その衣料事業については前回述べたので、今回は雑貨事業について述べることにします。

スリーコインズは増収減益

前回は、パルグループの増収増益について述べるため、敢えて言及しなかったことがあります。

それは、パルグループの雑貨事業は、増収減益であるということです。

雑貨事業の売上高は5億9300万円増の229億8900万円、営業利益は2億6900万円減少の18億6800万円。
商品の付加価値に見合う適正な価格設定に加え、初期発注数量の抑制による廃棄商品の削減に注力した結果、売上総利益率は高い実績となった前年同期を上回った。
一方、発注数量の抑制に伴い店頭での販売機会ロスが発生したことなどから、既存店売上高が想定を下回った。
さらに、人件費の伸びが売上高の伸びを上回ったことにより、営業利益は前年同期を下回っている。

上記より筆者引用。

過渡期にはしょうがないこと

私は前回、衣類ロスはフードロスと同様であると述べています。

衣類はナマモノなので、新鮮な服を新鮮なうちに売ることが売上総利益率の向上になってきます。

雑貨においてもそれは同様で、実際に雑貨事業においても、売上総利益率は向上しています。
(売上総利益率は前年同期を上回っていますね。)

ただ、発注数の抑制による店頭機会ロスは生じており、既存店の売上高は想定を下回っています。

私はこれを、過渡期にはしょうがないことであると思うので、特に失敗だとは見ていません。

営業利益についても同様で、積極的な出店による店員の人件費の伸びが売上高の伸びを上回ったということなので、過渡期であればあることだろうと見ています。

販売施策に欠けているもの

但し、私は、今回の増収減益に対しての販売施策(下記)が、販売の施策でしかないことについては、しょうがないことだとは思っていません。

販売施策として、積極的な新規出店と店舗の大型化、「3COINS」における300円商品の開発・投入強化を継続した。
また、期初より同ブランドのEC倉庫を衣料事業と統合。自社ECプラットフォーム「パルクローゼット」において衣料と雑貨の同梱発送を可能とするなど、EC販売を強化している。
海外卸売事業も拡大しており、4月には香港3号店となる「エアサイド店」をオープン。さらなる規模拡大を図っている。

同上。

新規店舗の出店。既存店舗の大型化。
EC販売の強化。海外卸売事業の拡大。

全て間違っていませんが、欠けているものがあるように思います。

それは、EC営業の強化です。

EC販売だけではなく、EC営業を強化するという視点が欠けているのではないかなと思います。

同梱発送を活かす営業

私がここまで言うのには理由があって、それは、同梱発送を活かす営業が為されているようには、(少なくとも私には)見えないからです。

パルグループは、社員インフルエンサーを抱えており、総フォロワー数やアプリ会員数はかなりの人数を誇ります。

けれども、社員インフルエンサーが雑貨の営業をしているようには見えません。

社員インフルエンサーは、夏の通勤コーデ動画でハンディファンを持つことはあっても、ハンディファンのアピールをすることがありません。
(サムネイルはみれかさんの通勤コーデ動画。)

また、社員インフルエンサーがネッククーラーを装着した姿を見かけたことは一度もありません。

社員インフルエンサーは、パルクロウィークでは営業をしてはいますが、それは衣料の話。
SNSでハンディファンやネッククーラーの営業にまでは注力できていないように思います。

衣料と雑貨の同梱発送が可能になったのならば、衣料のインフルエンサーにも雑貨の営業をさせるという視点が必要であると、私は思っています。

白い服に合わせて白いネッククーラーにしたよ。
どちらもパルクロで買えるのでチェックしてね。

これからはそういう動画が必要だと思います。

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