チキン南蛮くんと鮭フライくん
めちゃくちゃ引っ張ってすみません。
前回のあらすじ
いつでも会えると思っていたチキン南蛮くんと突然会えなくなったmaro。
落ち込んでいると、クールな鮭フライくんが…?
今日もチキン南蛮くんはいない。
彼がいないお店…
なんだか色が減ってしまったように感じる。
胸にぽっかり空いた穴。
私は、この穴を意識せずに過ごせるようになるんだろうか…?
「元気だせって。」
「…鮭フライくん。」
気づくと、鮭フライくんが怒ったような照れたような顔で向かいに座っていた。
「落ち込んでる時こそ、美味いもの。…だろ?」
「うん、そうだね…」
まさか自分が、食欲がなくなるほど落ち込むとは思っていなかった。
「…私…今まで、チキン南蛮くんに甘えていた。」
口に出すと、堰を切ったように涙があふれてきた。
こんなことになるまで、彼のことをこんなに好きだって気づかなかった。
私、なんてバカなんだろう。
失ってから、その大切さに気づくなんて。
いつでも会える、いつでも笑いかけてくれるって安心しきっていた。
あの優しい笑顔。
時々突っ込んでくれるおもしろいところ。
あぁ、もう一度会いたい…
食事を終えて店を出ると(食べたんかい)、
鮭フライくんがそっと背後に回って抱きしめてきた。
「…俺じゃ、ダメか?」
鮭手くん…!
トゥンク…
ご存じない方のために…
「俺じゃダメか?」というのは、
その昔木村拓哉さん扮する「取手くん」が
石田ひかりさん扮する「なるみ」を背後から抱きしめながら言った、
それはもうキュン台詞です。
…ずるいかもしれないけど、私。
いや、きっと、ずるい。
でも、
今は、鮭手くんの優しさに甘えていたい。
鮭手くんと手を繋いで歩く。
照れくさそうに、目を合わせて笑う鮭手くん。
意外とって言ったら失礼だけど、優しい目をしていることに気がついた。
私、鮭手くんと、幸せになれるのかな…?
もしかしたら、これからチキン南蛮くんへの想いは少しずつ薄れていくのかもしれない。
でも…
チキン南蛮くんのことは、ずっと忘れないよ。
いや、もう何がなんだか🤣🤣
すみません…
突然「鮭手くん」になるところが、書いてて楽しかったです!
↓続編
↓テーマソング
