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健康だけど不自由な私と、不健康だけど自由な夫の話【今日はひと休みシリーズ】

朝からひどい目に遭った。

大腸検査のために渡された薬が合わなかったらしく、ひどい胸焼けと嘔吐のダブルパンチ。
もちろん検査は即中止。

……健康診断で不健康になってどうするんだ、私。

実は私、こういうことがけっこう多い

子どものころ、ちょっとしたプレッシャーを感じてはお腹を壊し、母を困らせていた。

病院からもらった薬が効きすぎて、寝込んでしまったことも。家族で食事に行き、私だけが食あたりを起こしたことだって何度かある。

私だけが、コロナやインフルエンザのような感染症にかかってしまったことも1度や2度ではない。お酒にとても弱く、ビールをコップ半分も飲まないうちに気持ちが悪くなったことはしょっちゅう。

なのに健康診断だけはいつも優秀で、持病は特にない。

同年代の女性のように「頭痛が」とか「膝が」とか「更年期が」とかそういうこともなくふだんは元気いっぱいに暮らせている。

なのに、不自由が多い。

トイレで苦しむ私を見て、たまたま在宅で仕事をしていた夫が「大丈夫?」と苦笑いしながら声をかけた。

「あなたいつもそうよね。」

おっしゃる通りすぎてぐうの音も出なかった。

一方の夫はというと、私とは真反対のタイプ。

健康診断の結果はいつも微妙で、コレストロール値や血糖値やらを抑える薬が欠かせない。

そんな彼は、不調になることが滅多にない。
インフルエンザにかかったことがないという。

そんな身体で「お酒を飲めないくらいなら死んでもいい」ときっぱり。
食後、スーパーで買ってきたお惣菜をつまみにして、テレビを観るのがささやかな楽しみ。

最近は、大きくなった子どもたちに酔っ払った自分のことをからかわれる様子が嬉しそうで、見ているこっちまで幸せな気持ちになる。

薬を飲みながら病気をしない夫

薬を飲む夫に「薬を飲まなくてもいいように、食生活を整えたらいいのに」と伝えたことがある。そのときに、こんな返事が返ってきた。

「最近の医療は、不健康と上手に付き合うのが主流なんだ」

なるほど。
夫は確かにそれを体現している。

気がついたら、医者の友人ができたらしく、自分の飲んでいる薬や健康管理術などの相談にも乗ってもらっている様子。今の生活でまったく問題ないらしい。

また仕事柄、大学生の就職相談も受け付けている彼は、生徒や卒業生たちから呼び出されて食事に行くことも多い。
「ファミレスに連れて行くだけで、喜んでくれるんだよ」と嬉しそうに話していた。

不健康なのになんだか自由で幸せそう

私は持病もないし、健康診断も優秀。
薬が必要でもなければ、毎日を元気に過ごせている。

だけどちょっとしたことで体調を崩して、不自由なことも多い。

その一方で、夫は血圧や血糖値の薬を飲まなければいけない「不健康」であるにも関わらず、大好きなお酒を楽しみ、友人や生徒に囲まれて「自由な生活」を満喫している。

病気らしい病気はほとんどしない。

彼の暮らしぶりを見ていると、つい思ってしまう。

本当の健康って、いったい何なんだろう?

健康だけど、不自由になってしまう私と、不健康だけど、自由を満喫している夫。

最近は「薬=不健康」「健康診断=健康の指標」という考えが崩れてきた。夫の暮らしぶりを見ていると、「どう整えるか」は「どう生きるか」につながっている気がする。

こういう健康のとらえ方があるのかもと気づいた出来事だった。

健康も不健康も、結局は生き方のスタイル。夫婦でもそれぞれの不自由と自由を抱えながら、なんとかバランスをとって暮らしているのだろうなぁ。

おしまい。

【自己紹介】
Webライターの金沢美和(かなさわ)です。

過去に起業塾の講師をしながらブログで集客をしていた経験を活かして、ふだんはnote発信のヒントを毎日書いています。

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