「お世話してまーす!笑」と宣う女の、気の悪さとその解体新書。
数年前、私は人生のなかで、これまでにないレベルの"デリカシーのバグ"に遭遇した。
夫の昔からの知り合いだという、前職の同期の女。別に美人でもないし、夫が今さらその人を女として意識する可能性なんて1ミリもない。
ただ、最初からなんとなく「気が悪いな(スピ)、品がないな」とは思っていた。
だからこそ、私は大人として、一歩引いた美しい社交辞令のバリアを張るために、丁寧にこう挨拶をしたのだ。
「いつも彼がお世話になっております」
それに対する、彼女の返答がこれだ。
「お世話してまーす!笑」
ーーは??
今、私、この女のことを合法的に、殴ってもいいですか?
1ミリも面白くないし、1ミリも気の利いたジョークになっていない。
妻側の礼儀正しい大人のパスに対して、品格と倫理観をすべてドブに捨てて、"マウンティング"と"馴れ馴れしさ"という名の薄汚い泥水を投げ返してくる、その下品さ。
世間のチープな恋愛コラムは、こういう"夫の女友達への嫌悪感"を、すぐに"女の嫉妬"だの"独占欲"だのという安い箱に押し込もうとする。
でも、そんな次元の低い話じゃない。
嫉妬?
奪われる恐怖?
あるわけがない。
これは、自分の人生において最も大切で、清らかに保っておきたい神聖な領域に、泥足で侵入されて、大切な宝物にツバを吐きかけられることへの、極めてまともな"精神的なセキュリティーの防衛本能"なのだ。
"嫉妬"と"検疫"の決定的な違い
私たちが日々、どれだけのエネルギーを使って自分の暮らしを、美学を、人間関係のクオリティを整えているか考えてみてほしい。
妥協のない持ち物、厳選した一軍の友人たち、そして、お互いを対等にリスペクトし合えるパートナーとの信頼関係…
自分の人生という庭を、泥やゴミが1つもない、美しく風通しの良い空間に仕立て上げるために、私たちは毎日、必死に"検疫"を行っている。
そこに、夫が前職の同期だか何だか知らないけれど、過去の人間関係の遺物として
"倫理観の腐った、気の悪い女"を、悪気なくホイホイと連れてくる。
彼女は、こちらの神聖な庭に、土足で平気で上がり込んでくるのだ。
「お世話してまーす!笑」などという、薄っぺらいマウンティングを、ドヤ顔で繰り出しながら。
その瞬間、私たちの脳内では非常ベルがけたたましく鳴り響く。
「おい、その薄汚い靴で、私の美しい絨毯を踏むな」
と。
これは、高級ホテルの一室に、泥だらけの野良犬が紛れ込んできてソファーに飛び乗ったときの不快感に近い。
犬に嫉妬しているわけでも、その犬に部屋の所有権を奪われると怯えているわけでもない。
ただただ、"私の大切に管理しているクリーンな空間が汚されるのが、耐えがたく不愉快"なのだ。
なぜ彼女たちは、そこまで"気が悪い"のか
品がなく、倫理観の腐った人間が放つ気の悪さというのは、スピリチュアルな観点から言えるものだけではない。
極めて現実的な、"他者に対する想像力とリスペクトの致命的な欠如"が、言葉の端々に滲み出ている結果だ。
彼女たちの脳内では、他人は自分の承認欲求を満たすための"背景のNPC(ゲーム内の街の住人)"くらいにしか見えていない。
だから、他人の幸せや夫婦関係に対して「お世話してまーす!笑」などという、敬意を欠いた、デリカシーのない言葉をさも"自由奔放キャラ"のフリをして平気で吐き散らせるのだ。
そんな倫理観の腐った人間を、自分の愛する夫が「昔からの付き合いだから」「面白いやつだから」と、未だに"友達"のカテゴリーに入れていること自体が、こちらとしては信じられないバグなのだ。
「ねえ、あなたの周りって、そんなに検疫がガバガバなの?」
「あなたのその"昔からの付き合い"という惰性のせいで、私たちの神聖な暮らしにゴミが持ち込まれているんですけど?」
夫に対するこの静かな絶望とイライラこそが、嫌悪感のもう半分の正体だ。
泥足の侵入者を、私たちのステージから強制退場させる方法
もし今、あなたの周りにも、あなたの神聖な領域を汚そうとする"気の悪い女(男)"が生息しているなら、今すぐやるべき対策は一つだけ。
大人の、徹底的な区分けだ。
わざわざ彼女の品行方正を直してやろうと、注意したり怒ったりしてエネルギーを消費する必要なんて1ミリもない。
そんなことをしても、倫理観が腐っている人間は何を言われても「えー、奥さん(彼女)厳しいね〜笑」と、こちらの言葉をさらに汚して返してくるだけだ。
夫に対しては、感情的に「あの女、嫌い!」と叫ぶのではなく、大人の交渉を持ちかける。
「彼女の生き方や、あなたの過去の人間関係を否定するつもりはない。だけど、私と彼女の倫理観は決定的に合わないし、彼女のデリカシーのなさは、私の精神衛生上、完全にアウト。
だから、私たちの共有する空間内には一切、彼女を関わらせないでほしい」
そうして、自分の守るべき領域に強固なセキュリティーゲートを設置する。
私たちの人生は、あまりにも短く、そして美しく尊い。
誰かの品のないマウンティングに眉をひそめたり、その"気の悪さ"に自分の神聖なエネルギーを汚されたりしている時間は、1秒たりとも存在しないのだ。
私たちは、お互いがお互いを最高のホスピタリティで労い合える、極上の一軍コミュニティのなかで幸せに、美味しく茶をしばいていれば、それだけでいいのだ。
mana
