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お金の価値って何ぞや

 円の価値が、戦後レベルまで低下しているそうです。
 輸入品が高くなり、建築費も農業も漁業も輸送費もコストがかさんでいます。
 庶民の生活が、今後もどんどん苦しくなりそうです。

 生活費だけで精一杯。そんな人も増えていると聞きます。
(周りではあまり「精一杯」の人を見かけませんが、ネットの世界では多数の例が報告されています。)
 ただ、生活で精一杯なのは、日本の庶民だけではなく、アメリカでも、イギリスでもフランスでもイタリアでも同じようです。
 つまり、世界中で庶民は生活が苦しくなっているのです。

 それでも、お金はあるところにはあるし、贅沢な暮らしをしている人もいます。
 どこにあるのかというと、詐欺師や仕組みを作った人間(GoogleやFacebookなどを作った人たち)、大企業の内部留保、政治家(これは日本特有かも)のところです。

 大金を保有している人たちは例外なく、「生活に必要のないもの」で稼いでいます。
 国民から意味のない税金を搾取する政治家、コーチングや占いなどの高額コンテンツを売る詐欺師、e-SportsやYouTubeで賞金を稼いだり再生数を稼いだりする人。Instagramでインフルエンサーとなり、ファッションアイテムを紹介するだけで大金を稼いでいる人。

 物流や介護、インフラや医療(美容医療を除く)、農業に携わる方々は激務である上に薄給であることも多いです。
 社会に必要なものは安く抑えられ、必要でないもの、害になるものほど「お金」が集まる仕組みができあがっています。
 YouTuberやInstagramのインフルエンサーに大金が支払われる一方で、モノを生産している方々の給料は極限まで抑えられているという現実もあります。

 私はYouTuberやInstagramのインフルエンサーなどに興味がないし、詐欺被害に遭ったこともあるので、上気に挙げた「稼いでいる人たち」が世界に何の利益をもたらしたんだろう?といつも疑問に思っています。
 誰かが作ったネタや、心地よいだけで何の変化ももたらさないサービスよりも、素材の味を感じられる食事や、音楽、自然、香りなどの五感の方が価値があると感じるのは、私が中年だからでしょうか。
 洗脳することで「仲間」を増やすよりも、お互いに無理のない範囲でゆるくつながっている人間関係や、思い立ったら行動できる時間の自由がある方がいいなぁとも思います。

 だから、「お金を稼いでいる人ほど、価値をもたらしている」という言論には賛成することができません。
 本当に価値をもたらしているのは、モノを作っている人たち、インフラを支えてくれている人たちです。作られたモノや、自然にあるものこそ価値があります。

 お金の価値って何だろう?と考えてしまいます。
 もちろん、必要な分はあった方が絶対にいいのですが、必要よりもだいぶ大きな額を持っているということは、人に害をもたらしているということとイコールではないでしょうか。