#バックナンバー【DCプランナーを受けよう!その44】
【珈琲のオトモのマメ知識 vol.332】
↓ 前回の内容です
§第1問
『A商品とB商品で構成されるポートフォリオにおいて、以下の前提がある場合に、相関係数が+0.7のとき、期待リターン、リスク(標準偏差)の数値はいくつになるか?』
期待リターン
A商品:2.8%
B商品:3.5%
リスク(標準偏差)
A商品:7.2%
B商品:8.5%
組入比率
A商品:40%
B商品:60%
解答:期待リターン=3.22% リスク=7.41%
・期待リターン
ただの加重平均の計算で大丈夫です
2.8%×40%+3.5%×60%=3.22%
・リスク(標準偏差)
これ、めちゃくちゃ複雑です…
いきなり計算から確認します
まず、ポートフォリオのリスクを計算したい
= ポートフォリオの標準偏差を計算したいってことです
なので、まずは、それぞれのリスクを、
標準偏差 ⇒ 分散に戻し、同時に比率乗じて合計を100%にします
A商品 ⇒ 7.2%の2乗×40%の2乗
B商品 ⇒ 8.5%の2乗×60%の2乗
これ、数学的ですが、組入比率も2乗しないと、
その後、標準偏差を求める際の平方根で異常数値になるための2乗です
この2乗の証明は検索したらわかるかと…
おそらくですがね、、、
これらを合計すると、まず“100%の分散”
これが計算できますね
実際に計算してみると…
A商品 ⇒ 8.2944
B商品 ⇒ 26.01
合計=34.3044 となります
今度は、それに対する“影響値”
これを計算していきます
0.7×7.2%×8.5%×2×40%×60%
これになります
これ、何をしているか?というと…
式の前段を確認すると、
“0.7×7.2%×8.5%”これですが、
これ、共分散になってることに気付きますか?
相関係数が、そもそも…
『共分散/A標準偏差×B標準偏差』でしたね
ってことは…
共分散/A標準偏差×B標準偏差×A標準偏差×B標準偏差
つまり、約分すると…
共分散のみが残る、というわけです
ってことは、先ほどの算式は…
42.84(共分散)×2×40%×60% となります
後段の『×2×40%×60%』これの意味は、
共分散って、そもそも“1”ですよね?
AとBと合わせて1としている
って言った方がわかりやすいですかね?
共分散って、かんたんに表現したら、
足して2で割った、みたいなもんなので、イメージですが…
なので、それを2倍にして、便宜上、A+Bを表現し、
それらの影響が、それぞれ“40%”“60%”あるよ
ってことを示しています
計算してみると…20.5632
そして、『100%の分散+影響値』をすると…
34.3044+20.5632=54.8676
これは“分散”なので、標準偏差にすると…
√54.8676=7.4072… ∴7.41%
これ“影響値”については、
0で相関がないなら、0にいくら乗じても0ですし、
マイナス、つまり、負の相関関係があれば、
マイナスの数値になり、マイナスの影響値となりますよ
ちなみに、本問では資産が2種類でしたが、
当然、3種類以上のポートフォリオも有り得ます
その場合でも計算は可能です
とてつもなく面倒にはなりますがね…
・A商品のリスクの2乗+組入比率の2乗
・B商品のリスクの2乗+組入比率の2乗
・C商品のリスクの2乗+組入比率の2乗
・A商品とB商品の影響値
・A商品とC商品の影響値
・B商品とC商品の影響値
これらの合計の平方根=3種類のポートフォリオのリスク
って、ことになりますね
当然ですが、相関関係も複数必要ですよ
・AとBの相関関係
・AとCの相関関係
・BとCの相関関係
それぞれ計算が必要です
4種類以上でも計算は可能ですよね?
ただ複数になっていくだけですね…
今回は、1問だけで一区切りとします
計算の量で言うと一番重いからですね
しかも、算式の理解まで必要なので…
ただ、これは後々、実務にも活きるかと思いますよ!
↓ 次回の内容です
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