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Vol.23 健康寿命に影響する「生活習慣」とは


健康寿命を縮める生活習慣。専門家として正直に言えば、答えは驚くほど地味です。

厚生労働省の「令和4年版厚生労働白書」には、日本人の死亡に関与するリスク因子が寄与度順に記されています。1位:喫煙。2位:高血圧(塩分・肥満・運動不足が主因)。3位:高血糖(食事・運動・体質)。4位:飲酒。5位:運動不足。6位:果物・野菜の低摂取。

…驚くほど地味ですよね。

実は①タバコと②お酒をやめて、③塩分を控えて④よく歩く、そして⑤定期的にがん検診をうけるだけで、多くの病気が予防できることになります。
逆にいうと、それ以上のことはプラスアルファがあるかもしれませんが、ないかもしれない。それくらい、この5つの行動のインパクトが極めて大きいです。

「最新の研究で発見された○○成分が健康長寿に効く!」という情報と比べると、全く魅力がない。でも、これが現実です。

誤解のないよう言っておくと、私はサプリメントや最新の健康法を全否定したいわけではありません。将来的に有用と証明されるものもあるかもしれません。

ただ重要なのは、これらの「地味な王道」を実践した上で、余裕があればプラスで考えるべきだということです。

タバコを吸いながら高価なサプリを飲む。これは穴の空いたバケツに高級な水を注ぎ続けるようなもので、いくら注いでもバケツは満たされません。
まず穴を塞ぐ。それが最初のステップです。

生活習慣の改善は「やるかやらないか」という二択ではありません。10%良くなっても意味があります。毎日運動できなくても週2回歩くことは、何もしないより確実に違います。完璧主義が、最大の継続の敵です。「全部やらなきゃ意味がない」という思い込みを、まず手放してみてください。


出典:
厚生労働省「令和4年版厚生労働白書 図表8-4-2 リスク要因別の関連死亡者数(2019年)」https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/21/backdata/02-08-04-02.html

*noteの記事の内容は筆者の個人としての見解です。筆者所属の医療機関の見解とは一切関係ありません。内容の正確性には細心の注意を払っておりますが、万が一不適切な内容がございましたらご指摘いただけましたら幸いです。

#予防医学の基礎 #健康寿命 #リスク要因 #生活習慣

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