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LINEの返信、未読、既読――その心の変化は愛着スタイルなのか?

「昨日までは普通だったのに、急に未読になった」
「既読はつくのに返信が来ない」
「別れ話をされたと思ったら、また連絡が来た」

私はLINEの反応から相手の気持ちを読み取ろうとする。

そして最近では、

「恐れ回避型だから未読無視する」
「不安型だから追いLINEする」

このような説明を見かけるようになった。

確かに愛着スタイルは、
人間関係を理解するヒントになる。

しかし私は、
愛着スタイルだけで全てを説明できるとは思っていない。

同じ「未読無視」という行動であっても、
その理由は人によって違うからだ。

むしろ知りたいのは、

未読している時、
彼女の中で何が起きているのか。

既読だけつけた時、どんな迷いがあるのか。

返信する時、返信しない時、彼女は何を考えているのか。

ここでは愛着スタイル別の解説ではなく、
LINEの行動の裏側にある感情の流れを考えていく。

もし今、パートナーの未読や既読、返信に悩んでいるなら、
相手の愛着スタイルだけではなく、
その人の性格や状況も含めて一緒に考えてみてほしい。

第1章 未読・既読無視は「無視」から始まるとは限らない

「今日はありがとう」

帰宅後、
今日の楽しかった気持ちを、
そのまま伝えたかった。
頭の中では、もう次の会話が始まっている。

「私も楽しかった」
「また行こうね」

そんな返信を、どこかで期待していた。
しかし、
現実は違った。

未読。

気がつくと何度もLINEを開いてしまう。
それでも未読のままだ。

待つ時間は、
なぜこんなにも長く感じるのだろう。

本当につらいのは、
未読そのものではないのかもしれない。

頭の中で想像していた未来と、現実との落差が心を削る。

「何か気に障ることを言っただろうか」
「楽しくなかったのだろうか」
「嫌われたのだろうか」

不安だけを考えてしまう。

だが、ここで一度立ち止まってみたい。

相手は本当に私を無視しているのだろうか。
通知には気づいていても、
返信する気力が残っていないのかもしれない。

私は、自分の基準で相手を見てしまう。

私は、嬉しかったことや感謝をすぐに伝えたい。
しかし、
彼女も同じとは限らない。

その日の出来事をゆっくり振り返る人もいる。
自分の気持ちを整理してから言葉にする人もいる。
返信を考えるのに時間が必要な人もいる。

つまり、

未読という一つの行動だけでは、
その人の気持ちは分からない。

少なくともこの段階では、

「返信がない」

という事実しか分かっていないのだ。

第2章 時間が経つと人の心理は変わる

「そういえば、この前話したところに行こうよ」

私は約束を取り付けるためにLINEを送る。

既読。

「あ、読んだな。なんて返事が来るかな?」

そう考えている私がいる。

しかし、

返信が来ない。

・1時間後:「買い物中かな?」
・3時間後:「返信を忘れているのかな」
・1日後:「既読無視じゃないか」
・3日後:「嫌われた?」
・1週間後:「意味が分からない」

そんな風に、私の心は少しずつ変化していく。
返信がないという事実は変わっていない。
変わっているのは、私の解釈だ。

彼女には彼女の理由があるのだろう。

・通知確認:「後で返そう」
・1時間後:「お風呂の後でいいや」
・3時間後:「寝てしまった」
・1日後:「怒っているかな。でも明日でいいか」
・3日後:「今さら返信しづらい」
・1週間後:「なんて送ろう」
・2週間後:「怒っているかな」
・1ヶ月後:「もう無理かもしれない」

もちろん、これは私の想像に過ぎない。
だが、
一つだけ言えることがある。

返信が来ない理由は、
最初の数時間と、
1週間後では同じではないかもしれないということだ。

最初は単なる後回しだったものが、
時間の経過によって気まずさに変わる。

気まずさは罪悪感になり、
罪悪感は返信のしづらさになっていく。

私は長い間、
未読無視や既読無視は
「その瞬間の気持ち」
だと思っていた。

しかし振り返ると、
無視が続く理由は最初の気持ちではなく、
その後に積み重なった時間の重さだったのかもしれない。

未読無視や既読無視は、
一瞬の心理ではなく、
時間とともに変化していく現象なのだと思う。

第3章 同じ状況でも人によって反応が違う

私が知りたいのは、
彼女の気持ちが知りたいだけだ。

昨日まで普通の関係が急に変わったことに対する
なぜを知りたい。

なぜ返事をくれないのか。
なぜ距離を取り始めたのか。
なぜ、冷たいのか。

そして理由が分かれば何とかなると思っていた。

私は理由を求めて
彼女の行動を整理してみることにした。

もちろん、答えではない。

しかし、
やらないと自分が壊れる気がしたからだ。

だから私は、

彼女の状況。
性格。
愛着。

この3つから考えてみることにした。

状況を考える

一番見落とがちな内容だ。

私が見ていたのは
返信がない。
その事実だけを考えた。

しかし、
彼女の生活は私の知らない場所でも続いている。

仕事での悩み。
体調不良。
家族との関係。
人間関係で悩んでいないだろうか。
疲れているのでは。

そう考えてみると、
返信が来ない理由は恋愛以外にも
たくさん存在することに気づいた。

性格を考える

性格は意外と大きい。

マイペースなのか。
考え込むタイプなのか。
完璧主義なのか。
嫌なことから距離を取るタイプなのか。

私は、
自分の基準で相手を見ていたことに気づいた。

自分なら返信する。
自分なら放置しない。
だから相手もそうするはずだと思っていた。

しかし、それは私の普通だった。
相手には相手の普通がある。

愛着スタイルを考える

私は愛着スタイルを、
その人の“土台”だと思っている。
ただし、
その土台は見えにくい。
本人も気づいていないことが多い。

だからこそ難しい。

小さな会話。
何気ない行動。
LINEの反応。
近づいた時の反応。
離れた時の反応。

そうした積み重ねから少しずつ考えていくしかない。
時間のかかる作業だと思う。

気づいたこと

私が知りたかったのは、

「なぜ返事をくれない」

だった。

しかし実際には、

「嫌われた?」
「終わったの?」

という自分の不安を消したかっただけだった。

それでも、
一つだけ変わったことがある。

以前のように、

「嫌われた」

という一つの結論に飛びつかなくなった。

他にも理由があるかもしれない。
私の知らない事情があるかもしれない。

そう思えるようになった。

最後に

私は長い間、
「関わりたくないから返信しないんだ」
と思っていた。

返信しない。
距離を取る。
冷たくなる。

だから嫌われたのだと。

でも、愛着について学ぶ中で、
それだけでは説明できない行動があることを知った。

私には理解できなかった。
返したいなら返せばいい。
会いたいなら会えばいい。
そう思っていたからだ。

しかし、

「返したいのに返せない」

という心の動きが存在すると知った時、
過去のLINEや彼女の行動が、
少し違って見え始めた。

もちろん、
本当の気持ちは本人にしか分からない。

それでも、

「嫌われた」

という一つの結論だけに飛びつかなくなったことは、
私にとって大きかった。

次回は、

なぜ「返したいのに返せない」のか。

恐れ回避傾向の人の中で、
何が起きているのか。

私が実際に見てきたLINEのやり取りも交えながら、
考えていきたい。


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真壁 誠|恐れ回避型との揺れ もし応援したいと思っていただけたら、そっと置いていってください。 いただいた気持ちは、これからの活動に静かに役立てます。