毎日SSTしてたら年別プラチナとれなかった話〜プラチナトレイン途中下車の旅〜
『毎日!!!SSTしてたのに!!!プラチナとれなかった!!!どうなってんだ!!!』
って、いや。
そんなこと、当然である。
元々、
『メニューを考えるのが面倒』
『レスト・低強度は言い訳』
『人と一緒じゃ突き抜けられない』
『縛りメニューで逃げ道をなくす』
と、思考停止で始めた毎日SST。
目的達成には緻密な戦略・戦術・戦闘が必要なのに、『毎日!!!SST!!!ガハハ!!!』とかバカの一本竹槍で戦ってたらそりゃ負ける。
SSTだけでも、『ある程度まで』はいけた。
ただ、そこまで。
はい。おしまい。
それ以上はお察し。
それが、今年。
そんな富士ヒル体験記。一人語り。
SSTやらのトレーニング、レースに関することはほんの一部。他はほぼ自分用備忘録。
無駄に長いので、お時間ある方だけミテネ
■結果
2026年
タイム:🏅61分24秒
順 位:🎊6位入賞(年代別35〜39歳)
データ:💪249w 4.36w/kg
一応2年連続入賞。
2025年(参考)
タイム:63分26秒
順 位:4位入賞(年代別35〜39歳)
データ:253w 4.45w/kg
これはいかに、、、
■準備編
□家族峠
富士ヒル参加にはいくつかの峠があるらしいが、その一つが家族峠。うちのできた奥様は元自転車乗りで、私のチャリ活に寛大(と思い込む)。二人の怪獣幼児がいるのに、富士ヒル参戦即OK。
ただし、今年は条件付き。出産に影響のない範囲で。そう、妻は第三子を身籠っているのだ。

三子の人生の出走予定日もとい、出産予定日は6/12。富士ヒル翌週。
こんな状況で参加を考えること自体、家庭を顧みない自転車バカの最たるモン、鬼畜の所業、令和の無責任男、炎上案件なんだけど、それでも出走許可する妻の度量たるや。神か仏か。感謝しかない。
(思えば10ヵ月前。「タイミング考えなくていいの?富士ヒル出れなくなるかもよ?」とのお告げもあったが、年齢も年齢。ひと月ひと月が勝負月だったのでお構いなく頑張った結果ドンピシャアア!でかしたぁぁ!しかし、こんなにすぐできるとはぁぁあ!
おっと。失礼。下ネタ御免。)
師曰く(妻曰く)、一子二子の経験則で、5月中に出てきてくれるから大丈夫。
ただし。「レース終わり次第チョイスキッチン(富士吉田最強ビュッフェ)など寄らずに帰ってこい。表彰とれるもんなら表彰式だけは許してやる。」との条件付き。
「御意。当然で御座い。きちんと表彰逃して、帰るDEござる。」
と、エントリー峠に挑んだ。
□エントリー峠
昨年、会社の周年行事と重なりエントリー峠滑落した経験から、予定を入れずに自宅スタンバイ。私と妻のスマホ、PCと3台でアタック。これ取り逃したら二年連続峠滑落。ゆずれ〜るなんてもう二度とやりたくない。
絶対取ると決めてスマホと向き合う。妻のスマホとPCは20時すぎに操作しはじめてログインすらできず。
「ガハハ!残業やら皿洗いなんかしてる場合じゃなかったか!」とか後悔してたら、事前にログイン済ませたスマホアプリでサクッと繋がった。10分でエントリー完了。
アレ、拍子抜け。でもこの緊張感は二度と味わいたくないから、来年は選抜に選んでもらえるように今年頑張ろう。
グッバイ!エントリー峠。M●JA様のお助けにはもうお世話にならずにすみそうだ。
□練習メニュー
「SSTやってりゃ強くなる」との風の噂を信じて早5年。(練習負荷設定ベースで)285W(4.9倍?)が限界でそれ以上強くなれない。SSTだけでの成長に限界を感じる。週一ゴルビーでは不足らしい。天井をブチ壊すためにvo2maxが必要。
日曜にBreakfast Returns(朝飯ゲ●🤮)とかいうフザケタ名前のインターバルを取り入れた。ゴルビー二週連続成功で負荷アップのマイルールに従い2/18に290w設定に辿り着く。
月:フルレスト
火:THE GORBY
水:SSTmed
木:SSTmed
金:SSTmed
土:SSTmed
日:Breakfast Returns or 大多賀練
レストもvo2maxもやった。
水〜土の4日間の負担が相当。
完遂できない不相応負荷で二重苦。
こっからが地獄。SSTmedが週一しか完遂できなくなり、他の日は半分もこなせなくなった。でも負荷を下げるのが癪。延々とクリアできない290W SSTに挑み続けた。失敗を重ねた。
完遂できないSSTmedに効果などなく、減量も相まってメンタル崩壊。やってられっか。
目標300wの夢物語はあっけなく崩れ去り、1年間積み重ねたはずなのに、何の成果も得られませんでした状態。本当につらい。
加齢による回復力の衰えを、自分には無関係と思うようにしていたのが仇となった。
自転車乗りたくなくなるくらいなら、と5/13に280W設定に戻し、最弱モードに帰結した。

この絵が頭に浮かび上がる。
鬱みたいになってた。
来年は無理なFTP設定はせず、レストもとり、「毎日」SSTなんてバカなことはもうやめる。2週連続ゴルビークリア→FTPアップの謎マイルールもやめる。もっと長い期間適正SSTで積まないと、詰む。
適切な負荷、回復力に合ったメニューで、気持ちよく練習を続ける。じゃないとやめたくなるので。10年先もサイクリスト。簡単じゃない。
□大多賀練
すもちさん主催の大多賀練。
富士ヒル選抜2位、同じく選抜上位、元jproが集結。TOYOTAの僻地に集まっちゃったよ化け物が。妖怪地方大会。観覧料とれるメンバーの撮影隊として参加。
今年は10分程度での千切れを連発。意地でもケツに張り付く根性が今年はなかった。出力も昨年より軒並み10W程度低い。PRも更新できず。

みるみる下がる出力

昔の自分に戻りたかった
こっちがゼイゼイハァハァ死ぬ気で登ってんのに、呼吸一つ乱さずニコニコ登って行くから格の違いを突き付けられる。一反木綿みたいにヒラヒラ登ってくんだよ妖怪は。私はもう妖怪になることは諦めました。

もうしばらく頑張ります
4/26には、にんにんさんが遊びに来てくれた。まさかご一緒できるとは。練習後は和菓子をみんなで摘んでガヤガヤ。有名YouTuberで、ゲストなのに、人が食べ散らかした器を片付け始めちゃって。人間性もプラチナ級でした。昭和のおじさんはあせっちゃったな。しかし、あの状況からプラチナまで仕上げるにんにんさん、恐ろしや。
大多賀練メンバーがゴールド乱獲したのも最高だった。もうみなさんの足元にも及びません。先にお行きなさい。お手上げです。

来年もよろしくです。
大多賀に棲息する妖怪に喰い●されるぞ!甘い言葉に騙されるな!絶対に近づくな!(嘘)
— 毎日SST (@wiliercento1) June 16, 2026
\未経験歓迎!アットホームな峠です♪ ⭐/
🔰優しいパック分けで安心(妖怪のケツは生贄の俺が守る😤)
🔰週1セット〜OK👌(すぐ帰る雑魚オジの私でも奮闘中❣️)
人間同士、楽しくヒルクライムしませんか?✨ https://t.co/CflyspJKKF
大多賀練の求人ありまーす。
□軽量化(私)
今年も苦戦。2025富士ヒル当日56.8kgだった体重は、それ以降猛烈な暴食を重ね、2026年明けに70.7kgを記録。最大瞬間風速ではなく、みっちり重ねに重ねて堆積した脂肪。取り除くのは容易ではない。昨年は3ヵ月計画64.1kg→56.8kg、今年は4カ月で70.7kg→56.0kgの減量を計画。
特別な手法はない。減量期以外は食べたいだけ食べてるから、それをやめるだけ。具体的には、週末の食べ放題・ビュッフェをやめるだけ。たったそれだけで痩せるわけねーだろと思う。でも、大丈夫。毎日SSTして普通の食事してたら痩せない訳がない。
例年ならそれで良かったが、今年はそうはいかなかった。なぜなら、ホットペッパー席押さえクーポンの術中にはまり、減量期でも食べ放題に行かざるを得なかったので。

焼肉、しゃぶしゃぶ、中華、ハンバーガー。無料をいいことに貪り尽くす。いい加減愛想つかした妻が「去年のストイックさはどこいったん?●ねば?」とご恫喝。1ヵ月のアドバンテージが台無し。食べ放題は減量へのストイックさを失くす。間食増えるし悪影響。リクルート、ホットペッパー許すまじ。(俺が悪い)
そこからは、精進飯、徒歩帰宅3km、9階段往復4回を日課に、何とか当日57.0kg着地。1.0kg未達だが、まぁここまでくれば御の字。

70.7→57.0→65.0kg。
富士ヒル後2日で半年の努力を
台無しにするの気持ちいい。快感
「富士ヒルには減量不要」と、みんなが甘やかしてくれるけど、痩せてないとそれを言い訳にして踏みやめるので、私には減量が必要。
「万全の準備をした」というジコマンと、ブーストショットで当日走り切れるので。減量とブーストショットはメンタル維持装置。

来年は減量開始から夜も固定。米粉パンで補食。
減量中の暴食(備忘)
1/30 焼肉飲み会(米飲み放題)
2/10-11 グランドメルキュールビュッフェ
3/27 職場送別会
3/29 父の誕生日会ビュッフェ
5/2-3 駒ヶ根旅行
5/4-11 妻子不在の自炊中華祭り
□軽量化(機材)
1月にク●株投資でアブク銭ができたので、重い腰が上がらなかった軽量化に着手。数百グラムの軽量化に数万使うなんてケチの私は気が乗らなかったのが本音。限界まで体を減量してないハンチク野郎がやるべきことではないとも思ってた。でもそこはDIE WITH ZERO。ゼロで死ね。アブク銭に価値をつけるのが私の役目。今しかできない経験に金を使え。

宗教染みるからあんまり言いたくないけど。
大袈裟に言うと。人生変わる。
地に足つけて言うと。ケチが治る。
・フロントシングル
Gemini様に「年中つけっぱなしにできて大多賀と富士ヒル走れるやつ。これ、な〜んだ?」となぞなぞを解かせて、フロント46(ウルフトゥース)、リア11-32(NUTON)に決定。富士ヒル、大多賀過不足なし。AIスゴイ。NUTONはなんとか半年もったけど、歯がこぼれ始めてこれ以上はキツそう。

でもカッコイイヨ

乗るたびに削れて軽量化してるのカナ
・他
ディスクローター(BRAKO)、スルーアクスル(GIANT)も交換。もうどうにでもなれ。金なんていくらでもある(ない)。

魔が差したヨ
結果、昨年比△420gの6.23kg。
この減量分が、今年からつけたosmo action 5で相殺されると思うと、無情すぎて虚無った。
『カンナ屑みたいな減量のおかげで、思い出の映像に気兼ねなく投資できた』と勘違いすることにした。
DIE WITH ZERO。思い出に金を使ったのでヨシ。

□戦闘服
ジャージは昨年同様STYLE EVOLUTION。オリジナルを一着から作れるのが売り。個人的には品質も十分。今年も一着こしらえようと考えたが、新しいデザインも思いつかず、昨年と同じ戦闘服で。

唯一変えたのはエアロシューズカバー。大会4日前に筋肉ブロガー軍師より調達命令を拝受。「〇W改善するから履け!!」とのご命令。軍師の言うことは絶対。VELOTOZEのエアロシューズカバーをヨドバシで大至急注文して金曜に到着。間に合った。ドレスコートをクリアして処されずにすんだ。軍の規律を守れてよかった。
※筋肉ブロガー様には1年間SNSでイジられ続けたので、ここぞとばかりにこのnoteでイジり返すぞ!

□妻の後押し
6/5(金)。まだ腹の子は生まれない。元々5月中に出まれる算段だったが、どうにも生まれる気配がない。立ち会いできないリスクを冒して富士ヒルなんぞ走ってて良いのか?一生後悔するぞ。
大会前日6/6(土)に、生まれていなければDNSと決めていた。妻に改めて相談すると「一年努力したんだから出ろ。その分育児を頑張りゃいいから。あと、言っとくけど一子の時も立ち会ってねーからな。(コロナ)」「えっ!?そうでしたっけ?(忘れてた)」と背中を押される。なんちゅう女や。
私「御意。毎朝、明け方からガチャガチャ!ハアハア!ウェッウェッ!騒いで睡眠妨害していたのに。それを正当な努力とお褒めいただき、ありがたき幸せでございます。絶対に。絶対に。絶対に、表彰されずに里に帰ります。
そして、、、育児は全力!!vo2max!!で、果てるまで頑張ります!!
僕の名前は、、、『毎日vo2max』!!!」
「は?」
土曜出産で前日受付に合わないリスクを考慮して、だえもんさんに前日受付を依頼。金曜業後に荷物を託す。自分勝手な依頼にも、完璧にトランスポートしていただき感謝しかありません。
土日は大阪の義両親にヘルプを依頼して万全。毎年ありがとうございます。
私の富士ヒルは、妻の理解と冷めた目と、周りの協力で成り立っています。
□仕上がり
過去最悪(三味線じゃないよ)。無茶にFTP設定を上げ、完遂できないSSTmedを延々と続けた結果、「長く踏む」ことができなくなり、「辛くなったら足を止める」習慣が身についた。TTE?が弱くなっていたんだと思う。
高強度で踏むと心臓と足が「もう無理だよーとめてー」ってすぐに弱音を吐く。
昨年徹底していた「言い訳に耳を貸さない」が効かなくなり、すぐに足を止める雑魚と化した。
特に最悪だったのが、一週間前の三ヶ根。怪鳥久保さんと塩澤さんとの貴重な練習機会。スタート数秒で速攻ダウン。そこから13分地獄の坂道。まさかの三ヶ根足つき。バッドデイ?オバトレ?の嫌な感覚が頭にしみつく。
焦って回復が大事!とか言って余計な糖質を取り始める。米粉パン、白米。たくさん食べた。
テーパリング週で「踏めない」嫌なイメージを振り払うこともできず、もうどうにでもなれ!で当日が近づく。
□移動日
6/6(土)。前日。まだ生まれない。
「俺が富士ヒルから帰ってきてから生まれるつもりやな!賢い子やで!!ほな、行かせてもらいますわぁ!!!」と調子よく解釈。
妻に負担をかけて出産が早まるといけないので、ギリギリまで子の面倒を見る。
上の子2人に延々「かくれんぼ鬼ごっこ」という創作遊戯に付き合わされる。
あれ。走るのってこんなに辛いっけ。階段ってこんなに疲れましたっけ。TSS100。どっぷり疲労して昼から富士へ向かう。
・11時00分。昼飯。
前日朝から毎年の固定メニュー。白米300g+α。

来年はあんこの団子にしよう。
・ 12時00分。出発。
富士宮経由で。帰りに朝霧でソフトクリーム食べたいけど寄ってる時間はなさそうだ、家族旅行でこよう。
・15時。歩成着。
だえもんさん、山猫さんの歩成の食事に同席して受付荷物を受け取り。ありがたや。
・16時。民宿着。
登場した宿主が絵にかいたようなイジワルババアで横転。
歴史ある建物で民宿全部の騒音がダイレクトに自室に響く、ライブハウスなら200点の仕様。安宿なので文句は言えず。
風呂は一人で入るには大きくゆっくりリラックス。熱めの温度設定に、ババアの人となりを感じてシンミリ。
共用の冷蔵庫でカニが冷凍されてる。ババアがたまの贅沢の楽しみに食べるのかな。イジワルババアにも人並みの四季折々の生活があるのを感じてシンミリ。
・18時30分。メシ→入眠。
テレビ見ながらメシ。飯尾とくっきーが「人の名字を聞いて金をもらう」番組見て、うらやましくなりながら布団に入る。

今日は早く寝れそうだ。と、思ったのも束の間。
何か頭にひっかかる。すごく気持ち悪い。なんだコレ。ちょっと待て。よく考えたらおかしい。さすがにおかしい。寝れない。
一つの疑問が頭をかき乱す。
「人の名字を聞いてお金を稼げる仕事ってなんだ?」
脳内で我が子が聞いてくる。
「父ちゃん。『人の名字を聞いてお金を稼ぐ仕事』ってナァニ?なんで、『人の名字を聞いてお金を稼ぐ』人がいるのに、父ちゃんは『お金を払って1時間坂道を登って大変な思い』をしているの!?」
悪気のない娘から詰められ、世の中の不平等に気付かされた。
俺の人生、、、どこで間違った、、、?
でも、今更悔やんでも仕方ない。これは誰かに決められたことじゃないし、俺が決めた運命、人生。
いや、そもそも『人に名字を聞いて金を稼ぐ』という、いかにも楽そうな仕事を得るために、両氏は私には想像のつかない苦労を重ねてきたはずだ。
まずその道に進む決断をした時点で並の気概ではない。人並外れた数多の決断、努力の果てにようやく『人に名字を聞いて金を稼げる』のだ。
すべては自分の選択。並のサラリーマンになって富士ヒルで24km悶絶することを決めたのも全部オレ。
『自分が決めた道なんだ。』と、脳内の娘に説明して眠りにつく。『娘よ、自分の人生は自分で決めて切り拓くんだぞ。』
娘はポカーンとしてた。21時ごろ入眠。
あれ。これなんのnoteだっけ。
ちょっとここまでふざけすぎちゃった。
長くなったので分けます。当日編はこちら
