#4 日能研TMクラスの基準〜凡人親子のTM奮闘記〜
これは日能研TMクラスにうっかり紛れ込んでしまった凡人親子の苦悩と葛藤の記録です。
小3秋。
我が家の長子は日能研の小規模校舎と大規模校舎での2回の体験授業を経て、TMクラスへ通塾する事を決めました。
でも実は、この2回の体験授業で私の中には小さな『違和感』が生まれていました。
そしてその『違和感』は入塾前の保護者向けガイダンス参加後に、一つの『確信』へと変わっていくのでした…
第4回目の今回は、その小さな『違和感』から凡人母がうっすら気付いてしまった『TMクラス基準のちょっと怖い真実😱⁉️』についてのお話です。
《日能研TMクラス》
そもそも『日能研TMクラス』って一体どんなクラスなのでしょうか?
今回は、まずこの『日能研TMクラス』について簡単にお話しする事から始めます。

『TMクラス』とは『トップオブマスタークラス』の略なのですが、一言で言えば
『日能研で最難関校を目指す為に設置された地域選抜クラス』
ということが出来ます。

秋の小3公開模試で『TM認定』を貰うと、このTMクラスのパンフレットが速達で送られて来るわけですが😅、そこには『いかにTMクラスが素晴らしいか❗️』そして『いかにして子供の実力をトップレベルまで伸ばしていくのか❓』という最難関校合格までのパーフェクトストーリーが事細かく綴られています。
そして、このパンフレットを読むとですね…
中学受験にそこまで熱心でない凡人夫婦でも、ちょっことだけその気になっちゃうんですよね😅
だって
✨『頂点の景色と空気』✨
✨『一緒に見よう。感じよう。』✨
なんて言われたら、舞い上がらない家庭なんてあるのでしょうか?
さらに特筆すべきはTMクラスの難関合格率❗️

最難関校合格率100%って…
流石に盛り過ぎじゃ…😅と思うわけですが、

以上が2025年のTMクラスの実際の実績となっています。
これを見ると6年生後期までTMに残れた場合には、難関校への合格はほぼ確約されたと言っても過言ではないように感じられます‼️
この難関合格率はあのSAPIXのαクラスさえも凌ぐと言われている程なのです❗️
これを見てしまったら、頭の中の選択肢に『御三家』の『ご』の字すら無かった凡人夫婦でも、うっすら淡い期待を抱いてしまうのも仕方がないですよね😆❗️
《体験授業で感じた『違和感』》
そんな淡い期待を胸に抱きつつ、2回の体験授業に臨んだ我が家ですが、ここで凡人母は小さな『違和感』を感じる事になります。
それは小規模校舎・大規模校舎でともに
『TMクラスは残るのが本当に大変❗️』
と何度も強調された事でした😵
もちろん私もTMクラスが選択肢にあがった時点で多少は調べていますので、TMクラスが残るのが大変なクラスだという事くらいは頭では理解しているつもりでした。
それでも体験授業に行く度に先生方に
『TMクラスは残るのが大変❗️』
『TMクラスは残るのが大変❗️』
と繰り返し何度も言われてしまうと、どうしても『違和感』を感じざるを得ません💧
だってSAPIXのαクラスに入ったからといって、『αクラスに残るのは大変ですよ〜❗️』
なんて何度も強調されないですよね😅
ただ、体験授業の時は、
『そこまで強調しなくてもいいのに…😓』
というくらいの小さな『違和感』でしかありませでんでした。
《TM基準》
しかし、体験授業で感じた小さな『違和感』は私の中で日を追う毎にムクムクと成長していき、やがて
(もしや・・・)
という『疑念』に変化していきました。
そして保護者向けガイダンスで室長先生のお話を聞いた時に、その『疑念』は
(やはり・・・)
という『確信』に変わったのです。
それはガイダンスで
『TMクラスに残るための基準』
についてのお話を聞いた時のことです。

少し細かいですが、これはTMクラスのクラス替えスケジュールです。
これを見ると4年生では「育成テスト」と「公開模試」、5年生以降は「公開模試」がクラス替えの対象テストとなっています。
そして、これらのテストの複数回の平均値が各期間で一定の基準を超えると『TMクラス資格』が出されるという仕組みです。
基本的に5年生までは2ヶ月に一度、6年生前期ではほぼ毎月クラス替えが行われ、6年生の夏以降はクラス替えは行われません。
では、『TM資格』が貰える基準はどのくらいになっているのでしょうか?
以下、各学年別にまとめてみました。
⭐️4年生⭐️
《育成テスト》
→全国300位以内
《公開テスト》
→偏差値65以上or全国300位以内
⭐️5年生⭐️
《公開テスト》
→偏差値66以上or全国300位以内
⭐️6年生⭐️
《公開テスト》
→偏差値67以上or全国300位以内
因みに《育成テスト》とは範囲の決まった日能研内部生向けの復習テストの事で、頑張れば比較的点数を取りやすいものです。スパンの短い中学校の定期テストみたいなイメージで偏差値も出ません。
一方、《公開模試》は範囲が決まっておらず、外部生も受けるものである事から、短期的な努力だけでは結果は出にくいものとなっています。
4年生の内はより簡単とも言われている《育成テスト》もクラス替えの対象テストとなっている事から、比較的『TM資格』が出やすいものと思われます。
それが5年生、6年生と学年が進むにつれて、対象テストは《公開模試》のみとなり、上位300位以内という基準は変わらないものの、TM基準偏差値は65→66→67へとハードルが高くなっていきます。
普段はぼんやりしている凡人母の頭の中の電卓がカチカチと動き始めました。
⭐️4年生初めで《公開模試4教科》の受験者数は約8000人程度。
・この中で300位は上位3.75%
・偏差値65は一般的に上位6.7%
⇩
⭐️6年生夏に《公開模試4教科》の受験者数は約10000〜12000人程度。
・この中で300位は上位2.5%
・偏差値67は一般的に上位4〜3%
こう考えると、6年生夏までTMクラスに残るためには《公開模試4教科》で常に上位3%くらいをキープし続ける必要がありそうです💧
因みに長子は日能研に入る前、10回以上にわたり全国模試を受けてきましたが、上位3%以内に入ったのは、たったの1回しかありません😵💫💦
(ああ。絞られていくんだ…)
私は日能研の先生方が何度も
『TMクラスは残るのが大変❗️』
と繰り返し言っていた理由、つまり私が感じた小さな『違和感』の正体を、この時やっと理解したのでした。
そう、日能研TMクラスは4年生の内は比較的緩い基準の下、300人弱の大勢でスタートしますが、学年が上がるにつれてその基準を厳しくしていき、最終的には100人弱まで人数を絞っていくのです。
しかも、クラス替えの判定は複数回のテストの平均値でもあるので、最終的に6年生の夏まで、ほぼ全てのテストで金太郎飴の様に偏差値67以上を叩き出せる子ーつまりは4教科どの単元でも常に安定した好成績をとれる子のみがTMクラスに残れるという事になります。
これは、6年生夏までに
『この子は確実に御三家に受かるだろう』
と日能研に判定された子供のみがTMクラスに残れるという事に他なりません😱
さらに日能研のカリキュラム自体に目を向けても、この『TMサバイバル』がいかに壮絶なものになるかが予想できます。
日能研のカリキュラムは他の大手塾に比べ進度が遅く4年生の間はゆっくり進み、それが5年生の後半から徐々にペースアップしていき、6年生前半では怒涛の勢いでカリキュラムを仕上げていくと言われています。
そんなカリキュラムの中でTM基準値をどんどん上げ、人数を絞っていくのです。
でも、このシステムって何かに似てると思いませんか?
ほら、小学生の体力テストでやるアレです。
アレ❗️
そう、『シャトルラン🏃♀️』です❗️
最初は緩やかなペースで始まり、みんな一緒に走り始めますが、疲れてきたところでどんどんペースが上がっていき、体力やスピードがない者からどんどん脱落していくという恐怖の持久走です😱
凡人夫婦は入塾前の保護者向けガイダンスで初めて、我が子がこの『シャトルラン』なみの過酷な『TMサバイバルレース』に足を踏み入れてしまった事に気付いたのでした。
『TMクラスに残るのは確かに大変そうだ😱』
淡い期待を胸に抱き夢うつつの世界にいた凡人夫婦は、厳しい現実を目の当たりにして一気に現実世界に戻って来たのでした。
《まとめ》
今回は①TMクラスと②4年生から6年生までの『TM基準』ついて簡単な考察をしてきましたが、ここでの数値は年度によって変動するものですし、何より凡人母によるかなり大まかな予測値ですので、本当に参考程度に見て頂けたらと思っています😅
ですが、ガイダンスで聞いた話によると
『4年生の最初に各教室24〜25名でスタートするTMクラスですが、6年生の最後まで残る人数は例年10名前後になります。』
との事ですので、最初の人数から最終的には半分以下に絞られるのは確実です😨
しかも、この最終10名には複数校舎の下のクラスから上がってきた地頭の良い子や、さらには他の大手塾からスライドしてきた強者も混ざっているので、純粋に4年生から生え抜きで6年生の最後までTMクラスに残れる子供は多くても1/3〜1/4程度だと思われます。
そう考えると、運良く4TMに紛れ込んでしまった我が家の長子が、最後の6TMまで残れる確率は、ほんの数%といったところでしょうか😵💫?
正直、この『TM基準』の話をガイダンスで聞いた時、うっすら淡い期待を抱いていた凡人母は『ちょっと、聞いてないよー‼️』とダチョウ倶楽部ばりに心の中でツッコミを入れてしまいました😅
でも普通に考えたら、当然と言えば当然のことなんですよね。
そうやって絞っていかないと、TMクラスのあの驚異的な合格率や合格実績を出すことはできません❗️
そして、人数を絞っていくからと言って、日能研がTMクラスで最難関校を目指す子供を本気で育てようとしている事実は何ら変わりはないのです。
結局私が最初に感じた『違和感』の正体とは、私がTMクラスに抱いていた『TMクラスなら長子を難関校レベルまで伸ばして貰えるかも?』という淡い幻想と、『実力が伴わない者は容赦なく切り落としていく』というTMクラスの厳しい現実とのギャップであったといえます💧
ただ、今回こうして『TMクラスの厳しい現実』をきちんと見つめ直す事によって、私は
『難関校合格は受動的に与えられるものではなく、熾烈な競争を勝ち残って能動的に自ら掴み取るものである👊❗️』
という中学受験の当たり前の事実に改めて気付く事ができました。
果たして我が家の角番大関長子は、この先どこまでTMクラスに食らいついていけるのでしょうか?
凡人親子にとっては本当に厳しい戦いが予想されますが、今更ジタバタしても仕方ありません。
だってもう、親子でTMクラスのバッターボックスに立ってしまったのですから。
『とにかく来た球を打つ⚾️』
凡人親子に出来る事はこれしかありません❗️
中学受験という嵐の大海原に出航する前に、小さな、それでも確かな決意を固めた凡ママでした🐷
今回は『TMクラスの厳しい現実』という事についてお伝えしてきましたが、またまたかなり長い記事になってしまいました😵💦
ですが、今回も最後までお読み頂き本当にありがとうございました😊✨
