創作大賞への挑戦。恋愛小説を書いていたら、いつの間にか「人生」を書いていた話
創作大賞の恋愛部門に応募する小説を書き終えました。
文字数は、約2万字。
こんなに長い小説を書いたのは初めてでした。
もともとは、noteの記事として書いていた恋愛小説が始まり。
結ばれなかった男女の話。
どこか切なくて、少し苦しい物語。最初はそんな物語でした。
けれど書き進めるうちに、最初に思っていた場所とは違う方向へと膨らみ、歩き始めました。
誠は父になり、昇進し、責任ある立場になりました。
美緒は娘を育て、反抗期や進路に悩み、やがて娘を送り出しました。
親との別れもあり、気がつけば、恋愛を書いているつもりで人生を書いていました。
不思議なものです。
若い頃なら、恋が叶うか叶わないかが物語の中心だったかもしれません。
けれど50代の折り返しを迎える今の私だからこそ、その先にある時間を書きたくなりました。
誰かを好きになった後の人生。
別れた後の人生。
選ばなかった道の人生。
失ったものと、手に入れたもの。
そんなものを書きたくなっていたのです。
そして書いているうちに、一つの言葉が浮かびました。
「人生の証人」
誠と美緒は結ばれない。
一緒にもならない。
会うことさえしない。
それでも、お互いの存在は消えない。
人生の節目で思い出す。
子どもが生まれた時。
昇進した時。
娘が巣立った時。
親を見送った時。
相手がそこにいなくても、自分の人生を知っている誰かがいる。
それは恋人でもなく、家族でもなく、友人とも少し違う。
けれど確かに存在する関係。
書き終えた今、この物語は恋愛小説だったのだろうか、と思います。
もちろん恋愛小説。
けれど、それだけではない気もしています。
人は誰と人生を生きるのか。
そして誰に人生を見届けてもらうのか。
そんなことを考えながら書いた物語になりました。
私の頭の中の物語が、形になりました。
小説を書こうと思うたびに、理想と、言葉が一致しない。
言い回しが違う。何かが違う。
考えだしたらきりがなく、ぐるぐると渦をまいています。
それでも書き続けられたのは、この二人の人生の続きを、私自身がどうしても知りたかったからです。
誠はどう生きるのだろう。
美緒は何を選ぶのだろう。
そんなことを考えながら、数ヶ月も二人と一緒に歩いてきました。
創作大賞にエントリーしました。
短く区切って連載形式にしようか、それとも一気によんでもらう形にしようか。
映画のように情景を思い浮かべながら読んでほしい…
など、色々と考えた末、1本にまとめて投稿をする形にしました。
絵本を送り出した時と同じで、作品を送り出す時は、いつも緊張します。
「もう少し気楽に!」とも思いますが、こればかりは性格ですね……
何度も読み返し、ドキドキの投稿でしたが、今はほっとしています。
結果は分かりません。
けれど一つだけ確かなことがあります。
この物語を書き終えて、美緒と誠を送ることができました。
最後に、
「私の人生の証人は、あなただった」
という一文にたどり着くことができました。
それだけで、この数ヶ月には大きな意味があったのだと思えます。
振り返れば、苦しくも、とても幸せな時間でした。
とにかく、私、よく頑張った☺️
そして、挫けそうになった時に応援の言葉を送ってくださったnoteの皆様。
本当に本当に感謝しかありません。
一人だったらきっとここまで辿り着けませんでした。
noteの世界は温かい🌈
そんなことを改めて感じています🙂↕️
創作大賞 恋愛小説部門応募作品
『私の人生の証人は、あなただった』
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